土曜日は釣りに行く予定でしたが、台風27号が来たために中止。
今年は天気にも見放されているようです。
土曜日の予定が無くなったので、先日買ったEVERNEW Tiアルコールストーブの改造をしてみることにしました。
EVERNEWのアルコールストーブは、お気に入りの「笑's」のH-80というゴトクが使えません。
「笑's」のゴトクは三点でストーブやケトルを支えるので、筏の微妙に波打った板の上や磯の上でも安定してお湯を沸かすことができます。
また、風防も兼ねているので、少しの風ならウィンドスクリーンをセットしなくても大丈夫です。
何とかして「笑's」のゴトクを使えないものかとストーブを眺めていたら、いい考えが思いつきました。
「笑's」のゴトクの爪にEVERNEWのアルコールストーブが引っかかるように、鍔をつけることです。
まずは、ホームセンターで金属用の卓上糸鋸の歯を物色。
金属用の卓上糸鋸の歯は鉄、アルミ、真鍮用です。
ステンレスは硬いし、真鍮は0.3㎜の薄い物しかなかったので、アルミの0.5㎜の板を買いました。
アルミの板を◎の形に切ってストーブにはめ込めば、「笑's」のゴトクで使えるようになるはずです。
しかし、卓上糸鋸でアルミの板をうまく切り抜くことができませんでした。
何かうまく丸く切り取れるものはないかと探して、見つけたのがコンパスカッターです。
本来は紙を切り抜くものですが、自作アルコールストーブを作ったときに、アルミ缶をカッターナイフで切ったことがあるので、何とかなるでしょう。
くるくると何回まわしたでしょうか?
刃はあっというまにダメになりましたが、何とか◎に切り抜くことができました。
早速、ストーブにセットして、「笑's」のゴトクで燃焼テストをしてみました。
水の量は700cc、アルコールは60ccです。
ゴトクが熱を伝えるのか、1分で本燃焼に入りました。ゴトク無しよりも早く火力が強くなります。
ケトルの水が沸騰するまでは7分半、アルコールはまだ、半分ぐらい残っています。
鎮火するまでは14分でした。風防があるので、燃費が良いのかな?
水の量はこの前よりも少し少ないのですが、満足できる結果です。
しかし、少し問題が・・・
ストーブのチタンと鍔のアルミの熱膨張率が違うのか、熱いうちにストーブを持ち上げると、鍔が外れてしまいます。
もう一つは、EVERNEWはトランギアより少し小さいのでゴトクの中でずれてしまいます。
そこで見つけたのが車のマフラー補修用のパテ、耐熱温度は1000度です。
まさかストーブ本体が1000度以上になることはないと思うので、そのパテで鍔の下を肉盛りしました。
ちょっと改造するだけのつもりだったのに、けっこう手間とコストがかかってしまいました。