新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

四柱推命は命式均衡論?

2017年05月01日 | 今日の出来事
四柱推命では日干は自分を表します。
日干と同じ干を比肩と言い、比肩には自我の意味があります。
故にこの星を命式に持つと自意識やプライド、独占欲・独立心が旺盛となり、自己実現欲に対する思いが強くなります。適度な自我は物事を達成するのに必要ですが、強すぎると人間関係で支障を生じ、孤立する場合もあります。

また、食傷は日干(自分)から生じた変通星で、感受性や表現力等の才能を表します。食傷には食神と傷官とがありますが、特に鋭角な才能を表す星が傷官です。傷官が良く働くと天才的な才能を発揮することが出来ますが、その繊細さと鋭さ故に、過去のトラウマが原因で問題が生ずる場合もあります。

次に財星(偏財・正財)がありますが、財星は優しさや家庭性を表し、この星は情的な世界や利の世界に関心を持つ傾向があり、特に情を中心としたコミュニケーション性を持っています。母なる大地の様に、夫(主体)に従い、子供の思いを受けとめ守る要素を持っています。

財星が生ずるのが官星(偏官・正官)です。官星は社会性やモラルを現し、常に社会を意識し、社会の中で自分を活かしたいと思う欲求が強くなります。キャリアウーマン等で活躍する人には、官星が多い人も多いものです。

最後に印星(偏印・印綬)ですが、比肩が自我(本能)なら食傷は本能に根差した衝動(子供の様な感情)。そして財星(家庭を持ち)、官星(社会に生きる)と成長し、最後に到達するのが文化・文明や哲学等の人間のみが到達する英知の世界です。

この様に、自分の核(比肩)を中心に、→少年少女→青年・中年→中年・熟年→老年と、陰陽五行がバランス良く配置されている命式は比較的無難な命式と言えますが、そうでない場合はその特徴を活かした生き方が大切だと思います。
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