人だすけ、世だすけ、けんすけのブログ

愛知13区(安城市・刈谷市・碧南市、知立市、高浜市)
衆議院議員 おおにし健介

「八ッ橋」の由来

2009年05月04日 | 日常
今日は、八橋のかきつばた園の前で挨拶活動を行いました。

ところで、みなさんは、京都の銘菓「八ッ橋」の由来がここ知立市八橋の「三河の国八ッ橋」にあることをご存知ですか?
西尾八ッ橋本店は、私の母校京都大学のすぐ近くにありますが、私は、13区で活動するまで恥ずかしながらこの話を知りませんでした。
元禄時代に西尾家の主人が八ッ橋の物語に感動して、橋の形に似せたお菓子を作ったのです。その物語とはこんなお話です。

むかしむかし、三河の国に若くして夫を亡くして女手一つで二人の幼子を育てていた母親がいました。
ある日のこと、母親は仕事に出かけ、幼い兄弟が留守番をしていましたが、弟がお母さんに会いたいと言い出して、兄弟は仕事場にいる母親に会いにいくため川を渡ろうとしました。ところが、途中で足をすべらせて溺れて亡くなってしまいました。
悲しんだ母親は髪を下ろして仏門に入りました。すると、ある日、彼女の夢に一人のお坊さんが現れ「明日、川に行きなさい。そこに材木が流れ着いているから、それで橋をつくりなさい。亡くなった子どもたちの供養になるだろう。」と言いました。
次の朝、川に行くと、夢で見たとおり材木が川面に浮いているではありませんか。これを集めて、互い違いに橋をかけたところ、その数が八つであったことから、橋は「八ッ橋」と名付けられました。

私が学生時代を過ごした京都と知立がこんなところでつながっているなんてうれしいです。