人だすけ、世だすけ、けんすけのブログ

愛知13区(安城市・刈谷市・碧南市、知立市、高浜市)
衆議院議員 おおにし健介

あっぱれ!中小企業

2007年08月29日 | 政治
永田安城市議のご紹介である金属プレス加工の工場を見学させてもらいました。大型のプレス機械作動する度に地響きする暑い工場の中で多くの工員が油まみれになりながら黙々と作業をしています。

「こことここの厚みの違いを見てください。これはうちの技術でしか出ないものなんです。」、「この部分は削るしかなかったのをプレスでできるようにしたのはうちの技術です。」そう誇らしげに話す工場長を見ていると、あらためて世界に冠たる日本の製造業を支えているのはこうした中小企業の技術力なんだなぁと感じます。

工場長さんは言います。
「大企業とグループの系列企業は管理費も見てもらえるし守ってもらえるが、自分たちは違う。製品にならないものは自分たちで被るし、忙しいときには利益がでないままこき使われ、単価はぎりぎりまで切りつめられる。毅然とした態度をとることができないと、中小のオーナー企業はたちまち大手に飲み込まれて大手の天下り先になってしまう。毅然とものが言えるかどうかは技術を持っているかどうかにかかっている。」

製造業大企業が空前の利益を上げていると言われていますが、その恩恵は下請けにまで及んでいないのが現実です。下請けの中小企業が誇りを持って自らの持つ技術に磨きをかけることができるような中小企業支援が必要だと思います。