新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

家和万事成(いえわしてばんじなる)

2023年03月03日 | 四柱・その他
東洋の考え方に「陰陽論」というものがあります。
簡単に言えば、この世の中は、全て陰陽で出来ているということです。
例えば…
  (陽)⇔(陰)
原子:陽子⇔電子
分子:陽イオン⇔陰イオン
植物:オシベ⇔メシベ
動物:雄⇔雌
人間:男⇔女
ですね…
太陽系も、太陽の周りを惑星が回っています。
ミクロの世界からマクロの世界まで構造は同じですね…
そして、人間は万物の霊長とも言われていますので、
人間の男は、自然界の半分である陽の世界の代表であり、
人間の女は、自然界の半分である陰の世界の代表とも言えます。
男がどんなに頑張っても自然界の半分しかわからないのですね…
しかし、男女が愛によって一つになると(結婚すると)、そこで初めて半分と半分とが一つになって、
丸いリンゴの様に完成するのだと思います。
結婚によって、互いのものを相続しあうのですね…。
結婚して夫婦になると、違う世界(景色)が見えて来るのだと思います。

独身時代が5合目から見た景色ならば…
夫婦になって見える景色は7合目の景色とも言えますね…
そして、子供を産んで父母になると違う形式が見えて来ると思います…
それは、8合目の景色かも知れません…
最後は孫ができて、御祖父さん御祖母さんになって見える景色…
これは、9合目の景色とも言えるかも知れませんね…
それでは、山の頂上から見える景色はどんな世界が見えるのでしょうか…
皆様も考えてみて下さい。

昔の日本は、祖父母世代と父母世代と孫の3世代が一緒に暮らす家庭が多かったですね…
祖父母は過去を代表し、父母は現在を代表していますし、子供は未来を代表していますす。
樹木で例えれば、根っこと幹と枝の様なものですね…
根と幹と枝が一つになっている樹木は美味しい実がなるでしょうね…。
枯れることもないと思います。

夫婦は横の関係…
親子は縦の関係ともいえますね…
この縦と横の関係スムーズに繋がっていると、心は安定すると思います。

極端に言いますと、夫婦が互いを否定すると宇宙の半分を否定したことになりますし…
親を否定すると、過去を否定したことにもなりますし、自分という存在の原因を否定したことになるので、自分の運が下がるのだと思います。
また、自分が親になったときに、子供との関係に支障が出て来る場合も多いのですね…

四柱推命的には…
年柱は先祖や祖父母、霊的なバックボーンという意味がありますし、
月柱は親や兄弟で特に親を表し、月干は父、月支は母とも捉えることができます。
そして、日柱は自分と配偶者の柱で、日干は自分、日支は配偶者とも言えます。
時柱は子孫や部下運、そしてご自分の寿命や晩年運を意味すると言われています。

年月日時間の干支で8つの星(●)…八字が出来るのですが、
日干から見て他の7つの星(●)が良い関係になっている場合は、
生まれながらに、福運を多く持って生まれてきているとも言えますが…
命式中に、凶星や冲・刑の多い命式は、大きな宿題を持って生まれて来ている場合も考えられます。

良い命式を持って生まれた方は、人生という山登りも比較的スムーズに登れる場合が多い様です。
しかし、凶星や冲・刑が悪く働いている命式の場合は、険しい山道を登らねばならない場合も多い様です。
良い環境を与えられない場合が多いのですね…
故に人一倍 苦労する場合もあると思いますが…
苦労を感謝で越えていくと、凶星の良さが出てきます。

今回のタイトルの「家和万事成」…ポイントは、親子・夫婦がいかに一つになるかですね…
そして、家庭が一つになれば、社会も世界も一つになり平和になると思います。
苦労を感謝で越えられれば良いのですが…
夜明け前が一番寒いですからね…

クリックしてね

教室案内






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 偏印 墓 | トップ | 分離の星 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

四柱・その他」カテゴリの最新記事