ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

7月7日、388回目の「火曜日行動」です。

2020-07-07 15:39:00 | 火曜日
大雨、暴風の中生野地域のオモニたち始め常時参加者による388回目の「火曜日行動」始まりました
❗️


今日のレポーターはハルモニ会の木村さんです。


写真撮影は松尾さんです。今日も力を合わせて発信して参りましょう❗️



長崎由美子さんの第一声始まりました。



☆長崎さん

2012年に始まり、この火曜行動も8年を超えました。この8年の間に朝鮮学校に対する差別は是正されるどころかむしろひどくなっていきました。しかし、国と行政による差別が強まる一方で、朝鮮学校は孤立することなく、同胞、日本人、韓国や世界の人々からの支援が広がっています。

この行動は多くの仲間のメンバーによって支えられてきました。この行動を朝鮮の音楽や様々な音楽によって盛り上げてくれる火曜バンドの多くも日本の方です。

コロナの感染を防ぐために、3月・4月とお休みをしましたが、お互いに心を寄せて命を守ろうという時に、朝鮮学校だけがなぜ外されるのでしょうか。腹立たしい限りです。

その一方で、朝鮮学校の幼稚園にだけマスクを配布しないという記事を見た新潟の子ども食堂の人が、各地の朝鮮学校に支援をしたいということで、生野にも手作りマスクを送ってくれました。

コロナ禍で親御さんが仕事に出られずアルバイトも出来ずに学費が払えず困窮している大学生のために支援策が講じられましたが、朝鮮大学の学生はまたしてもそこから排除されています。まさにゆりかごから墓場までの差別です。

京都の朝鮮学校に対するヘイトスピーチには裁判で勝利したのですが、判決文の中にそのヘイトスピーチの内容には公益性があるかのように言われている部分があります。それに対する訴訟審が7月13日から、大阪高裁で始まります。

差別に諦めてはならないということをこの8年の活動の中で訴え続けてきました。

橋下元大阪府知事が朝鮮学校を訪ねて子どもたちに笑顔を振りまき、「君たちは素晴らしい」と褒め称えておきながら、その翌日に補助金不支給を発表し、子どもたちの心を踏みにじったことは、この問題の原点として忘れません。

赤ん坊を抱いた若いオモニが「この子に民族教育を受ける権利はないのですか」と松井前知事に訴えたところ、「ない」と言い捨てていったこともありました。本当の当事者が訴える声を大切にしていかねばならないと思います。





一番乗りは生野地域のオモニたちです。



火曜日バンドは不滅です。



生野地域の朴さん、早速のアピールです。

☆パクヨンチさん

火曜行動は朝鮮学校を大人の手で守るためにおこなっています。

大阪市からの10万円、うちにはまだ来ていません。パフォーマンスも結構ですが、まずは必要なことをすべきではないでしょうか。大阪市が全国で一番遅いのは不名誉ではありませんか。

6月26日、宝塚市議会で、「幼保無償化から除外された外国人学校幼稚園に救済措置を求める請願」が賛成多数で採択されました。その内容は、政府が全ての子ども達に幼保無償化を適用するよう市として働きかけること、および それが実現するまでの期間、宝塚市が救済措置として、伊丹朝鮮初級学校幼稚班をはじめ外国人学校幼稚園に通うすべての園児たちに、幼保無償化と同等の金額を支給することです。これは全国の自治体で初めてだということですが、大阪市こそ率先しておこなうべきことでしょう。

