お気に入りの玉網が欲しくて、竹を曲げたりアルミパイプを曲げたりしたのですが、途中で折れたり、歪んでしまったりと、なかなかうまく円形に曲がってくれません。
合成の木材の板を卓上糸鋸で円形に切り抜いてみると、けっこううまく玉網の枠に使えそうなものができました。
黒い合成漆を何度も塗っては耐水ペーパーで磨き、仕上げは赤漆を塗って砥ぎをいれると、いい感じの玉網ができあがりました。
玉網と並行して、おそろい玉網受けも作成し、11月23日の彼岸のお墓まりのあと、半日のへらぶな釣りに行きました。
信じ深いのか罰当たりなのか・・・
お気に入りの底釣りで何度か餌打ちを繰り返すと、少し小ぶりのへらぶなですが、記念すべき手作り玉網ですくう一匹目のへらぶなが釣れました。
玉網受けもいい感じです。
ついつい作っているときは夢中になってしまって、記録を残すことまで頭が回りません。
今思えば、制作過程の写真を撮っておけばよかったと後悔しています。
九州は今日も良い天気ですが、台風18号の影響で、京都や福井はえらいことになっているようで、BromptonやRIDLEYで何度も行っている京都の嵐山の渡月橋が冠水しているそうです。
普段は橋のはるか下を水が流れているのに。
今年の天気は、なんだか異常ですね。
今日も北風が強いのですが、国道266号線を南下するので、嬉しい強風です。
調子にのって走っていると、路肩からできた軽トラをよけようとしたとき、前輪が路肩の段差に引っかかってこけそうになりました。
すかさず地面を蹴って体勢を立て直したので事なきを得ました。
昔、オフロードバイクに乗っていた経験が役に立ちました。
走り出して30分ほどで、ガタリンピックの会場に着きました。
防波堤の下には、「釣り吉三平」がムツゴロウ掛けで使っていた、潟スキーが置いてありました。
しかし、潮が満ちていて、干潟は見えません。
昨日、一昨日とどうも潮に恵まれていないようです。
太良町には「月の引力が見える町」という看板が何度も出てきます。
今日は諌早から昼一の特急に乗って帰る予定です。
順調に走って、早くも目的地の諌早市に入りました。
ちょっと一服しようと休憩所で停まると、ガイドマップがありました。
ガイドマップを見ると、堤防道路で雲仙市に渡れるそうです。
スマートフォンで地図を開いて、しばし検討。
予定を変更して、堤防道路で雲仙に渡ることにしました。
諫早湾干拓堤防は全長7kmもある長い堤防で、対岸の雲仙が霞んで見えます。
人間の作ったものでも、これだけ大きなものになると、けっこう環境に影響を与えているようです。
あとで気付いたのですが、記念すべき4,000km地点は、この堤防の上でした。
家に帰ってからGPSのデータを整理していると、南部水門の近くが4,000kmでした。
偶然にも走りながら南部水門の写真を撮っていました。ラッキーです。
堤防道路を走って雲仙市の吾妻に渡り、国道251号線を右に曲がって、愛野に向かいました。
島原鉄道の愛野駅は、名前のとおりピンクを基調とした可愛らしい駅です。
愛野駅の近くの宅急便のセンターにBromptonを預け、身軽になって島原鉄道に乗りました。
これが正解、新大阪駅についたら、新大阪から東京間が台風の影響で運休になっていたので、新大阪駅は人でごった返していました。
新大阪と大阪の間を流れる淀川も、今にも溢れそうなぐらい水が流れていました。
もう少し雨が強く降っていたら、大阪も危なかったようです。
そうそう、干潟は特急かもめ18号の車窓から見ることができました。
走っている電車からなので、もう一つうまく写真は撮れなかったのですが。
40日目 |
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走行距離 |
49.1km |
(GPS計測) |
総走行距離 |
4,009.4km |
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宅急便 |
1,790円 |
(九州~大阪) |
交通費 |
15,940円 |
(愛野~大阪) |
合計 |
17.730円 |
※経費には食事代やお土産代は含んでいません。
今日もいい天気です。
国道501号線を少し走ると、昨日見逃した鹿島神社の案内があったので、ちょっと寄り道。
境内には低い鳥居が3つありました。
くぐってみようかなと思ったのですが、ちょっと無理そうなのであきらめてお参りだけして、先を急ぎました。
国道501号線を北上して行ったのですが、台風18号の影響か、北風が強く、5速はだめ、4速も無理、3速で、まるで坂を上っているようです。
荒尾市で万田杭を見学しました。
明治時代に使われていた炭鉱で、迫力のある建物や、100年以上も前の蒸気で動くウインチなんかがありました。
大牟田市では、秒速10メートルで地下400メートルの炭鉱に行けるエレベータがあるという炭鉱産業科学館に寄りました。
エレベータに乗り込むと、がたがたと降下していきます。
表示が400メートルを指すと、炭鉱で働く機械の展示を見ることができます。
大牟田市からは県道18号線に入りました。
干拓地の中を走る道で、平坦で単調な道です。
