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もんく [とある南端港街の住人になった人]

住む場所を選ぶということ

引越して最初はそれがどんな場所でも大概は観光の要素が入り込む。「どんな場所」と言ったが「どんな場合」というのもある。

ずっと昔、大学を出て就職したのはそれまで住んでいたのとは遠い所だった。そして、大きな工場を持つ企業だったので最初は寮暮らしとなった。寮はマンションやアパートのようなものではなくて、期間工の人たちや工場で働くために別の地方から集団で就職してきた人たちが住む建物で一部屋に最大4人が寝られるようになっている寝台車を大きめにしたような部屋だった。(あの会社、今でもあれを続けているのだろうか? ちょっとおもった。)

それだけ聞くと夢も希望も無い住み方のようではあるが、どんな場合でも多少の気持ちの余裕というのはあるもので、土日には外に出て近くの繁華街や珍しい何かを見たりしていたものだった。それ以後も、引越しといえばだいたいに於いて仕事の為だったが、どこでもそうした余裕はあったものだ。

今はと言えば、仕事は辞めていて時間は自由だし、もちろん住む場所は好き勝手に選べた。それで、前置きが長くなり過ぎたが、こうして好きな時に街を歩いて写真を撮っていたりする。





今、ようやく場所優先に住む場所を選べるようになったが、本当ならば最初からそうすべきだったのではないかと感じる。

就職というような事をする場合、考慮するのはまず自分何ができるかの方で、大学を出たら専攻した科目をできれば最大限に活かせる仕事や企業を選ぶ。地元に帰ると決めている人以外はだいたいそうだろう。場所は二の次だ。その時点で間違えていたのだと考える。例えそれがやりたい事だったにせよ、自分自身の生活よりも他人の設定した課題を優先する事になるのだから。

何てバカな・・・
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