10万円の支給が遅いというのはさておくとしても、せっかく府市連携とか言ってるのだから、連携して国に働きかけ、補助金支給をおこなってくだいさい。

朝鮮人の住民も二重・三重にたいへんな思いをしています。私たちも踏ん張っていきます。




生野初級にお子さんを送っていらっしゃる白さんのアピールです。

☆オモニ

私は生野初級朝鮮学校に6年生と4年生の子どもを通わせ、3歳の子どもを幼稚班に通わせ始めた保護者です。

私自身は福井で民族教育を学び、さらに大学・大学院と民族教育を学んできました。

3歳の子どもは今日が誕生日なのですが、誕生日が来るたびに思い出すことがあります。

あれは7月28日、この子が生まれてまだ3週間、大阪地裁での勝訴判決がありました。私は生まれて間もない小さな我が子を抱きながら、「あなたは何の心配もなく朝鮮学校に通えるかもしれない」と涙ながらに喜びました。しかし3年がたち、新たな差別が生まれ、裁判も悔しい結果になってしまいました。

しかし、全国各地から朝鮮学校にマスクなどの支援が送られています。

休校の間、朝鮮学校ではオンラインで授業の配信がありました。毎日、このたいへんな中でも通わせていきたいと思っています。
この3年間、私たちは諦めない限り負けてはいません。アプロハムケ!

(余談ですが、実は今日のレポーターの木村さんのお母様も昭和7年ですが7月7日生まれだそうです。)

(*私事ですが、実は、今日は亡き母の誕生日なのです。昭和7年7月7日の生まれで、「ラッキーセブンのはずなのに、空襲や疎開など、つらい目に遭ってばかりだった」と、よく戦争体験を話してくれました。今日が誕生日という子どもさんのことを聞いて、どうか幸せな人生を歩めますようにと心の中で願っておりました。木村)


☆長崎さん

3年前のことを思い出すたびに、当たり前のことが認められることがこんなに嬉しいものかと、そしてそれが認められない理不尽さを感じてきました。大きな困難な中でもがんばってきたこの3年でした。




イケメン三人衆健在です、3人お並びになれば何故かホッとします。



大村さんもマイクを持たれました。

☆大村さん

今日は388回目となりました。今日のような突風の日もあれば、雨の日も暑い日も寒い日もありました。8年間ずっと訴え続けてきましたが、それでも事態は変わりません。

この行動は最初は数人から始まりました。私たちは道行く人から差別的な言葉を投げかけられることもあり、質問されることもありました。朝鮮学校が日本の中で知られておらず、差別の対象となっていることを痛感しました。

しかし、何年もたつうちに警備の人たちも私たちのことを気遣い、話もできるようになりました。職員の中で親しく話せる人も出てきています。先々週も道行く人から「少しだけれど、カンパです」とお金を渡してくださりました。

川崎市では初めて罰則を伴ったヘイトスピーチ条例がこの7月1日から施行されました。また、7月2日には職場で民族に対する中傷を受けていた女性が勝訴しました。

南大阪朝鮮学校では先週の日曜日に新校舎の落成式がありました。式典と校舎の内覧があり、私はそれに参加しました。コロナ禍でなければもっと大々的におこなえたのですが。

この新校舎の資金は、旧校舎の敷地を半分売却し、さらに同胞からのカンパでまかないました。日本の学校に比べると小さな学校ですが、理科室兼図工室もあり、音楽室もあります。トイレやシャワー室など子どもたちのことを考えて設計されています。これは日本の学校なら当たり前に税金から支出されて建設されるはずなのに、朝鮮学校では全部自分たちの費用です。日本人として胸が痛くなります。

新校舎で子どもたちがはしゃいでいるのを見ると嬉しく思います。子どもたちがしっかり学べる環境作りをしていかなければなりません。

日本政府はその金を出さない代わりにオスプレイを購入したりして米国に軍事費を使っています。どうして弱い立場の人に使わないかと思います。朝日新聞の朝日歌壇で、6月末にこんな歌が掲載されました。

「今生きるためにお金がいるんです 戦闘機なんかいらないんです」
この言葉をコロナ禍の中で考えてほしいものです。





このタオルにご注目下さい^_^



エミさんもマイクを持ちましたよ。

☆エミさん

私は朝鮮学校に子どもを通わせている保護者の一人です。私たちは補助金の出ない中、一生懸命子どもたちのために努力をしています。朝鮮学校では休校の間、オンライン授業を行っていました。私立でも行っています。大阪市が一番遅れています。

