ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

追憶14. 少年詩2.「鏡の前で」(初夏)バイリンガル  (2012・1・27 訳)

2012-01-27 08:48:10 | 日記
少年詩2  
 
「鏡の前で」
              

しとしと降っていた雨もあがり
真っ青な空が あじさいを青く染めた朝
この日も チヘは 笑顔で
鏡の前に佇みます

今日は6.6節 少年団の祝日
初めて入団式に参加するチヘ
赤い少年団ネクタイが曲がっていないか
何度も何度も 見ています

編入生チヘは 中級部1年生
2ヶ月前の入学式の日も
長い間 鏡の前に立っていました
生まれて初めて 制服のチマチョゴリ着て

友達はできるだろうか
先生はやさしいかなぁ
呼ばれた時《はい!》って云ったらどうしょう
不安な気持ちで じっと見つめた 鏡です

もう 少年団の敬礼もなれたもの
楽しい ウリマルの勉強
友人たちとはしゃぎまわるチヘ
バスケット姿もカッコいいです

家族のように暖かい
ウリハッキョ、ウリトンム
鏡の中のチヘが
今日もニコニコ笑っています

(1992年初夏 作 2012・1・27 訳)

*ウリマル(朝鮮語)、ウリハッキョ(私たちの学校)
*ウリトンム(私の友だち)

소년시2.
    
    「거울앞에서」      
               

주룩주룩 내리던 단비도 멎고
파아란 하늘이 수국꽃을 물들인 아침
이날도 지혜는 방긋 웃으며
거울앞에 섭니다

오늘은 6.6절 소년단명절날
처음으로 사열행진에 참가하는 지혜
붉은 넥타이는 구겨지지 않았는지
몇번이나 몇번이나 살펴봅니다

편입생 지혜는 중급부 1학년생
두달전 입학의 날에도
오래오래 거울앞에 섰더랍니다
난생처음 검정치마저고리 입고

동무는 생길가
선생님은 다정하실가
호명받아 ≪하이≫ 하면 어찌할가
불안속에 들여다본 거울입니다

이젠 소년단경례도 제법
우리 말 배우기도 신바람나고
동무들과 어울리여
롱구공도 멋있게 몰고간답니다

한집안식구처럼 살뜰한
우리 학교,우리 동무
거울속의 지혜가
오늘도 싱글벙글 웃습니다
    
  (1992년 초여름)

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日記詩1.  「除雪車よ」  (2012.1.26 作)

2012-01-26 09:56:57 | 日記
日記詩1.
     「除雪車よ」
               

除雪車よ
君は偉大だ
君は雪国の人々の救世主だ
君は人の命さえも守る事ができる

だが 除雪車よ
君までも私たちの学校を除外していたとは!

君の目には見えないのか
君の目にはウリハッキョへの雪道だけが見えないのか?
ウリハッキョだけには雪が積もらないとでも云うのか?

半世紀の間 要請し続けたと云う
だが この国は
半世紀の間 無視し続けたと云う

この世界にこんな事があるなんて
世界中の人が嘲笑している
見て見ぬ振りする隣人達も嘲笑の的だ!

除雪車よ
除外車になることなかれ
世界中の良心が見ている!
世界中が怒っている!!!

   (2012・1・26)

   *ウリハッキョ(私たちの学校=朝鮮学校)
コメント (7)
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追憶13. 少年詩1.つつじのように(春)バイリンガル 「2012・1・25  訳」

2012-01-25 14:26:05 | 日記
少年詩1.  
   
 「つつじのように」
           

咲きました
鮮やかに 咲きました
5月の日差しまぶしい校庭に
つつじの花が パーッと 咲きました

思い出多き3年の日々を
とわに忘れまいと
先輩たちが真心込めて植えてくれた
数百株のつつじです

卒業の日には
ぎゅっと口つぐみ 肩を揺らしてたのに
今日は にっこり笑って
新学期を迎えた私たちを待っていました

ピンク色のつつじは チャンヒオンニの心
つらい時 いつも励ましてくれ
暖かく抱くように助けてくれた
オンニの心は ピンクのつつじ

まっ白なつつじは ツオクオッパの心
度重なった入院生活にも負けず
前を向いて生きていくと云った
オッパの心は まっ白なつつじ

色と形は みな違うけど
いつも優しかった オンニたちの姿
いつも雄雄しかった オッパたちの心
一株一株のつつじに込められています

(1992年春 作、2012・1.25 訳)

  *オンニ(姉さん)、オッパ(兄さん)


소년시1. 

 「진달래마음(봄)」
           

피였어요
활짝 피여났어요
5월의 봄빛 눈부신 앞마당에
진달래꽃 울긋불긋 피여났어요

추억많은 3년간의 나날
영원히 잊지 말자고
언니오빠들 정성담아 심고간
수백그루의 진달래

졸업하는 그날엔
꾹 입다물며 흐느끼더니
오늘은야 방긋 웃으며
새 학기 맞이한 우릴 반겨주어요

분홍빛 진달래는 창희언니의 마음
어려울 때마다 따뜻이 이끌어주고
포근히 안아주듯 보살펴주던
언니의 마음은 분홍빛 진달래

하얀빛 진달래는 두억오빠의 마음
겹쌓인 입원생활 꿋꿋이 이겨내여
앞날을 믿으며 살아가겠다던
오빠의 마음은 하얀빛 진달래

색갈과 모양은 다 달라도
언제나 다정했던 언니들의 모습
언제나 꿋꿋했던 오빠들의 마음
포기포기 진달래에 어려있어요

     (1992년 봄에)
 
コメント (2)
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孫日記詩2.  「アッパがこうてくれてん」  (2012・1・24)

2012-01-24 09:23:09 | 日記
 孫日記詩2
   
 「アッパがこうてくれてん」
                    

「アッパがこうてくれてん」
会ったとたん ニコニコ顔で
ユファが何度も云う

チョコボールの箱に入っている券を
24枚集めたら もらえるらしい
可愛い ファミリーバック

フー先生にも云ってる
「アッパがこうてくれてん」

お友達にも自慢している
「アッパがこうてくれてん」

ところが 会う保護者によって
言葉が 自然に変わってる
「お父さんがこうてくれてん」

ドキッとした 3歳の子が
相手によって呼び名を変えるなんて

無意識なのか 本能なのか
ユファにしか わからない
アッパ お父さん…

    (2012.1.24)
コメント (3)
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日記2. 城東区の「不動の湯」まで歩いてきました(2012・1・23)

2012-01-23 13:44:58 | 日記
日記2. 城東区の「不動の湯」まで歩いてきました。     

 雨もあがって快晴だ。月曜日は内孫のリファを学校まで送っていく日(月曜はオンマの出勤時間がいつもより30分早い)なので、保育園へは行かず、リファを学校まで連れていったあと、ジョギングは自分でコースを決めなければならない。

 メル友の高さんにDVDを送るついでに、今日は東成郵便局から北へ進み、「不動の湯」まで歩いて見よう。そう決心(大げさな)した私は暖かい格好で(必需品の耳あては必ず着けて)家をでた。

 郵便局で用事を済ませた私はひたすら北に向かって歩いた。中央大通りを越えると突き当たりなので、右折し、すぐそばの平野川分水路に着くと橋を渡らず左折し川沿いを又北に進んだ。

しばらく行くと住宅街があったがくねくね道を歩き続け道路を渡り、突き当りまで進んだ。右の平野川には行かず、左に曲がり又すぐ右折して少しだけ歩いて行くと橋があった。橋の名前は「天一橋」だ。確かこの橋を渡れば「不動の湯」があるはずだ。車でしか来た事が無いけど、方角的に見たら確かにこの辺の筈だ。

 案の定、橋を渡るとすぐ前になつかしい「不動の湯」があった。(昔は子供を連れてよく来たが、荒本の方に極楽湯ができてからはこちらにあまり来なくなった。)

 「やっぱりあった!」

 私は子供のように1人はしゃぎながら「不動の湯」を確認したあと、橋に戻り今度は川沿いを西に向かって歩き出した。しばらく行くと又橋があったので名前を確認すると、今度は「天ニ橋」と書いてある。そうか、平野川分水路を基準にして西に行くほどに橋の名前の数字が増えるのか!どうでも良い発見に小躍りしながら「天ニ橋」を今度は逆方向に渡り,家路を急いだ。

この道を中央大通りに向かって進めばきっと家に着く筈!

何か大きな発見でもしたように喜びながら、ひたすら南に向かって歩いていると、喫茶店や食堂やお寿司やさんが次から次へと現れ私を誘惑したが、ぐっと堪えて又ひたすら歩いて行くと、中央大通りの少し手前の長細い公園で突き当たってしまった。が、そこを右折し50Mほど進むと信号があった。

右手にはスーパのようなお店が知らぬ間にできていた。信号を左折するとそこはもう中央大通りだ。ほっとして信号を渡りまっすぐ南に進むと左には「西松屋」、右手には神路公園が見えた。又進むと今度は左手に「西友」がある。

 そこから約5分まっすぐ南に進み、はじめての信号を越えるともう我が家は目前だ。

急に細くなった路地を進むと右手には「神路万代店」がありその斜め前には黄色いテントの田中電気店がある。その店の手前を左折すると、築70余年の4軒長屋が出てくる。そのど真ん中が我が家だ。時計を見ると家を出てから丁度一時間を示していた。

すがすがしい。さぁ、今からお昼食べて、夕食の準備ができたら学童に出発だ!

               (2012・1・23)
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