ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

孫日記詩 「ボケボケ ユファちゃん」

2013-02-21 22:49:05 | 詩・コラム
昨年の詩です。笑ってください。今年はちゃんとできましたよ。
 


「 ボケボケ ユファちゃん 」

          

待ちに待った
保育園の生活発表会

オープニング
組代表の挨拶に選ばれたそうな

ついに幕があいた
あ!ユファとクミちゃんが真ん中だ!

ちゃんとできるかな?
期待とどきどきで胸いっぱい

《クミちゃんのオンマ きてるで。》
《どこどこ?》
《ほーらあそこ クミちゃんのオンマや!》

御挨拶なんか どこ吹く風
ふたりで喋ってる間に幕がおりた

わははは おほほほ 笑いの渦
今のなに? オオボケコボケや 

きっと大物になるよ
ボケボケ ユファちゃん

           (2・26)



コメント (4)
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昨年の今頃こんなコラムを書いていました。「楽しい1日はあいさつから」

2013-02-21 10:06:05 | 詩・コラム
 昨年の今頃こんなコラム書いていました。

コラム⑩ 「楽しい一日は あいさつから」                     
 

 今朝、リファの家に向かいながら、中大阪朝鮮初級学校の外壁を改めてじっくり見ると「楽しい一日は あいさつから」、「OH! HA!」、ハングルで「즐거운 하루는 인사로부터」という標語と共に、可愛い女の子がニコニコ笑いながら挨拶をしあっている絵の看板が掲げてあった。初めてみたわけではなく、ずっと以前からあったが、じっくり見る心の余裕が無かったのだ。



 もしやと思い帰り道、東中浜小学校、東中本小学校の外壁を見に行くと、全く同じ標語と絵の書いてある看板が外壁に掲げてあった。違いといえば日本の学校にはハングル文字がないということだけだった。

 私はなんだか嬉しくなって、携帯で写真を撮ったりぐるぐる回りながら、何回も何回も眺めたりしていた。他人からは怪しい、変なおばさんと映っていたかもしれない。

 朝鮮学校は学校と認めないなんてどこの誰がいうの?学校だから東成区の教育促進委員会はウリハッキョの外壁にも、日本の学校と同じ標語の書いた看板をかけたのではないのだろうか。

 近所の人たち誰に聞いても、ウリハッキョを学校じゃないと思っている人なんて、ひとりもいないと思う。唯一、心のひん曲がった人たちだけが騒いで、助成金をカットしたり、差別したりしているのだ。


 バスに乗って、電車に乗って、朝早くからウリハッキョの子供たちは学校に通う。学生たちよりも早く先生方、バスの運転士さんは出勤して、スクールバスに乗り込み、子供たちを迎えに行く。雨の日も風の日も。

迎えに来てくれた先生方はにっこり笑いながら、子供たちを温かい挨拶で迎えてくれる。「アンニョンハセヨ!」、子供たちも元気に答える、「アンニョンハセヨ!」

こうして挨拶から子供たちの楽しい一日が始まるのだ。

某中学校の前を通ったら先生方が大勢外に並んで,登校してくる学生たちに大きな声で<おはよう!>と声をかけていた。なのになぜだろう、学生たちが全く反応しないのだ。ニコリともせず、声も出さず、頭をちょこっと下げるだけだ。まだそれもましだ。知らん顔して通り過ぎる学生もいた。胸が痛かった。日本学校の先生方も大変だなぁとしみじみ思った。

いつもニコニコ笑いながら、大きな声で挨拶しあった東大阪朝鮮中級学校の学生たちが、無性に恋しくなった朝だった。
        
(2012・2・24)
コメント (5)
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