新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

五行のバランスが良い命式

2022年01月11日 | 四柱・その他


人には個性がある様に命式も様々です。
比肩→ 食傷→ 財星と、お金を作る役目の命式もあれば、
官星→ 印星→ 比肩と、知的な才能を社会で発揮される命式もあります。
また、財官という、現実的な命式の方もおられれば、
印綬傷官という、精神的な才能を発揮されやすい命式の方もおられます。

亡くなられたテレサテン、島倉千代子さんの歌に、「人生いろいろ」という曲がありました。
かって、小泉元首相も国会の答弁の中で「人生いろいろ、会社もいろいろ」と答弁されたことがありましたね…。
十人十色という言葉がある様に、命式にも様々な命式があり、それぞれ生れて来た役目も異なるのだと思います。

強い比肩や偏官というエンジンで世に出ていくタイプもありますし、人の力を上手に借りて活きるタイプの命式もありますが、
何かを集中して成す(世に出る)ということは、何かを犠牲にする必要もあります。
特に一代目の人は苦労されたと思います。

さて、上図は、日干:甲の某有名人の命式を自然界で絵にして表したものです。
この方は、日本の作家・政治活動家で晩年は知事もされていました。
お子様達も其々、政治家・俳優・美術家と活躍されておられます。
(彼の命式)
・日干:甲…自然界では大樹を表し、太陽に向かって真っすぐに伸びる性情があります。
高い処から見おろす様なところや、急に怒り出すところが、甲の特徴かも知れません。
・甲の大樹には何が必要かと言いますと、よって立つ肥沃な大地(己)が必要。彼の場合は、月上に己があります。
その次に必要なのが、太陽の熱と光と適度な水分。彼の命式では月上の丙と日支の午、年上の壬がそれに該当するわけですね…。
また、大木が大きく育ったなら、斧や鋸で伐採し、麓の製材所で柱や板に加工され、社会で有用な材料として使われる必要があります。
年支・月支に申酉の斧やハサミが用意されているのも嬉しいですね…。
また、大木は秋や冬に伐採しますので、日干:甲の方は酉(9月)生まれが良いと言われています。
この様な命式は、運命の土台が確りした命式とも言えますね…。
天干に並ぶ変通星は正財・偏印・食神と、優しい女性的な星が並びますが、言動には強さを感じます。
それらは、確りとした運命の土台が有ったからだと思われます。

五行が偏る特殊な並びの命式も、特化した役目を持って生まれてきていると思いますが、
この様な、バランスの取れた命式も良いものですね…。

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