新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

人生に別れがつきもの。

2024年04月15日 | 四柱・その他
自我や分離を表す変通星の代表が比肩だと思います。
比肩とは肩を比べると書きますが、一般的には「肩を並べること、同等であること、匹敵」という意味があります。

四柱推命的には、日干と同一五行で陰陽も同じということですから、「自分・分離・兄弟姉妹」という意味にもなります。
四柱八字の中で自分を表す日干と同じものが他にも有る訳ですので、自我が強くなるのですね…

通常、荒波のこの世界を生きるにはある程度の自我が必要だと言われます。
年月日時の四っの柱の干支ですので、全部で8つの星(●)が出るのですが…
その中で、比肩(自星)に 男性の場合は3個、女性の場合は2個ぐらいが良いと言われています。

時々、この比肩に星が6個ぐらい固まる方がおられますが、そのほとんどの方は強烈な個性を持たれた方が多い様です。
特に、月上の天干が比肩で、その十二運が旺相(帝旺・建禄・冠帯)の場合は、かなりの個性的な方が多い様です。
月上 比肩 建禄などがあると、自己顕示欲が強くなると思います。

人に頼らず自分で…という場合が多くなるので、マイペースな方が多く、ご自分の思いを大切にするのだと思います。
その様な場合…
良い面では自立心が出てきますが、悪い面が出ますと我儘になり、それが原因で別れが生ずる場合も多々あります。

比肩の強い命式の方は、その様な思い(自我)が心の内部から湧き出て来るのでしょうね…
まるで、もう一人の自分が自分の身体(心)の中に同居して、その自我を貫いているようにも感じます。

遺伝的には、私という個人は、親や先祖の結実ですので、私の中にその様な先祖の記憶(思い)が残っていてもおかしくはありませんからね…。
月上に旺相する比肩を持たれた方は、自我が強すぎて独りで生きてしまった魂の思いが残っているのかも知れませんね…
その様な観点から見ますと、命式は「遺伝子」とも捉えることができるかも知れません。

また、その様な星(変通星)を持つと、内面的にその様な思いが湧き出てくるだけではなく、外的にもその様な環境が与えられます。
これらは「運」の持つ大きな特徴の一つだと思います。

比肩は竹を割った様な真直ぐな自己を表す星で、財という宝を剋します。
同じ財を剋す星ですが、針金を曲げた様な自我の星が劫財や敗財という星(変通星)です。
敗財には弱気の身勝手さがあり、劫財には強気の身勝手さがあります。
ここで言う財という大切なもの(宝)は、愛(家庭)と生命(健康)と財産と言えるでしょう…。

上記は、比較的比肩が太過(強い)人の命式の説明ですが、なかには比肩(自星)が一つで五行の財官だけに星が固まる方もおられます。
比肩1個で財官合わせて7個になると、俗にいう財殺の命式となります。
この様な命式の方は、俗にいう良い性格の人が多いですが、外的(表面)な世界に振り回されて自分を見失ってしまう方も多くおられます。
人間には心と身体の両面がありますので、内外の両方の価値観を持つ必要があるのですね…。

クリックしてね

オンライン講座へ




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 水に縁があるのか… | トップ | 歴代の人気ハリウッド女優の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

四柱・その他」カテゴリの最新記事