上図の命式は、日干:丙で天干に不動産を表す辛の正財が双並びの命式です。
自分を表す丙が年月という先祖や親の辛の正財(不動産)を干合して引張っている命式ですので、先祖や親の財産(正財)を相続する運を持っています。そして先祖もそれなりの資産が有った。
また、命式中に墓や養もありますので、先祖の墓を守ったり、何かと面倒見の良い人の様にも思われます。
また、この様な行運…
大運:丙午 比肩 帝旺(羊刃)
流年:丙子 比肩 胎
比肩には分離という意味もありますので、親が高齢の場合は、別れの時ともいえます。
その場合…
当然、親の財産は子供が相続するわけですが、この様に大運と流年の丙の比肩が、年月の辛の正財を干合して引き寄せながら尅します…。
比肩には兄妹という意味もありますので、自分(丙)や兄弟達(行運の丙)が争いながら先祖(親)の財産を相続するという暗示も出てきます。
相続の問題で兄弟関係が悪くなる…時々聞く話ですね…。
財星には宝(大切なもの)という意味があります。
宝には、①愛と②生命と③財産とがあります。
当然、全て大切なものですが、その宝にも優先順位があります。
その順番は、愛>生命>財産の順番かも知れません…。
他の為に生きるのが愛の本質ですし、陰陽もその様な原則でできています。
財官も宝ですが、生き方という印星も大きな宝だと思います。
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新栄堂