大阪市はタブレットや通信費、給食も無償にすると言っていますが、私たちは全部親が負担しています。私たちは子どもに教育を受けさせるためならどんなことも惜しみません。

先日テレビで 「都構想にするよりも今ある40の窓口のほうがサービスが行き渡る」と橋下さんが言っていました。それなら、都構想に使う費用を子どもたちの教育に充ててください。

もしも子どもたちが世界のどこかに行った時、殴られたり、踏まれたり、殺されたりしたら、どう思います?
都構想よりも先に朝鮮学校への補助金を実現させてください。




歌舞団の舞踊手 尹サリさんもアピールです。

☆歌舞団の女性

私は高校の時何度も裁判に行き、そして不当判決に悲しい思いをしました。支援者の方が、その人は何にも悪くないのに私たちに「ごめんね」と謝っていたことが忘れられません。

私は自分の踊る姿で皆に力を与えたいと思って歌舞団に入りました。

今、みんながコロナで大変な時なのに幼稚園へのマスク、大学生への支援について、差別が続いています。私は後輩達が諦めることのないようがんばっていきたいと思います。




生野地域のオンマたちのアピールとシュプレヒコールと合唱が始まりましたよ。

☆オモニ

私は大阪第四初級学校に子どもを通わせている保護者です。

補助金が打ち切られて早10年になり、裁判所は私たちの訴えを棄却してしまいました。

そして今、3歳の子どもまでが公権力から差別を受けています。税負担は平等にかかり、消費税も同じように支払っているのに、朝鮮学校にはまったく使われません。

朝鮮学校では自分のルーツに誇りを持てるような教育を行っています。今はコロナで中止になっていますが、公開授業なども広くおこなってきました。大阪朝鮮高校では、部活も盛んで、ラグビー部は何度も全国大会に出場しています。

未来の次世代への学びの場を奪わないでください。子どもたちに不信と諦めではなく、信頼と希望を与えてください。そのために補助金を復活させてください。

☆歌とシュプレヒコール

『声よ集まれ  歌となれ』

・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ!

・行政が差別するな!

・朝鮮高校に高校無償化を適用せよ!

・朝鮮学校幼稚園に幼保無償化を適用せよ!

・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ!

・朝鮮学校の子どもたちを差別するな!

・みんなの力で豊かな共生社会を作ろう!




柳さんがアピールです。

☆オモニ

 先週うちの子が小学5年生の時に補助金復活を訴えたというアピールをしたそうですが、その子ももう二十歳に。この差別は幼い子どもだけでなくお兄ちゃんお姉ちゃんの歴史でもあります。

私たちは一世から二世、三世、四世、五世と代々歴史を継いでいます。それは私たちの誇りでもあります。

私は三世として生まれたときからこの大阪に住み、皆が手を取りあい、私たちが、日本人や他の外国人と同じ権利のある、そんな大阪にしていきたいと思っています。




最後はやはりこの方でしょう。火曜日行動の歌3「勝利のその日まで」の作者金和美さんの音頭でみんな声を高らかに歌います。



「勝利のその日まで」❗️❗️❗️





いつものように駐輪場での申し送りです。




府庁内でロビー活動をされた申さんの報告です。



歌舞団からも応援タオル購入の呼びかけがありました。



私も購入しました。コロナ禍で公演も全て中止になり、歌舞団の団員たちもとても苦しい状況が続いています。みなさん、応援よろしくお願いいたします。




奈良のある方は自分たち親子への給付金を全て奈良の幼稚班と歌舞団にカンパしてくださいました。本当にありがとうございます。




今日、底力を見せて下さった生野西支部地域のオンマたちです。お疲れ様でした❗️来週も頑張れそうですね
^_^


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