新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

食神 双並び。

2022年01月20日 | 四柱・その他
変通星は全部で11個あります。
比肩・敗財(劫財)、食神・傷官、偏財・正財、偏官・正官、偏印・印綬ですね…
敗財と劫財は日干の陽陰によって変わります。
日干が陽干の場合は敗財、陰干の場合は劫財となります。

この変通星を季節で表せば…
比劫は冬、食傷は春、財官は夏、印星は秋の様なものともいえます。
一般的に比劫の大運は、宝を表す財星を剋すので、注意の時期ともいえます。
植物にとっては寒い冬は忍耐の時とも言えます。

食傷は春、春になれば花も咲き、花が咲けば蝶々も飛んで来ます。
人で例えれば、多感な青少年の頃と言えるでしょう。

財官の夏は、太陽の暖かい陽射しの中で植物が繁茂する時期と言えます。
人間界では、財星で家庭を持ちお金を稼ぎ家を建て、官星で社会で活躍す時ですね…。

夏の働き盛りの財官の時期が過ぎると、知恵深い秋の季節(印星)を迎えます。
人で例えれば、70~80代ともいえますね…。
四柱推命では、時柱が晩年期を表し、時柱や晩年の大運が良ければ稔の秋とも言えます。

さて、上記タイトルは、春や青少年を表す「食神 双並び」です。
(食神)
・日干から生じられて、陰陽が同じもの(陰陽不配偶)。
・衣食住、福禄の星。明朗・聡明・長寿・色情という意味もあります。
・女命の場合は子供を意味する星。
・財を生じる星で、偏官(七殺)を抑える星。
・寿星とも言われている。

11個ある変通星の中で「神」が付くのはこの星だけ…。
食神は女性的な大人しい星なので、比肩・劫財(敗財)等によって生じられるのを喜ぶ。
また、食神は旺相を喜び、偏印と並ぶのを忌む。

食傷は多感な思春期の様な星です。
春にも、花が咲くうららかな春もあれば、春一番の突風のあります。
前者が食神で後者が傷官の様なものです。
純粋だが多感なガラス細工の様な時期(特に傷官)。

食神と傷官とはこの思春期の表と裏の様なものがあります。
表の部分が食神で…
人生を楽しみたいという思いが支配する星とも言えます。
楽しく、平和に、仲良く、恋をして、美味しいものを食べてのんびりと…という星とも言えます。

争うのは嫌いですので、切磋琢磨という星ではありません。
また、財を生ずる星なので、不思議と食べる事には困らない運を持ってます(倒食にならない限り)。
ただ、受身で流されやすい処もあるので、比劫や偏官等の強い星と並ばないと、事なかれ主義で人生を終わる場合もあります。

春うららかな花の様な星ですので、人気運があり愛嬌や色気もあります。
天干に食神が双並びの命式の女性は、不思議な甘い魅力を持たれた方が多い様です。
特に独身者の場合は、内縁を迫られる方もおられる様ですね…。
食神…華のある星です。

クリックしてね

通学コース

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする