冬が近づいています。
今日は11月30日、450回目の「火曜日行動」が行われました。
今日のレポーターはハルモニ会の井上さんと
横道さんが担当して下さいます。
写真撮影はいつも若々しい松尾さんです。よろしくお願いいたします。
長崎さんの第一声始まりました。
☆ 長崎さん
今日は暖かい日ですが、朝鮮学校の補助金が打ち切られてもう10年が過ぎました。
2012年の4月17日にこの府庁前に立って、来年で実に10年になります。この火曜日行動を始めた時には正直に言って、1年も2年も続くだろうかと思っていました。大人が子どもを差別しない、誰が考えても当たり前の、こんな不当な差別がこんなに長い間続くとは思っていませんでした。小学生の頃に火曜日行動に来ていた子どもたちがもう成人し社会に出ていく、自分の子どもを連れてやって来るような、そんな歳月の流れです。
なぜ最も多くの在日韓国、朝鮮の人たちが大阪で暮らしているのでしょうか。突然やって来てこの街に暮らしているわけではありません。日本が植民地支配をし、その中で日本で暮らさざるを得なくなった、自分たちの国の文化やことばをすべて奪われ、名前も創氏改名というかたちで朝鮮名から日本名に変えられた、そのような中で戦後朝鮮学校は生まれました。子どもたちが、自分は在日韓国、朝鮮人であるというアイデンティティに誇りをもって生きていく、こうした学校があることが、私たち日本人にとってもどれほど社会を豊かにしてくれたのか、といつも思っています。
火曜日行動にはいつもいろんなメンバーが参加しています。国籍、思想信条、宗教、立場の違う人たちが、子どもたちの笑顔を守るというその一点で、違いを越えて集まって来ました。
そして何より、差別を受け続けてきた当事者であるオモニの方々、アボジの方々、学生、先生方が参加して自分の言葉で皆さんに語りかけています。今日も学生の皆さんが参加してくれました。
また、火曜日行動は、火曜日バンドという文化で支えられています。火曜日行動に来るとなにか雰囲気が楽しいね、いろんな人が自分らしくアピールをしていて、闘いの場ではあるけど楽しいね、とよく言われます。これから発表していただく森本さんはいつも三線で盛り上げてくださっていますが、歌人でもあり、朝日歌壇に朝鮮学校のことを詠った短歌を数多く投稿し掲載されてきました。闘いの中からことばが生まれる、闘いの中から文化が生まれると言いますが、私たちは厳しい闘いの中だけれど、人と出会い、つなぐことが楽しい、そして、輝いている子どもたちやオモニたちを見て、朝鮮学校を知り、マスコミで流されている偏見などから解放されてほしいとねがっています。
では、森本さんお願いします。
いつもマイクとスピーカーを運んでくださっている長崎さん‼️
今日のアピールトップバッターは大和高田から毎週来られている森本さんです。
☆ 森本さん
奈良県、大和高田市から毎週火曜日行動に寄せてもらっている森本です
。
先日、11月26日、奈良県橿原文化会館に大勢の人が集まり、奈良県日朝親善友好協会結成総会が催されました。火曜日行動の仲間の皆さんも大勢来てくださりとてもうれしく、心強かったです。火曜日行動の皆さんの応援の暖かさをあらためて身に染みて感じました。
オープニングで歌を歌わせてもらったのですが、よかったよかったという声をいただいて、ありがたかったのですが、そんな風に言ってもらえるようにできたのも応援あればこそです。
我々は集まって一緒に抗議の声をあげていることでお互いにどれほど応援の力をいただいているか、どれだけ励ましあっているかということをあらためて感じ、感謝している次第です。
橿原文化会館では、100人には届かなかったのですが、たくさんの人が集まって、奈良県親善友好協会の出発を誓いました。僕はその場に皆さんといて、まるで会館が、これからの新しいアジアに向かって船出する船に一緒に乗り合わせたように感じました。
池辺幸恵さんがお祝いの「ラ・カンパネラ」をピアノで弾いてくださって、続いて僕は三線で歌わせていただきました。これから平和と友好の新しいアジアに向かって船出していく、船出の銅鑼を打ち鳴らす気持ちでした。
今日はそのうちの、鳳仙花という歌の替え歌を歌わせていただいて、応援してくださっているお礼と、奈良県日朝親善友好協会がこれから荒海に乗り出していくその胸の高鳴りを歌わせていただきます。
♪ 朝鮮高校 無償化除外
怒りの声挙げ 早くも十年
差別の壁に 風穴あけよう
♪ 幼保無償化 またもや除外
幼いこころを 差別で切り裂く
国の病いの 根を打ち砕こう
♪ 北風吹き抜け 垣根も凍るよ
やがて芽を吹く 春まで耐えよと
鳳仙花 おまえの命を 祈るよ
ありがとうございました。我々はひとつです。これからも応援よろしくお願いします。
☆ 長崎さん
ありがとうございます。心をひとつにしてこれからも頑張っていきたいと思います。
それでは、京都から来てくださった方にお願いしたいと思います。
城北ハッキョのオモニたち
城北ハッキョの6年生の皆さんが来てくれました‼️
2週間後に4人目を出産されるヒャンヒさんが来てくださいました。この方は娘時代から来られていますが、必ずマイクアピールをして下さいました。
火曜バンドは不滅です‼️
京都からまた来てくださった高橋さんがマイクを持たれました。
☆ 大阪府庁にお勤めの皆さん、ご苦労様です。
もし自分のお子さんが学校で歴史を習って来たときに、何か質問されたら親としてどのように説明されますか。
私の教えている6年生のお子さんが学校の社会科の先生に聞いたそうです。
「日本は戦争でひどい目にあったことを授業で習ったけれど、それ以前に他の国に対してしたことについてはあまり書かれていません。それはどうしてですか」と。
悲しいことに何も答えは返って来なかったそうです。はぐらかされたと言っていました。
もし、府庁にお勤めのお父さんお母さんが同じように質問されたらどのように説明されますか。
たとえば、塾で使っている社会科の資料集を見ますと、朝鮮戦争についての記述があります。受験対策として、「朝鮮特需」ということばを覚える以外に、その意味合いや、それが日本にとってどれだけ原罪になっているかは書かれていません。あたかも日本にとっては他人事のように書かれ、そのおかげで経済が生き返ったとかまるで良い出来事のようにもとれる記述がされています。鋭いお子さんなら気づくはずです。日本が原因となって隣の国で戦争が起きて、毎日人が死んでいく、それがきっかけで経済が復興しそれを特需と呼んでいる、そのことについて何かおかしくない?と聞かれた時に親としてどんな説明をしますか。
このあたりの問題を我々日本人が解決しない限り、良かれと思ってやっていることが、真心でやっていることが実は違うということに気づかないのです。せめて家族だけは愛してると思っているかもしれませんがそこには幾重にも折り重なった打算が働いているはずです。一定の人たちを踏みつけた上で成り立っている繁栄ならば、そこから問い直さなければいけないと思っています。自分のお子さんがまだ感性が鋭いうちに歴史のことで質問された時に、親としてどのように答えるのか、そのことについて考えてもらいたいと思います。
今日は以上です。
イケメン三人衆健在です‼️
☆長崎さん
次はもうすぐ 4人目のお子さんが生まれるオンマからのアピールです。
最初に火曜行動に参加された時は独身だったのですよ😊
ヒャンヒさんがアピールをしました。
☆オモニ
アニョンハシムニカ みなさんお久ぶりです。
大阪府庁で働いているみなさんも、お久しぶりです。
恒例の2年に一度の産休に入ったので、久しぶりに火曜日行動に来れました。
多分2週間以内には生まれるかな、という状況です。
こうして子どもをたくさん産むことができる日本も素敵だなと思っています。
道行く知らない人からも「がんばってね」と声を掛けられることも多いです。
わたしはユニクロで働いているのですが、たくさんのお客さまが「コロナで大変だけど頑張ってね」とか「仕事しながらだけど頑張ってね」と声をかけてくださいます。
「4人目なんです」と言うとすごく喜んでくださいます。
子どもが生まれるというのは、私自身家族が増えるのも嬉しいのですが、みんなから「頑張ってね」とか「えらいね」とか「おめでとう」などなど嬉しい言葉しか聞かないんです。
出産出来る方、出来ない方、いろいろな方がおられると思います。私は今、自分勝手な出産と言うより、有難いことだし、みんなの愛があって出産に臨めるのだと感じています。
朝鮮学校無償化の問題、補助金の問題、まだまだ先が見えないのですが、子どもを育てるということは、出産も同じですが、国、行政、人・・・いろんな方の愛があって出来ることだと思っています。
ユニクロでは ―会社の福祉厚生を紹介する訳ではないのですが― 幼稚園、小学校に入学する時、お祝い金がもらえます。朝鮮学校も各種学校ですが日本の学校と同じように貰えます。 当たり前なんですが日本の学校と同じように認めてくれています。
「マスクを朝鮮学校には配りません」という誤報が流れた時、わたしは即、人事のほうに電話で意見しました。職員の間違った判断で誤報が出てしまったこと、全国の朝鮮学校にも配布すると言ってくれました。
朝鮮学校も日本の国で普通に存在しているし、日本の人達も認識はあるのですが、でも根本の政治が朝鮮学校を排除するという、ほんとうにひどい、ずるいやりかだと思います。
人権問題、LGBTなどの意識が日本でも世界でも広がっています。でも日本は法律とかルールは変えない。
わたしの4人目の子どもが朝鮮学校に行く頃までには、日本の人権問題も世界と同じようになってほしいし、なっていくと信じています。
朝鮮学校の問題だけではなく、「人が生きる」という権利に対しては、世界の先頭をいく気概で日本は変わってほしい。
2022年は皆が気持ちよく “ワアー” って暮らせる社会を作っていきましょう。
わたしも子育てがんばります!
☆長崎さん
素晴らしいアピールでしたね。ありがとうございます。
大村さんもマイクを持たれました。
☆大村さん
450回目の今日は、城北朝鮮初級学校の6年生が参加してくれています。
朝鮮学校には日本の学校では当たり前のことが、無いわけです。
給食もそうです。給食が無いので、学期に一回、日本人の支援者で作ろうということで、この前も給食作りをしました。
給食の後、子どもたちはお礼に来てくれてお礼の言葉と歌をうたってくれました。
初めて給食作りに参加した方は、子どもたちの授業の様子を見て、日本の学校と変わらない様でも、やはり朝鮮語で学び、朝鮮人としてのアイデンティティをしっかり持って誇らしげに学んでいる姿にものすごく感動したと話しておられました。
今日は6年生の皆さんに一言アピールと自慢の歌をうたってほしいと思います。
☆6年生の男子
城北朝鮮初級学校の6年生です。初めて火曜日行動に参加するので緊張していますが、皆で「ソン プングム タヨ」(アコーデオン ひきながら)を歌います。
城北初級の6年生の皆さんが心を込めて歌を歌ってくれました。みんな涙をこらえました.
オモニたちもアピールやシュプレヒコールをし「声よ集まれ 歌となれ」を全員で歌いました。
☆幼稚班のオモニ
アニョンハシムニカ
今日は城北朝鮮学校の幼稚班のオンマ達と一緒に参加しています。
私自身はこの火曜日行動に参加するのは3~4回目になります。今日は450回目ということですが、皆さん暑い中も寒い中も何年間も参加されていることを思うと、高校無償化、幼保無償化、補助金の状況が変わっていないのをもどかしく思います。
私自身,城北初級学校出身で、今は子どもが三人通っています。
わたしの住んでいる所は、日本の人も一緒に住んでいる分譲地なのですが、その分譲地には、その校区の学校に通う子ども達が、もちろんたくさんいます。
でも、うちの子どもが朝鮮学校に通っているから、一緒に遊ばない、というようなことは全くなくて、学校から帰って放課後は皆一緒に分譲地の路地で遊んでいます。
こうやって子ども達は仲良く遊んでいるのに、「差別はいけない」「いじめはいけない」と言っている大人達が朝鮮学校を区別や差別するのは論外だと、ずっと思ってきました。
私は朝鮮初級学校、中級学校、高級学校と通学しましたが、自分の子どもが朝鮮学校に通う時に、まさかこの様になっているとは夢にも思っていませんでした。
なぜ大人達が朝鮮学校に通う子ども達を差別するのか、凄く悔しいです。
だからと言って自分の子どもを朝鮮学校に通わせないとなったら、それこそ、本当におかしな話だと思います。
自分の子どもには日本で育つけれど、朝鮮人としての自覚をしっかり持ってほしいので、これからも朝鮮学校に通わせ続けます。
大人が子どもに「差別やいじめを無くそう」と言うのだったら、もっと真剣に人種差別や人権を考えてほしいと思います。 コマスミダ。
☆歌とシュプレヒコール
♪歌『声よ集まれ 歌となれ』♪
シュプレヒコール
・子どもたちに学ぶ権利を保障せよ!
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな!
・朝鮮学校に「高校無償化」を適用せよ!
・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ!
・行政が差別するな!
最後の歌は歌舞団の和美さんの音頭で「勝利のその日まで」を元気に合唱しました‼️
駐輪場での申し送りです。
城北ハッキョの6年生の皆さんに大きな拍手がおくられました。
火曜日行動が先週は祝日のためお休みだったので何か懐かしく仲間と談笑して帰路につきました^_^
今日は11月30日、450回目の「火曜日行動」が行われました。
今日のレポーターはハルモニ会の井上さんと
横道さんが担当して下さいます。
写真撮影はいつも若々しい松尾さんです。よろしくお願いいたします。
長崎さんの第一声始まりました。
☆ 長崎さん
今日は暖かい日ですが、朝鮮学校の補助金が打ち切られてもう10年が過ぎました。
2012年の4月17日にこの府庁前に立って、来年で実に10年になります。この火曜日行動を始めた時には正直に言って、1年も2年も続くだろうかと思っていました。大人が子どもを差別しない、誰が考えても当たり前の、こんな不当な差別がこんなに長い間続くとは思っていませんでした。小学生の頃に火曜日行動に来ていた子どもたちがもう成人し社会に出ていく、自分の子どもを連れてやって来るような、そんな歳月の流れです。
なぜ最も多くの在日韓国、朝鮮の人たちが大阪で暮らしているのでしょうか。突然やって来てこの街に暮らしているわけではありません。日本が植民地支配をし、その中で日本で暮らさざるを得なくなった、自分たちの国の文化やことばをすべて奪われ、名前も創氏改名というかたちで朝鮮名から日本名に変えられた、そのような中で戦後朝鮮学校は生まれました。子どもたちが、自分は在日韓国、朝鮮人であるというアイデンティティに誇りをもって生きていく、こうした学校があることが、私たち日本人にとってもどれほど社会を豊かにしてくれたのか、といつも思っています。
火曜日行動にはいつもいろんなメンバーが参加しています。国籍、思想信条、宗教、立場の違う人たちが、子どもたちの笑顔を守るというその一点で、違いを越えて集まって来ました。
そして何より、差別を受け続けてきた当事者であるオモニの方々、アボジの方々、学生、先生方が参加して自分の言葉で皆さんに語りかけています。今日も学生の皆さんが参加してくれました。
また、火曜日行動は、火曜日バンドという文化で支えられています。火曜日行動に来るとなにか雰囲気が楽しいね、いろんな人が自分らしくアピールをしていて、闘いの場ではあるけど楽しいね、とよく言われます。これから発表していただく森本さんはいつも三線で盛り上げてくださっていますが、歌人でもあり、朝日歌壇に朝鮮学校のことを詠った短歌を数多く投稿し掲載されてきました。闘いの中からことばが生まれる、闘いの中から文化が生まれると言いますが、私たちは厳しい闘いの中だけれど、人と出会い、つなぐことが楽しい、そして、輝いている子どもたちやオモニたちを見て、朝鮮学校を知り、マスコミで流されている偏見などから解放されてほしいとねがっています。
では、森本さんお願いします。
いつもマイクとスピーカーを運んでくださっている長崎さん‼️
今日のアピールトップバッターは大和高田から毎週来られている森本さんです。
☆ 森本さん
奈良県、大和高田市から毎週火曜日行動に寄せてもらっている森本です
。
先日、11月26日、奈良県橿原文化会館に大勢の人が集まり、奈良県日朝親善友好協会結成総会が催されました。火曜日行動の仲間の皆さんも大勢来てくださりとてもうれしく、心強かったです。火曜日行動の皆さんの応援の暖かさをあらためて身に染みて感じました。
オープニングで歌を歌わせてもらったのですが、よかったよかったという声をいただいて、ありがたかったのですが、そんな風に言ってもらえるようにできたのも応援あればこそです。
我々は集まって一緒に抗議の声をあげていることでお互いにどれほど応援の力をいただいているか、どれだけ励ましあっているかということをあらためて感じ、感謝している次第です。
橿原文化会館では、100人には届かなかったのですが、たくさんの人が集まって、奈良県親善友好協会の出発を誓いました。僕はその場に皆さんといて、まるで会館が、これからの新しいアジアに向かって船出する船に一緒に乗り合わせたように感じました。
池辺幸恵さんがお祝いの「ラ・カンパネラ」をピアノで弾いてくださって、続いて僕は三線で歌わせていただきました。これから平和と友好の新しいアジアに向かって船出していく、船出の銅鑼を打ち鳴らす気持ちでした。
今日はそのうちの、鳳仙花という歌の替え歌を歌わせていただいて、応援してくださっているお礼と、奈良県日朝親善友好協会がこれから荒海に乗り出していくその胸の高鳴りを歌わせていただきます。
♪ 朝鮮高校 無償化除外
怒りの声挙げ 早くも十年
差別の壁に 風穴あけよう
♪ 幼保無償化 またもや除外
幼いこころを 差別で切り裂く
国の病いの 根を打ち砕こう
♪ 北風吹き抜け 垣根も凍るよ
やがて芽を吹く 春まで耐えよと
鳳仙花 おまえの命を 祈るよ
ありがとうございました。我々はひとつです。これからも応援よろしくお願いします。
☆ 長崎さん
ありがとうございます。心をひとつにしてこれからも頑張っていきたいと思います。
それでは、京都から来てくださった方にお願いしたいと思います。
城北ハッキョのオモニたち
城北ハッキョの6年生の皆さんが来てくれました‼️
2週間後に4人目を出産されるヒャンヒさんが来てくださいました。この方は娘時代から来られていますが、必ずマイクアピールをして下さいました。
火曜バンドは不滅です‼️
京都からまた来てくださった高橋さんがマイクを持たれました。
☆ 大阪府庁にお勤めの皆さん、ご苦労様です。
もし自分のお子さんが学校で歴史を習って来たときに、何か質問されたら親としてどのように説明されますか。
私の教えている6年生のお子さんが学校の社会科の先生に聞いたそうです。
「日本は戦争でひどい目にあったことを授業で習ったけれど、それ以前に他の国に対してしたことについてはあまり書かれていません。それはどうしてですか」と。
悲しいことに何も答えは返って来なかったそうです。はぐらかされたと言っていました。
