新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

「年・月・日・時」の各柱毎の意味

2012年07月27日 | 四柱の柱毎の意味
■今回は、四柱における各々の柱がが持っている意味を説明します。

1.年代から見た観点
一生の運勢を詳しく見る場合には、「大運」を出して、四柱本体との関係を看ながら判断しますが、四柱本体の柱毎に、持っている運を大雑把に知ることも可能です。

① 日柱…日柱は主に初年期(10代~20代)の運気を表します。例えば、日柱が「長生」ですと、性格は素直で、長ずれば長者の風があるといわれ、子供の頃から運気の発展性があり、可愛がられたり活躍しやすい運気になります。

② 月柱…月柱は中年期から壮年期(30代~40代)の働き盛りの年代を意味しています。ですから人生全般から見ても重要な位置となります。例えば月柱に正官 建禄 等がありますと、他柱にそれを壊す星が無い限りは、社会や仕事面で活躍できる中年期といえます。
また、月柱は大運の第一巡目ですので、月柱に凶星があると、大運の最初に凶星が来るので、幼児期や幼年期の運が低下し、幼少期に身体が弱かったり、肉親との生死別が生じる場合もあります。

③ 年柱…年柱は壮年から晩年期(50歳~65歳)を意味します。例えば年柱に印綬等のインテリな星が出ると、その頃に勉学意欲が湧いてきて、資格を取ったり、古典的なものに縁を持つ方も居ます。また、年柱に敗財や劫財等があると、その年代に事業の失敗や、金銭面でのトラブルが予想されます。

④ 時柱…時柱は最晩年期(65歳~死ぬまで)を意味し、人生の帰結ともいえる柱です。この時柱が良いということは、晩年の運が良いことを暗示します。しかし、時柱等に凶星があると、短命であったり、不慮の事故(比肩 帝旺・傷官 帝旺等)で亡くなる場合や、お子さんとの縁が薄い場合もあります。
・時柱に正官が旺相はその人の名声が後世にまで残る。
・時柱に偏財や食神があると、安穏な老後が過ごせる(勿論、それを壊す星が無ければですが)。
・時柱に偏官は死ぬまで忙しい。
・時柱に財星の胎は年を取っても子供にスネをかじられる。

次回は、六親論から見た観点を書きます。

新栄堂

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