折りたたみ自転車で日本一周 etc

Bromptonで休日を繋いで、日本一周を目指しています。 その他、趣味の魚釣りなどを綴っています。

日本一周17日目 2011年2月20日 愛媛県 宇和島~愛媛県 八幡浜

2011年02月25日 | 日本一周



ホテルのバイキングでたらふく朝ごはんを食べた後、昨日は見れなかった宇和島城を見物に行きました。宇和島城は小山の上にあるお城です。途中まで自転車を押して上がったのですが、最後は階段となっていました。

三層のこじんまりとしたお城で、普段大阪城を見ている僕には、とても小さく見えました。中に入れるのは9時からですが、1時間も待つのはもったいないので、外観だけで我慢しました。

国道56号線を走っていると、何かが落ちる音がしました。慌てて自転車を止めると、ハンドルにつけているGPSが落っこちていました。自転車の振動がGPSにはよくないというので、バネで作った自作のステーでGPSを自転車につけていましたが、バネの根元が金属疲労を起こしたのか、ポキリと折れていました。GPSは外装に傷がつきながらも正常に動いていたので、ほっと一安心です。帰ったらステーを作り直さないと。

 

西予市のお伊勢山というところに、戦没者を祭った大きな慰霊塔が立っていました。この辺りでも、多くの人が先の戦争に駆り出され、戦死されたようです。英霊たちは、山の上から故郷を見ながら、眠っているのでしょうか。平和な時代に生まれたことを感謝しつつも、不謹慎かもしれませんが、漠然とした不安や閉塞感にさいなまれながら生きているのと、身近にせまる不安や恐怖と戦いながらも、絶対的な価値観と連帯感を共有できた時代とでは、どちらに生き甲斐が感じられるのか考えさせられます。

 

 



国道378号線に入ると、菜の花がきれいに咲いていました。春近しです。



でも、杉も花粉を膨らませています。僕は花粉症ではないのですが、今年は例年の10倍の花粉が飛ぶということなので、次のサイクリングはマスクを用意したほうが良いかもしれません。
 

明浜歴史民俗資料館です。


明浜歴史民俗資料館には、小学校の音楽室にあるような足踏みオルガンが展示してありました。

懐かしくなってキラキラ星を弾こうとしたのですが、ドの音が出ませんでした。きっと100人中96人ぐらいはキラキラ星を弾くから、ドの音が出なくなったのではないでしょうか。



明浜歴史民俗資料館のそばにある民宿の食堂で、釜揚げしらす卵とじ丼を食べました。あまりにお腹が空いていたので大盛りを注文したら、丼一杯のご飯が出てきました。

昨夜もそうだったのですが、この辺りの味噌汁は、とても甘いです。



何とか丼をかき込んで走り始めると、大崎灯台という看板がありました。試しに脇道にそれてみると、急な下り坂と上り坂の先に、これが灯台?という建物が立っていました。



展望台からの眺めも、靄で何も見えませんでした。
急な上り下りに使った体力を、返して欲しいです。





「みかめ海の駅」で、マンボウに餌をやることができました。


直にマンボウを見るのは初めてです。マンボウは動きは遅いのですが、ペンチのようなごつい歯をしていました。生簀のお姉さんの話では、フグ科の魚で噛まれるとえらいことになるそうです。
一緒にマンボウを見ていたおばさんに、餌をおすそ分けしました。

八幡浜港に入ると、造船所で大きなタンカーを造っていました。陸の上にある船をまじかに見ると、乗り物とは思えないほど巨大な物体でした。

八幡浜市では、バスまで時間があるので、銭湯で汗を流そうと思ったのですが、本日は定休日でした。残念。

時間を持て余したので、八幡浜の街並みを散策したのですが、歴史的な家も暗くてたんなる古い家にしか見えませんでした。


でも八幡浜ちゃんぽんは、鶏ガラスープがよく効いていて、美味しかったです。

 

17日目

 

走行距離

103.1km

(GPS計測)

 

総走行距離

1,593.7km

交通費

7.550円

(八幡駅前バス停~自宅)

