先回は「魔が刺しやすい大運」ということで、敗財に付く帝旺（羊刃）の説明をしました。
そこで、今回は「羊刃」について、少し書きたいと思います。
・羊刃（ようじん）には帝旺となるものと、冠帯となるものがあります。
その中で、日干が陽干で、十二運が帝旺となるのを「帝旺羊刃」、日干が陰干で、十二運が冠帯となるものを「冠帯羊刃」といいます。
その中で、荒れやすいのが比肩・敗財・傷官に付く帝旺羊刃だとも言われています。
もちろん、劫財に付く羊刃も嫌ですし、財星に付く帝旺羊刃も、金銭問題には注意が必要だと言われています。
また、印綬や偏官に付く帝旺羊刃はそれ程ではないらしいです。
上図はある美人ファッションモデルのＡさんの命式です。
彼女の命式を見ると、月柱と時柱に「傷官 帝旺（羊刃）」が双並びし、年上の天干にも個性を表す比肩の沐浴が出ています。
五行を見ますと、木の比肩に星（●）が4個と太過し、太過した比肩が火の傷官 帝旺（羊刃）を増々生じています。
う～ん！ 強い個性と鋭敏な感性の持ち主ですね…。
個性が強い美人です。
優しく受けとめてくれる男性が合うかも知れませんね…。
傷官が強い命式の場合は、財星で傷官の気を抜くのも良いと思います…。
（日干）→（帝旺羊刃）
・甲――→ 卯
・丙――→ 午
・戊――→ 午
・庚――→ 酉
・壬――→ 子
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