折りたたみ自転車で日本一周 etc

Bromptonで休日を繋いで、日本一周を目指しています。 その他、趣味の魚釣りなどを綴っています。

ちょっと休憩-22「和竿作り2」

2012年06月24日 | ちょっと休憩

 土曜日にへらぶな釣りに行きました。

釣れたのは10匹。
目標の50匹には程遠いです。
向かいの人は、50匹以上釣っていたのに、何が違うのでしょうか?

釣りから帰って、竹竿作りをしました。
仕事が忙しくて、毎日帰ってくるのが12時近くになるのですが、寝る前の2・30分ほどを竿作りに費やして、竹に糸を巻いたり色を塗ったりと、こつこつと作業をしていました。
今回は、継ぎの部分を作る作業です。

穂持ちは先は直径6.8㎜です。穂先の元径が5.8㎜なので、穂持ちの先の穴を5.8㎜に広げ、穂先を差し込めるようにします。
まずは、5.5mmのドリルの歯を穂先に穴に突っ込んで、穴を広げます。失敗すれば、すべてがパーとなるので、緊張の一瞬です。

広げた穴を紙やすりで整え、なんとかうまく穂先をつなげることができ、ほっと一安心です。

続いて穂持ちと手元の竹同士を継ぐ部分、「込み」と「込み口」を作る作業にはいりました。
穂持ちの尻部はテーパーのついた形に削り、手元の先端はそのテーパーにあわせて穴を広げないといけません。
穂先は規格品なので簡単でしたが、穂持ちと手元は両方を削りながら合わせていくのが大変です。
削っては合わせてみて、また削るを繰り返し、うまく継げるまで3時間ほどかかりました。


日曜日は手元の尻に新聞紙を巻いて、握りの部分を作りましたので、竿らしい形になりました。
あとは人工漆を塗るだけです。

とはいっても、「込み口」や胴、握りにそれぞれ5回以上塗り重ねたり磨いたりしないといけないので、まだまだ時間がかかりますが、思ったより早く完成しそうです。


ちょっと休憩-21「和竿作り」

2012年06月17日 | ちょっと休憩

相変わらず仕事が忙しくて、日本一周はお預け状態です。

最近、へらぶな釣りを始めて、インターネットでいろいろ調べていると、昔ながらの竹でできた和竿で釣るのが、味わい深いという記事が多くあります。
ところが、竹竿は10尺の竿でも安くて数万円、上をみればきりがないという代物です。

昔、ヘチ竿や筏竿作りに凝っていたことがあったので、数年ぶりに熊取にある竹甚という釣竿用の竹の専門店におじゃまして、矢竹を購入しました。

目指すのは、10尺三本継、穂先はカーボンで、穂持ち、三番が矢竹のハイブリット竿です。
三本継にしたのは、継ぐところの細工が難しいので、継数を少なくしたからです。
穂先をカーボンにしたのは、穂先の作成が難しくて手間がかかるのと、カーボンの方が軽くて、持ったときの重さが軽減されるだろうという目論みです。
それに竹で作った穂先は繊細で、取扱いに気を使うからです。

竿作りは焦りが禁物なので、できあがるのは2ヶ月先か3か月先になると思いますが、世界に一本しかない手作り竿でへらぶなを釣るのが、今から楽しみです。