ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

コラム⑥ 「甘ちゃん やめんね」 (2012・2・7)

2012-02-07 09:47:04 | 日記
コラム⑥
     「甘ちゃん やめんね」
                           
 今日はユファの4歳の誕生日だ。朝早くオンマからメールがきて、ユファが「アッパがいい―」(アッパと保育園に行きたいという意味)と、ごねて大泣きしているので、いつもより保育園着くのが遅くなると云うメールだった。

 私が思うにユファはアッパと保育園に行きたいと云うのは口実で、多分欲求不満が溜まっていたのじゃないかなぁと思った。

 ユファは普段はとても静かな子だ。1人で黙々と絵を書いたり絵本を読んだりお人形ごっこをしたりしている。時々一緒に居るのを忘れるくらいだ。でも一度ごねるとテコでも動かない。何分でも下を向いたままだったら、そのままの姿勢で沈黙してしまうのだ。

 私は朝に会うだけだから、ユファのごねている姿をあまり見たことは無いが何回かはそんな場面に遭遇している。毎日見ているオンマ、アッパは大変だろうと思うけど、それも子育ての楽しみの一つだから知らん振りして傍観している。

 朝、瞼の腫れたユファに「お誕生日おめでとう」といったら「ユーちゃん、今日から4歳やから、甘ちゃん やめんね」という。園内に入って主任の先生からお誕生日の花(手作りの)をつけてもらいながら、抱負を聞かれると、やはり同じ事をいっていた。

 「甘ちゃん やめんね」

 やめなくても良いのにと思った。真ん中は損だ。私も真ん中だからその気持ち分かる。一番上は初めての子だからみんな一生懸命だ。泣き声の変化にさえ敏感だ。末っ子は末っ子で、最後だからとみんなが可愛がる。でも真ん中は、ほとんどほったらかしになる。(無意識のうちに)

 ユーちゃんの場合、しっかり者の姉には敵わず、自分より体重の重い弟には羽交い絞めにされ、おまけに普段はおとなしい子なので特にほったらかしになる。

 でもユーちゃん。成功している人は真ん中の人が多いんだよ。ほったらかされた分、自立心が育ち、自分の考えで行動できるからね。うちの子だってそうだよ。(私も)

 私より5回り下の同じ子年。顔もなんとなく似ていると良く言われるが、ユーちゃん、心配しないでね、貴方の方が百倍可愛いです。

 何か欲しいものあるかと聞いたら<オーロラ姫>の絵本が良いという。さぁ、あとで学童に行く前に本屋さんに寄ろうかな。夜は本と、一品おかずを持ってユファに会いに行こうっと。   
 (2012・2・7)
  
        
コメント (2)
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