上図はある男性の命式です。
この命式の場合はこの様な見方もできます。
日干:甲です。
甲は自然界では大木の様なものです。
大木が育つには暖かい太陽の光と適度な水分が必要です。
この命式では日支の「午」と時上の「丙」が太陽の光で年上の「壬」が適度の水分となります。
また、大木が育つには柔らかい豊かな土が必要です。
この命式の場合は、月上の「己」が柔らかい土となっています。
柔らかい豊かな大地に根を張った大木は、太陽の熱と光、そして適度の水分を得てスクスクと育ちます。
大きく育った大木は、夏の暑い日には人々に日陰を提供します。
しかし、育った大木は山から伐採され製材所に運ばれ、柱や板等の建築材料に加工されて初めて社会の役にたつともいえます。
また、大木の伐採時期は秋から冬が良いとされていますが、この命式の男性は酉月(秋)生れです。
そして、伐採や加工に必要な斧やノミは命式中の年支と月支の「申」「酉」の(金)がその役目を果たしています。
上図の命式は、五行がバランスよく備わった命式といえます。
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