人だすけ、世だすけ、けんすけのブログ

愛知13区(安城市・刈谷市・碧南市、知立市、高浜市)
衆議院議員 おおにし健介

暴力とトラウマ

2007年05月08日 | 政治
携帯のわいせつ画像巡りけんか、妻が死亡 容疑の男逮捕(朝日新聞) - goo ニュース

このニュースについて、某民放の番組が加害者である夫の母親の証言と被害者の妻の生い立ちに関する情報を流していました。それによれば、被害者の妻がたびたび暴力を振るうことに加害者の夫が悩んでいたこと、また、妻の両親は被害者が小さい頃から夫婦仲が悪く、夫婦喧嘩の腹いせに暴力を受けていたというのです。

被害者の妻が夫に暴力を振るうのは、子供の頃に受けた虐待のトラウマが原因だったのではないか。暴力を一種のコミニケーションの手段にしてしまっていたのではないかというのです。もし、これが本当なら、わいせつ画像云々という突発的殺人というより根が深い、悲しい事件だと思います。

子供の頃虐待を受けた経験を持つ者が親になって自分子を虐待してしまうという虐待の輪廻とも言うべき現象や虐待によるトラウマが犯罪や事件に結びつく事例が少なくないような気がします。

一見、迂遠のようにも見えますが、虐待やDVに社会として救いの手を差し伸べていくことが犯罪や事件を防止し、長い目で見た場合には、犯罪や事件そのものの防止策よりも社会的コストも低いということが言えるかもしれません。