新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

変通星の意味「比肩」

2008年09月20日 |  四柱推命(変通星の意味)
今日からいくつかに分けて変通星の意味を記入したいと思います。
■比肩(男性の星・凶)…主体性・自主性の星。
この星を男性が持つと吉…50%ぐらい、凶…50%ぐらいになり、女性が持つと吉の内容よりも凶の割合の方が大きくなる。
比肩とは「我」という意味を持っていますので、自主性・独立性・主体性を発揮して、周囲の干渉に惑わされずにマイペースで、事を成し遂げていくという意味があります。…人間で言えば背骨の様なものです。
ですから、この星を持つ人は環境による拘束を嫌い、自由を求めるようになります。
そして自分想いや願いを達成したいという気持ちが強くなり、一途な行動力で独自の道を探求してみたいという気持ちが強くなります。
また、この星には、社会的な活動に情熱を注ぎ、活躍したいと願う意味もありますので、そこから社会性や職業性が強いという吉の意味が出てきます。
この場合の社会性や職業性は、最初から備わっているというより、自分でコツコツ努力して勝ち取りながら備わっていくものです。ある意味では開拓者の様な苦労もありますが、負けずに頑張る人も多いものです。
それ故に、比肩星を持つ人は地道に努力して技量や技術を発揮するような職人気質の持ち主です。
社会的な位置や立場もその様な地道の努力による結果として与えられます。
またこの星は逆境に強く、自分一人の意思で道を切り開いていくのに向いています。
そして、何事もクールに割り切って、あまり複雑に考えないで前進するという性質も持っています。
故に竹を割ったような性格の方が多く、あっさりとしています。
しかしこの星も悪く働きますと、協調性が無くなったり、排他的になり孤立しやすくなりますし、吉の面の社会性や職業性が行き過ぎると家庭面が犠牲となり、その結果として夫婦の不和や離婚問題も多くなります。
この様に、星には吉凶両面がありますので自分の持つ星の特性をよく知って、その星の吉面を伸ばすよう、自分の存在が周囲に及ぼしている影響を考えながら、バランスの取れた生き方を心がけることが大切です。
比肩が命式にある場合は、その比肩を抑える官星があると良いでしょう。
一途に頑張る開拓者の星です。
新栄堂
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする