ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

11月9日、448回目の「火曜日行動」です。

2021-11-09 16:36:00 | 火曜日
小雨降る中、448回目の「火曜日行動」が行われました。



今日のレポーターはハルモニ会の陶山さん、写真撮影は松尾さんです、短い時間ですが、今日も心一つに頑張ります。



長崎さんの第一声です。

長崎さん

 府庁でお勤めの皆さま、ご通行中の皆さま、こんにちは。今日はあいにくの雨模様、まだ小雨がぱらついています。子どもたちの笑顔と夢を大人が奪わないでほしい、その思いで始まったこの火曜日行動、2012年4月17日から、もう9年を越えました。一日も早い、火曜日行動のおわり、朝鮮学校の子どもたちへの当たり前の権利、これを望みながら私たちは毎週こうやって立ち続けてきました。

その間何回かの国政選挙がありました。先日行われました衆議院選挙、ある意味で大阪にとってはたいへん厳しい選挙でありましたが、でもその選挙の中で、本当の民意をくみ取ってほしいと言う人たちの声が、小さいけれども灯ったような選挙でもあったと思います。未来の子どもたちの少子化の問題が大きな問題になっています。その中で朝鮮の子どもたちが学んでいる朝鮮学校、そして連日子どもたちの虐待、様々な問題が報道されている中で、子ども虐待は国政の親のところに降ってわいた問題ではなく、親自身がその生い立ちの中でネグレクト・育児放棄を受け、職を失い、ある意味子どもが受けるべき権利を受けられずに育った人たちの中から、またこの虐待がうまれ、それがネットワークとして救い上げられていない。そんなことが選挙の中でもいろんな政策の中で訴えられました。

子どもたちが受ける教育の中で、本来の自分がありのままに認められる、そして競争主義だけではない、そんなありかた、それも政策の中で問われていました。朝鮮学校で学ぶ子どもたちが、何度となくこの火曜日行動に参加をし、夏休み、冬休み、そして卒業していくときに、自分たちが受けられなかった権利、そして自分たちの後輩が差別を受け続けることに対しての悲しみ、それを何度となくこの火曜日行動で訴えてきました。それを大人として変えられないでいる日本社会、そして大阪府がかつて全国に先駆けて朝鮮学校に補助金を出し、全国の自治体の中で人権の大阪、共生の大阪として鳴り響いていた時代は、遠い過去のようになってしまいました。

ほんとに火曜日行動続ける中で、府庁の職員の方々の中にも私たちに心を寄せ、温かいあいさつを交わしてくださる方、少しでも知ろうとする方、しかしその片方では、いわゆる公務員の仕事が金儲けではなく、ほんとに現場で苦しんでいる人たちに寄り添い、それを公務労働者として救い上げるのが公務員の仕事だ、そんなことがどんどん薄れ、ある意味で役に立たない人たち、効率の悪いものは切り捨てる、そんな大阪になってきた、それが今回の朝鮮学校の差別にもつながっていると思います。


 でもこうやって火曜日行動につながる人たちは、日々の生活の中で人とつながろう、そしてこうした中でも子どもたちの笑顔を守っていこう、そんな人たちがいつも来ています。私たちの集まる姿、決してあきらめないで思いを繋いでいく、一緒に生きていく、そんな姿を皆さんに伝えられたらと思います。それではマイクリレーをしていきます。




尼崎から小川さんがまた来てくださいました。



火曜バンドは不滅です‼️



河住さんのアピールです。

河住さん

大阪府庁で働いている皆さま、毎週朝鮮学校の問題を訴え続けている人々の声を聴いてください。私は民族講師の方とこの前話をさせていただきました。その時に子どもたちが民族学級に通うのはとっても楽しくて大好きだという子どもがとても多くて、通うたびに子どもたちは自分のアイデンテイテイーを取り戻していく様子がとてもうれしいと話しておられました。

そして子どもたちよりもっと深刻なのは、お母さんたちがもうやめてほしい、こんなことやってもどうせ差別はなくならないのではないかというお母さんが最初は多い、だけども関係を作っていくうちに、お母さんたちそして家族の人たちも、自分の輝きを取り戻していくということを知りました。

朝鮮学校の大切さというのは、自分が生きていること、そのことが認められるというすばらしいことなのだと、私はその時に思いました。朝鮮学校だけではなく、たくさんの日本にある外国人学校にも同じようなことがおこっているかもしれません。そして地域の学校で学んでいる子どもたちの中でもそういう現状はたくさんあるのかもしれません。

私は日本人として自分のアイデンテイテイーなんてきちんと考えたことなどほとんどありませんでした。でもこの運動に参加するようになって、日本人て何だろうと考えるようになりました。私はこの運動の大切な部分は、自分はなんなのか、自分はどう生きるのかということを、きちんと考える人になったということです。皆さんも考えていただきたいのです。こうやってずっと朝鮮学校への支援を切り続けることがどういうことで、人間、そこに生きている人にどういう影響を与えるのかということを考えていただきたいのです。そして一日も早く朝鮮学校への補助金打ち切りをやめていただきたいと思っています。よろしくお願いします。




菅沼さんもマイクを持たれました。

菅沼さん

こんにちは、私は先日、城北朝鮮初級学校の秋祭りに行ってきました。自宅から地下鉄に乗って、旭区の住宅街をしばらく迷っていたのですが、途中通った公園から朝鮮語が聞こえたので、制服着た子どもたちに城北の生徒かもしれないと思って、「城北朝鮮初級学校どこ」て聞いたら、「ああ学生です。教えてあげます」と言って、道案内してもらいました。無事たどり着くことができました。すごく優しい子だなと感激しました。

運動場に行ったら大村さんたちがいて、支える会の会費を払って、唐揚げを1個もらって、とてもおいしかったです。一緒にいた方にチヂミとお茶をもらって、すごく人の心の温かさに触れ合えてよかったです。これからも朝鮮学校支援し続けたいし、差別と闘って、皆がありのままに生きられる、ありのままに認められる社会を作っていきたいです。よろしくお願いします。




大野さんが今日もアピールして下さいました。

大野さん

アンニョンハシムニカ。市民連帯の大野です。

選挙は我々にとっては大変ショックな結果だったです。維新の方々はコロナ対策等うまくいったということで多くの人から支援を受けただろうと思っています。やってることは立派にやられているという評価はします。ただ朝鮮人に対する対応は一切確認されないということに対しては、ほんとに不満を持っています。

さっそく憲法改正の議論がされていますね。吉村知事も憲法改正の国民投票を来年の参議院選挙と一緒にするべきやと言って、そんなあほなことがあるかという思いであります。自民党と組みますかと言われると吉村さんは、憲法改正やるやる、やるやる  と一緒にはできないとインパクトのある言葉で、一般国民の気分あげる発言がおこっています。

憲法改正して子どもたちの大学までの授業料を無償にするという発想を持っておられます。これが実現できれば立派なことですが、(在日朝鮮人は除く)と書きかねないということを懸念しております。そこまで露骨なことはしないでしょうが。

10年間朝鮮学校への補助、無償化を排除してきた、その裏には、南北問わず朝鮮に対する差別意識が一向に抜けない、まさに明治維新の考え、維新の考えにぴったりだなと思っています。それで日本をまとめていくという気合はいいことだが、一人の落ちこぼれもなくみなさん賛同できる国つくりをぜひやってほしいと思います。

参議員選挙で国民投票なんて馬鹿げた考えは捨てて、それならあなたは次党の代表になって国会に出るべきでしょう。大阪の地時からいくらいい格好言っても、全国から見たらチャンチャラおかしいとおもいます。なにとぞ朝鮮学校に対する補助を再開、そして授業料の無償化、大学の困窮資金の給付、これは差別です。これがまかり通っている日本において、常日頃なんぼいいこと言っていても党首がそういうことでは駄目でしょう。橋下さんが引退されて松井さんも引退される。無責任なやり方で、市民を煽動しないようにしてください。よろしくお願いします。



長崎さんが繋いでくださいます。

長崎さん

子どもたちを巡る教育の問題、いろいろな方々が話されました。教育の無償化について大阪維新の会は確かに無償化をあげています。それともう一つベーシックインカムという聞きなれない言葉ですけど、私たち生活に苦しい時生活保護を受けますよね。これに対していわゆる6万円を全員に分配する、その代り生活保護を撤廃するという考えなのです。ほんとにそれで6万円でやれるのかということ。そしてその財源をどうするのか。そして先ほど大野さんがおっしゃったように教育の無償化というときに、本当に朝鮮学校だけが幼児教育から大学まですべて排除されているということについては何ら触れない。

そして大阪で暮らしている在日の方々、大阪府民税・市民税・国税どれほど納めてきたでしょうか。その子どもたちには何らその税金の返りがない。こうしたことについても私たちはいろんな方方と共に訴えてきました。ぜひ子どもたちの笑顔を守るために、そしてこれは決して恩恵でもお情けでもなく、当然日本の中で暮らし税金を納め、義務を果たしているにも関わらず一切の権利が与えられてこなかったということについて訴えているのだということをぜひ多くの方に知っていただきたいと思います。
またマイクを渡します。



尼崎から来られた小川さんがマイクを持たれました。

小川さん

 こんにちは。朝鮮学校を支える宝塚市民の会の小川です。今住んでいるところは尼崎なのですが、ずーっと宝塚で支える会をしています。ここに前、田中ひろみさんが来ていたのですが、8月の水曜デモで倒れて亡くなられたほんとに残念ですが、彼女の想いもしっかり引き継いでやっていきたいと思っています。

今度12月26日、日曜日に、神戸朝鮮高級学校の吹奏楽部のコンサートをするのですが、宝塚のソリオホールで2時半からします。毎年年末にしているのですが12回目になります。始めたのは高校無償化から朝鮮学校を外すというめちゃくちゃなことがおこって、何とかしないとという思いで、知り合うことから神戸朝鮮高校がどんな素晴らしい学校かということを、そこにいる子どもの思いを知りあおうということで始めました。

12年かかっているけど道半ばで残念なのですけど、毎年子どもたちがコンサートで思いを言います。演奏も素晴らしいけど気持ちもすごく入ったコンサートです。遠いけどぜひご参加ください。無料ですがカンパを集めていますのでよろしくお願いします。



雨にも風にも負けずレポートをしてくださる陶山さん‼️



大村さんもマイクを持たれました。

大村さん

 府庁で働いていらっしゃる皆さん、ご通行中の皆さん、今日で448回目となりました。今日はあいにくの空模様ですが、私たちはそれにもめげず、皆さんにいろんな訴えを聞いてもらっています。先ほど城北朝鮮初級学校での秋祭りの話がありましたが、実はその日は朝から公開授業がありました。

公開授業にはたくさんの日本人の人たちが来て見ました。初めて来た人は、学校が創立63年になるのですが、創立以来の木造校舎で、がたがたであるということにびっくりしたとおっしゃっています。その中で子どもたちが一生懸命勉強し、朝鮮学校では日本語の授業以外はすべて朝鮮語でやるのですが、そういったもので自分たちのアイデンテイテイーを育んでいっているかということをしっかりと見たと思います。日本社会の中で平然と差別が行われている、この日本社会で朝鮮人の子どもたちは、自分自身が朝鮮人であるということに、しっかり堂々と生きていける。朝鮮学校で自らの言葉、歴史、文化を学ぶことによって、アイデンテイテイーを培っていっているのです。


林という前の防衛大臣を人権担当相に岸田首相が任命しました。人権を考える担当省が考えることは、たとえば隣の中国の人権がひどいだとか、あらゆる他の国の人権状況に対して、日本からその国の内政干渉になるようなことにケチをつけていくわけです。その国の中でどのような人権が大事にされているかということは検証しないといけませんが、この日本の中での人権はどうなっているのでしょうか。

国連の人権委員会から何度勧告が出ても、日本のいろいろな差別問題に対して、朝鮮学校に対しての差別に対して、高校無償化からの除外や、自治体の補助金不支給、幼・保無償化からの除外、コロナ禍での緊急給付金からも除外するといったそういったことに対して、国連の人権委員会から何度勧告がなされてきたか。それに対して国内の人権に対して差別はないと答えているのです。

人権担当相、この人がどんなことをやるのか、これからもっと注視していかないといけないし、国内の人権問題を私たちはしっかりと日本人として見つめていかないといけないと思いました。

次はオモニ会からよろしくお願いします。




若いオンマを代表して田さんがマイクを持たれましたよ。

オモニ

アンニョンハシムニカ。大阪第4初級学校のオモニ会から来ました。

うちの学校はコリアタウンのど真ん中にある学校になります。当然、コリアタウンのど真ん中なので、学生もたくさんいてるはずなのですが、残念ながら学生数も年々減ってきて存続が難しくなり、後1年で統廃合になります。この統廃合は保護者も子どもも深い傷になると思います。

補助金があったならば、もう少し頑張れたのではないか、踏ん張れたのではないかと思うと、ほんとに悔しいし、やりきれないです。とってもピュアな子どもたちが育っています。うちの子が右手を骨折した時同じ学年の子どもたちは、この子の気持ちを解ってあげようと、皆がその日のお弁当を左手で食べてくれました。ほんとに優しい子たちが集まっているのです。そんな学校が一つなくなります。

毎回言いますけど子どもたちのこと、学校のことに政治を持ち込むのは、ほんとにやめていただきたいです。当たり前のことを主張して何が悪いのでしょうか。ほんとに悔しい気持ちがいっぱいなのですが私たちの世代で最後にしたいと思います。
歌を歌います。

歌とシュプレヒコール
「声よ集まれ歌となれ」



シュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」が響き渡っています。

・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ

・朝鮮学校の子どもたちを差別するな

・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ

・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ

・行政が差別するな



最後の歌は大村さんの音頭で「勝利のその日まで」‼️



駐輪場での申し送りです。



無償化連絡会大阪から色々なカンパが大阪朝鮮学園に贈られました。



本当に感謝しかありません。



来週も頑張りましょう。朝鮮の子どもたちが教育権や学費の心配などせず、安心して学べますように‼️

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