新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

四柱の各柱とこれから…

2021年02月23日 | 四柱・その他
四柱推命は年月日時間の四つの柱から成り立っています。
年柱は先祖や霊的な背景を表し、月柱は親や兄弟を表し、日柱は自分と配偶者、そして時柱は子孫や自分の晩年や寿命等を表しています。
年代的には、日柱は初年運(20歳ぐらいまで)、月柱は働き盛りの中年運(30~50歳)、年柱は壮年運(50~65歳)、時柱は最晩年期の65歳~死ぬ迄とも言われています。

人間とは勝手なもので、若い世代の人は、若いころの運が大切だと言い、中年期の働き盛りの人に聞くと、働き盛りの運が大切だと言い、お年寄りの方に聞くと、晩年が良い方がと言います。…たしかにそうだと思いますが、自然界の全てのものは波で出来ています。満ちれば欠け、欠ければ満ちるのが自然界の原則…月の満ち欠けが良い例です。

一年にも春夏秋冬がある様に、人の一生にも春夏秋冬の様なものがあり、当然、辛い冬の時期は環境が整わず、思い通りに物事が進まないことが多い様です。
初年に良い運が来るか、中年に良い運が来るのか、晩年に良い運が来るのかは、命式本体と大運との関係、生年月日刻という命式で変わってきます。
また、商売向きなのか、学者向きなのか、サラリーマン向きなのか、はたまた、自営業向きなのかも、命式(生年月日刻)を見ることでタイプの違いわかります。

人は、様々なことを自分で選択し、決定できる自由意志を持っていますが、自分で生きているようですが、実は生かされている結果的な存在でもあると思います。
気付いてみたら、生まれていたし、男であった、あるいは女であった。
また、この様な容姿で生まれていたし、この時代に、この国に、この様な性格で生まれていた…という結果的な存在ともいえると思います。
生まれるのも死ぬのも、自分で決定できる様で出来ない存在が人間だと思います。

ある程度の年代になって、四柱推命の鑑定を受けてみると、命式や大運の流れの通りに生きている自分に気付く場合も多いものです。
自分自身で決定し、自分で生きている様で、実は命式という遺伝子の通りに生きている自分を発見することが多々あります。

比劫・食傷・財星・官星・印星、そして五行のバランスがそれなりに良い命式なら、それでも一般的な人生を歩みやすいと思います。
しかし、変通星や五行が極端に偏った命式の方の場合は、自然界(宇宙)の法則を知って、命式をコントロールする生き方をしないと、命式に振り回された人生を生きる場合も多くなります。

人それぞれ、天からいただいた役割(天命)は異なります、自分の命式を知って、それを活かす生き方が最も幸福な生き方だと思います。

人体は様々な内容で構成されています。
頭もあり、手もあり、足もあり、胴体もあり、首から上には、目も鼻も口も耳もあります。
それらが、互いに連携しあって、一つの個体を活かしています。

それと同じように、人には手の様な役目を持った命式、足の様な役目を持った命式、頭の様な役目を持った命式等、様々な命式があります。
これらが、互いに連携しあって、一つの社会を構成しています。
人間の様々な器官が神経で繋がっているように、21世紀は、77億の人類が心という神経で繋がる時代となるでしょう…。

20世紀が物質の時代なら、21世紀は心の時代、そして、人の心と心が繋がる時代になると思います。
外的な価値観から内的な価値観に焦点が当たる時代になると思います。
外的には、インターネットやSNS等で環境は整いました。
あとは、私たちの心が利他的になればOKだと思います。
自分を知って自分を活かす…知命と立命の時とも言えます。
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2 コメント

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勝負運 (中村主水)
2021-02-27 14:50:11
四柱推命の奥の深さには、痛感します。私の場合、人生のここぞという時に負けてしまうような気がします。己の心の弱さのか、それとも運が、ないのでしょうか。それでもまだ、闘志は、消え去りません。どのようなことを心掛ければ、運命が開かれるのですか。
アドバイス戴けませんか。
返信する
Unknown (中村様へ)
2021-02-27 16:45:29
陰は陽の為に、陽は陰の為にですね…。
自分自身の命式を他の為に人類の為に活かすことだと思います。また、その為には、自分が活かされている存在だと気付くことであり、その愛を感ずることだと思います。人は、絶対者(神)から愛されていることを感ずると、為に生きたくなるのだと思います。
返信する

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