１月１５日、今年度２回目の「火曜日行動」の日です。
東京では大雪が降りウリハッキョも臨時休校になったようです。
昨日の雨のせいか、朝から大阪もとても寒いです。お昼になっても全く気温が上がっていません。
１２時少し前に大阪府庁前に到着しました。皆さん、元気な笑顔で集まってきました。
今日は寒すぎてか、なかなかビラを貰っていただけませんでした。
「朝鮮学校への助成金交付の再開にご協力ください」と言いながらビラを渡すのですが、
今日は大勢の人が聞こえないふりをして通り過ぎて行きました。
頭上に広がる青空を見ていたらなんとなく悲しくなってきました。
今日のマイクアピールは自作の詩「ふるさと」を朗読しました。
朗読の前に
「大阪府庁で働いていらっしゃるみなさん、こんにちは、今日は、私が毎週ここに来ているわけを詩にしたのでそれを朗読します。」
と言ってから、自分の生まれた場所すら知らず育った私が、ウリハッキョのおかげでどれほど人間らしく生きてこれたかという、自分史のような詩「ふるさと」を朗読しました。
府庁前でこの詩を朗読したのは初めてですが、今まで何回朗読したか数えきれないぐらいいろんな集会で朗読してきましたが、現実はだんだん深刻になる一方です。この詩を書いた日から２年半があっという間に過ぎ去ってしまいました。
でも嘆いている暇はありません。「念ずれば花開く」－この気持ちを忘れず頑張っていきます。
１時に簡単な伝達があり解散です。私は皆さんと途中で別れて一人暮らしの「ハルモニ」の家を訪ねました。
家に到着してベルを何回鳴らしても誰も出てきません。いつものことです。テレビの声が大きいのでチャイムの音はほとんど聞こえないようです。電話をして戸をあけていただきました。
ハルモニとは３週間ぶりの再会です。私の顔を見るなりハルモニは大層喜ばれ、私の手を繋いだまま部屋に案内してくださいました。
今日は１５日なので銭湯が半額だからお風呂に行こうと思っていたとおっしゃっていました。
冷たい私の手をさすって下さりながら、すぐに温かいコーヒーを作ってくださいました。
今日は今から１５年前、７３歳から７８歳まで通った天王寺の夜学の話をしてくださり、その時の資料なども見せてくださいました。
漢字はなかなか覚えられなかったけど平仮名はすぐ覚えた話など、楽しい思い出話をしてくださいました。
クラス委員も務めたと笑っておられました。
もっとお話を聞きたかったけど学童に行かなければならない時間が迫ってきました。又来る約束をして家を出ました。
夕方５時の空です。
