人だすけ、世だすけ、けんすけのブログ

愛知13区(安城市・刈谷市・碧南市、知立市、高浜市)
衆議院議員 おおにし健介

一新塾 政策提言中間発表会

2007年03月17日 | 日常

NPO法人[政策学校]一新塾

主体的市民の育成を目指す一新塾の塾生がチームを作って行う政策提言について、講師がコメントする政策提言中間発表会に講師として参加してきました。

他の2人のコメンテーターは、環境総合研究所所長で武蔵工業大学教授の青山貞一さんと「シンクタンク2005・日本」事務局長の鈴木崇弘さん。両先生とも政策の分野では高名な先生方ですが、そこに私が末席に加えていただく形で、この中間発表会のコメンテーターを務めるのは、これでもう3回目です。

言いたい放題批評をするのは簡単ですが、少しでも参考になるようなコメントをしようと思うと、なかなかたいへんです。また、ありきたりですが勉強にもなります。

約4時間に及び発表会の総括でも述べましたが、塾生の政策を評価していて、いくつかの政策評価の視点を挙げることができると感じました。

第一は、同じような活動をしている他の団体や組織の活動と違う、そのこでしかないもの、オンリーワンの部分はどこなのか。別の言い方をすると、いかにニッチなところを埋めるかということ。

第二は、社会をある方向に導こうとする場合に考えうる政策手法には2つのやり方があります。1つは、規制やペナルティーを課す方法。2つめは、インセンティブを与えたり、マインドに働きかけるという手法。市民による政策提言は後者をうまく使うのがポイントだと思います。

第三は、何かを実行する場合に、既存のアクターの協力をどうとりつけるか、また、反対に既得権益を有する人たちや抵抗勢力とどう折り合いをつけていくかと言うことだと思います。

この政策のタネが一つでも芽を出して大きく育つかどうか見守って行きたいと思います。