宅急便

1,380円

(四国~自宅)

合計

8,930円

 


日本一周16日目 2011年2月19日 高知県 宿毛~愛媛県 宇和島

2011年02月23日 | 日本一周

 

夜行高速バスの窓から見えた温度計が、-1度を表示していました。晴れてはいるのですが、とても寒い朝です。
 

宿毛駅から宅急便の営業店へ向かう途中で喫茶店を見つけたので、モーニングを注文しようとしたら、100種類以上もあって驚きました。

おにぎりセットなどがあったのですが、無難?にトーストとサンドイッチのセットを頼みました。
やっぱりコーヒーにはパンでしょう。
でも、トーストとサンドイッチの組み合わせというのは、モーニングとしてはボリュームが・・・

 

梅の花のほころびを見ながら、馬瀬山頂にある宇和海展望タワーを目指しました。

 

 展望台が回転しながら上昇してくもので、遠くは九州まで見えるということです。新燃岳の噴煙が見えないかなと思ったのですが、靄がかかって、九州の地は見えませんでした。


展望台からは、御荘湾にかかるロープウェイの跡が見えます。平成18年までは、国道から宇和海展望タワーまで、ロープウェイでこれたそうです。ロープウェイが営業していたら、30分も山を登らなくてもよかったのに。 

黒鯛釣りの本に、御荘湾にはビックママと呼ばれる80cmを超える大きな黒鯛が棲んでいるそうです。日本記録は70.8cmなので、ビックママを釣り上げれば、日本新記録です。今度は、釣竿をもって訪れてみたいものです。


展望タワーの近くには、宇和海から引き揚げられた紫電改が展示されていました。

展示場には子供のころに読んだ「紫電改のタカ」の全巻が売っていました。欲しかったのですが、重たい荷物になるので、あきらめて「紫電改せんべい」を買ったら、お店の人がヤクルトをくれました。


国道56号線で、日本19周目という人に出会いました。

ずっと旅を続けていて、自転車ももう3台目だそうです。
うらやましくもありますが、日本一周も19周目ともなると、日本一周の旅が、生活そのものになってしまうでしょうね。

僕は自転車の旅は、日常の生活から離れ、ひと時の心の自由を得られることが楽しいと思っています。
旅が日常の生活になると、旅そのものを楽しめないのではないかと考えてしまいます。

社会人、父親、そして旅人、いろいろなシチュエーションの自分を楽しめるほうが、豊かな人生を過ごせるのではないかと思います。 

お昼をまわって暑くなったので、峠の茶店でソフトクリームを食べました。

お店のおばさんのお勧めのサツマイモソフトクリームは、ほのかに甘くて美味です。ソフトクリームの後で、湧水で淹れた京都のお茶もいただきました。体が温まって、おいしかったです。峠の登りで体を温めて、ソフトクリームで冷やして、お茶で温める。忙しいことです。


木浦松の辺りで、渡船からたくさんの釣り人が下りてきていました。今日は良い天気だから気持ちよかったでしょうね。僕も今月の上旬に行った釣りは、天気が良かったのですが、水温が低くてボウズでした。

幕末の四賢候の一人、伊達宗城の居城である宇和島城を見たかったのですが、閉門時間の午後5時を回っていたので、入ることができませんでした。残念。

駅前のお食事処で、宇和島名物の鯛めしをいただきました。タレに生卵を溶いたものに鯛の刺身を混ぜ、ご飯にかけて食べるというものです。鯛の身の甘みと卵のまろやかさが絶妙で、とてもおいしくいただけました。


ちょうど白魚が上がる季節で、白魚の踊り食いもいただきました。酢醤油に入った生きた白魚を飲み込むと、喉越しがなんとも言えないものです。噛んでもよいということなので、噛みしめてみると、ほのかな甘みが出て、それもなかなか珍味でした。
  

16日目

 

走行距離

115.4km

(GPS計測)

 

総走行距離

1,490.6km

宅急便

1,580円

(自宅~四国)

交通費

9,660円

(自宅~宿毛駅前バス停)

宿泊費

4,600円

ホテル

合計

15,840円