新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

比肩について…。

2022年11月04日 | 四柱・その他
さて、先回は「比肩」について書きましたが今回もその続きを書きます。
比肩を辞典でひくと「肩を並べること、同等であること、匹敵」という意味が出てきます。
四柱推命では、「自分・我・分離・個性」という意味があり、人間関係では「自分自身・兄弟姉妹・同僚・ライバル」を表し、作用では「財を剋する」星と言われています。
また、同じ比肩でもその下に付く12運によっても少々雰囲気が変わってきます。
例えば…
比肩 帝旺の場合は自我が非常に強くなり、比肩 沐浴は我儘な世界が強調される場合もあり、比肩 絶の場合は、或る日突然消え去る様な意味合いも出てきます。
男性の場合、会社でも自分の立場が無く、家庭でも存在感の無い様な夫(父)が或る日突然蒸発…比肩 絶にはその様な意味合いもあるかも知れません…

また、比肩が命式の天干に出ていると、別れと言うものが顕在化しやすい傾向が出てきますので、比肩は地支に出る方が良いと言われています。
地支にある方が、日主の根っこがしっかりしてくるのですね…。
五行では男性の場合は3個●●●、女性の場合は2個●●ぐらいの比肩が良いと言われています。

比肩に似た星が劫財や敗財ですが、劫財や敗財は表面的には人に合わせることが出来ます。
特に敗財は人情に流されるので比肩とは異なるイメージがあり、表面的には優しく見えますが内面には自我がある様です。
しかし比肩の場合は、竹を割った様な性格で、嫌なものは嫌というサッパリした世界が強い様です(特に旺相する比肩の場合)。

命式本体に強い比肩を持つ場合…
特に月上の中心星に旺相する比肩が有る場合等は…
ともすれば…比肩が持つ「分離」の思いが心を覗かせる場合が多い様です。
命式にとって良い大運が廻っている時は良いのですが…
そうでない場合は、自分の世界に入り、独りで生きることを考える場合も多い様です。
また、独りの時間を好み、周囲が煩わしくなる場合も出て来ると思います。

自分で考え、自分で選択して行動しているようですが、いつの間にか命式に支配されている自分を感ずる場合も多いですね…。
宇宙(自然界)の法則を正しく理解し、その法則を中心として命式を支配できる人になりたいものですね…。

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