もし、府庁にお勤めのお父さんお母さんが同じように質問されたらどのように説明されますか。
たとえば、塾で使っている社会科の資料集を見ますと、朝鮮戦争についての記述があります。受験対策として、「朝鮮特需」ということばを覚える以外に、その意味合いや、それが日本にとってどれだけ原罪になっているかは書かれていません。あたかも日本にとっては他人事のように書かれ、そのおかげで経済が生き返ったとかまるで良い出来事のようにもとれる記述がされています。鋭いお子さんなら気づくはずです。日本が原因となって隣の国で戦争が起きて、毎日人が死んでいく、それがきっかけで経済が復興しそれを特需と呼んでいる、そのことについて何かおかしくない?と聞かれた時に親としてどんな説明をしますか。
このあたりの問題を我々日本人が解決しない限り、良かれと思ってやっていることが、真心でやっていることが実は違うということに気づかないのです。せめて家族だけは愛してると思っているかもしれませんがそこには幾重にも折り重なった打算が働いているはずです。一定の人たちを踏みつけた上で成り立っている繁栄ならば、そこから問い直さなければいけないと思っています。自分のお子さんがまだ感性が鋭いうちに歴史のことで質問された時に、親としてどのように答えるのか、そのことについて考えてもらいたいと思います。
今日は以上です。
イケメン三人衆健在です‼️
☆長崎さん
次はもうすぐ 4人目のお子さんが生まれるオンマからのアピールです。
最初に火曜行動に参加された時は独身だったのですよ😊
ヒャンヒさんがアピールをしました。
☆オモニ
アニョンハシムニカ みなさんお久ぶりです。
大阪府庁で働いているみなさんも、お久しぶりです。
恒例の2年に一度の産休に入ったので、久しぶりに火曜日行動に来れました。
多分2週間以内には生まれるかな、という状況です。
こうして子どもをたくさん産むことができる日本も素敵だなと思っています。
道行く知らない人からも「がんばってね」と声を掛けられることも多いです。
わたしはユニクロで働いているのですが、たくさんのお客さまが「コロナで大変だけど頑張ってね」とか「仕事しながらだけど頑張ってね」と声をかけてくださいます。
「4人目なんです」と言うとすごく喜んでくださいます。
子どもが生まれるというのは、私自身家族が増えるのも嬉しいのですが、みんなから「頑張ってね」とか「えらいね」とか「おめでとう」などなど嬉しい言葉しか聞かないんです。
出産出来る方、出来ない方、いろいろな方がおられると思います。私は今、自分勝手な出産と言うより、有難いことだし、みんなの愛があって出産に臨めるのだと感じています。
朝鮮学校無償化の問題、補助金の問題、まだまだ先が見えないのですが、子どもを育てるということは、出産も同じですが、国、行政、人・・・いろんな方の愛があって出来ることだと思っています。
ユニクロでは ―会社の福祉厚生を紹介する訳ではないのですが― 幼稚園、小学校に入学する時、お祝い金がもらえます。朝鮮学校も各種学校ですが日本の学校と同じように貰えます。 当たり前なんですが日本の学校と同じように認めてくれています。
「マスクを朝鮮学校には配りません」という誤報が流れた時、わたしは即、人事のほうに電話で意見しました。職員の間違った判断で誤報が出てしまったこと、全国の朝鮮学校にも配布すると言ってくれました。
朝鮮学校も日本の国で普通に存在しているし、日本の人達も認識はあるのですが、でも根本の政治が朝鮮学校を排除するという、ほんとうにひどい、ずるいやりかだと思います。
人権問題、LGBTなどの意識が日本でも世界でも広がっています。でも日本は法律とかルールは変えない。
わたしの4人目の子どもが朝鮮学校に行く頃までには、日本の人権問題も世界と同じようになってほしいし、なっていくと信じています。
朝鮮学校の問題だけではなく、「人が生きる」という権利に対しては、世界の先頭をいく気概で日本は変わってほしい。
2022年は皆が気持ちよく “ワアー” って暮らせる社会を作っていきましょう。
わたしも子育てがんばります!
