新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

時差について

2014年12月11日 | 四柱・その他
【真太陽時】
私たちが通常使用している時間は「標準時」と呼ばれているものです。
日本では、一律に兵庫県明石市(東経135度)における「平均太陽時」を用いています。
そして、それは「中央標準時」とも呼ばれています。

それに対して、実際の太陽の位置が示す時刻のことを「真太陽時」又は「視太陽時」と言います。 
四柱推命では太陽の位置(エネルギー)によって節入や干支の動きを決めていますので、「標準時」ではなく「真太陽時」を用いて鑑定を行います。
「真太陽時」は、太陽が真南に来た時を正午として表す時刻法です。
そして、この「標準時」を「真太陽時」に補正するためには時差補正が必要です。

実は、この「時差」にも二種類があります。

一つ目が「地域時差」です。
これは前述のように「標準時」が「明石標準時」となっている為に生じる時差のことです。
太陽は東から昇りますから、明石より東の場所では標準時よりも時間が早くなります。
そして、明石よりも西の場所では標準時よりも遅くなります。

二つ目の時差に「均時差」があります。
これは一日の時間が季節によって違ってくるために生じる「誤差」のことを言います。
この誤差が生じる原因の一つ目に、地球が太陽の周りを周回する公転軌道が真円ではなく楕円軌道であることです。そのために、ケプラーの法則に従って公転角速度に差が出ることです。
二つ目は地球の赤道が横道(公転面)に対し傾斜していることの二点です。

(地域時差)
標準時の明石が東経135度です。そして、この明石との経度差によって時差が決まります。
経度15度毎に1時間、1度毎に4分の時差が発生します。
日本は細長い列島(地形)ですから北海道と九州・沖縄とではかなりの時差が生じます。
因みに北海道では+25分24秒、沖縄では-29分20秒の時差があります。
四柱推命学等では二時間毎に、子刻・丑刻…と時刻を区切りますから、区切り目に当たる奇数時刻の生まれの場合には時差修正が必要な場合もあります。

次に(均時差)というものがあり、平均太陽時に、地域時差と均時差とを加えて「真太陽時」を導き出します(時差修正します)。

「均時差」は説明が難しいので省きます。
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コメント (2)
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