☆長崎さん
素晴らしいアピールでしたね。ありがとうございます。
大村さんもマイクを持たれました。
☆大村さん
450回目の今日は、城北朝鮮初級学校の6年生が参加してくれています。
朝鮮学校には日本の学校では当たり前のことが、無いわけです。
給食もそうです。給食が無いので、学期に一回、日本人の支援者で作ろうということで、この前も給食作りをしました。
給食の後、子どもたちはお礼に来てくれてお礼の言葉と歌をうたってくれました。
初めて給食作りに参加した方は、子どもたちの授業の様子を見て、日本の学校と変わらない様でも、やはり朝鮮語で学び、朝鮮人としてのアイデンティティをしっかり持って誇らしげに学んでいる姿にものすごく感動したと話しておられました。
今日は6年生の皆さんに一言アピールと自慢の歌をうたってほしいと思います。
☆6年生の男子
城北朝鮮初級学校の6年生です。初めて火曜日行動に参加するので緊張していますが、皆で「ソン プングム タヨ」(アコーデオン ひきながら)を歌います。
城北初級の6年生の皆さんが心を込めて歌を歌ってくれました。みんな涙をこらえました.
オモニたちもアピールやシュプレヒコールをし「声よ集まれ 歌となれ」を全員で歌いました。
☆幼稚班のオモニ
アニョンハシムニカ
今日は城北朝鮮学校の幼稚班のオンマ達と一緒に参加しています。
私自身はこの火曜日行動に参加するのは3~4回目になります。今日は450回目ということですが、皆さん暑い中も寒い中も何年間も参加されていることを思うと、高校無償化、幼保無償化、補助金の状況が変わっていないのをもどかしく思います。
私自身,城北初級学校出身で、今は子どもが三人通っています。
わたしの住んでいる所は、日本の人も一緒に住んでいる分譲地なのですが、その分譲地には、その校区の学校に通う子ども達が、もちろんたくさんいます。
でも、うちの子どもが朝鮮学校に通っているから、一緒に遊ばない、というようなことは全くなくて、学校から帰って放課後は皆一緒に分譲地の路地で遊んでいます。
こうやって子ども達は仲良く遊んでいるのに、「差別はいけない」「いじめはいけない」と言っている大人達が朝鮮学校を区別や差別するのは論外だと、ずっと思ってきました。
私は朝鮮初級学校、中級学校、高級学校と通学しましたが、自分の子どもが朝鮮学校に通う時に、まさかこの様になっているとは夢にも思っていませんでした。
なぜ大人達が朝鮮学校に通う子ども達を差別するのか、凄く悔しいです。
だからと言って自分の子どもを朝鮮学校に通わせないとなったら、それこそ、本当におかしな話だと思います。
自分の子どもには日本で育つけれど、朝鮮人としての自覚をしっかり持ってほしいので、これからも朝鮮学校に通わせ続けます。
大人が子どもに「差別やいじめを無くそう」と言うのだったら、もっと真剣に人種差別や人権を考えてほしいと思います。 コマスミダ。
☆歌とシュプレヒコール
♪歌『声よ集まれ 歌となれ』♪
シュプレヒコール
・子どもたちに学ぶ権利を保障せよ!
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな!
・朝鮮学校に「高校無償化」を適用せよ!
・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ!
・行政が差別するな!
最後の歌は歌舞団の和美さんの音頭で「勝利のその日まで」を元気に合唱しました‼️
駐輪場での申し送りです。
城北ハッキョの6年生の皆さんに大きな拍手がおくられました。
火曜日行動が先週は祝日のためお休みだったので何か懐かしく仲間と談笑して帰路につきました^_^