途中ぱらぱらと雨が降ってきたのですが、ちょうどファミレスがあったので、お昼ご飯を食べているうちにやみました。ラッキーです。
柳川では、観光客が優雅に川を下っていました。
相変わらず風が強く、休憩のときにBrompton駐輪をしているにも関わらず、突風でBromptonが倒れてしまいました。
幸い草の上なので、Bromptonにダメージはありませんでした。
そうこうしてるうちに国道444号線に入り、進行方向が北寄りになり、追い風を受けて順調に走ることができました。
向かい風のときは十数km/h、追い風のときは20km/hを超えているので、10km/hぐらいの差があります。
本日の目的地の鹿島に近づいたとき、有明海岸の標識があったので、のぞいてみました。
堤防から広大な干潟が望めると思ったのですが、満潮で堤防の下まで海がきていました。
残念。
39日目 |
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走行距離 |
133.4km |
(GPS計測) |
総走行距離 |
3,960.3km |
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宿泊費 |
4,500円 |
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合計 |
4,500円 |
※経費には食事代やお土産代は含んでいません。
二ヶ月ぶりに新水俣から日本一周に出発です。
まずは、国道3号線を北に向かいました。
国道3号線は、歩道が途切れ途切れで路側が狭く、大型のトラックがひっきりなしに走るので、とても走りにくい道です。
おまけに登坂車線が何度も現れ(つまり上り坂)大変な道です。
でも、プーリーを交換したので、Bromptonはこの前よりも軽く走っているような気がします。
八代市あたりで高速道路があり、車のとおりが少なくなったので、幾分走りやすくなりました。
八代市からは県道42号線、県道338号線と走っていくと、川で釣りをしている人を見かけました。
何を釣っているのだろうと橋の上からのぞくと、川べりの泥のところで何かが動いています。
橋の下に降りて、川辺にいたおじさんに聞いてみると、ムツゴロウだそうです。
10分ほど自転車で行ったところに大きな橋があって、そこにはもっと大きなムツゴロウがみられるそうです。
おじさんに教えてもらったところまで走っていくと、大きめのムツゴロウがたくさんいて、ときおり背びれを立てて喧嘩をしています。
子どものころに読んだ漫画「釣り吉三平」のワンシーンを思い出しましたが、コンパクトカメラなので望遠が効かず、いい写真が取れませんでした。
釣り吉三平といえば、僕が釣りが趣味なのも、へら竿を作ったりするのも、「釣り吉三平」の影響だと思います。
今、釣りでリフレッシュできていることを思うと、いい本に出会えたものだと思います。
ムツゴロウのいる橋を渡ると、国道266号線に突き当たりました。
今日、宿をとっている宇土は目と鼻の先ですが、国道266号線が半島に向かっているので、国道より海側を走るという自己ルールに従って、国道266号線を半島に向かって走りました。
半島の先にある三角港には、海のピラミッドという円錐の建物がありました。
中は物産店があったようですが、つぶれています。
建物の上には展望台があるので、外側のスロープをぐるぐる回りながら登っていくと、三角港や天草の島を見渡すことができました。
三角港からは国道57号線です。海岸線沿いの気持ちの良い道で、御興来海岸という夕日の名所がありました。
海岸の波目模様の岩に夕日が差し込むと美しいということです。時間的には良かったのですが、潮が満ちていて岩が見えず、夕日も雲に隠れていました。残念。
宇土に入るころには、陽がとっぷりと暮れてしまいました。
宇土には日本一背の低い鳥居がある鹿島神社があるそうですが、真っ暗な中を神社に行くのもなんなので、ホテルに向かって先を急ぎました。
ついに電装化したBromptonのライトの出番だったのですが、100円ショップの懐中電灯を改造したヘッドライトは、自転車の懐中電灯としては光量が不十分で、路面が良く見えません。
大阪に返ったら、改造しなおさなければ・・・
38日目 |
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走行距離 |
124.7km |
(GPS計測) |
総走行距離 |
3,826.9km |
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交通費 |
17,760円 |
(大阪~新水俣) |
宿泊費 |
5,600円 |
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合計 |
23,360円 |
※経費には食事代やお土産代は含んでいません。
やりました!40センチのキビレ(黒鯛の仲間で鰭が黄色い)を釣りました。
というのは嘘で、もらい物です。
仕事は忙しいのですが、夏季休暇を消化しないといけないので、休みを取りました。
そもそもの間違いは、インターネットの天気予報を見たことです。
弱雨のマークが出ていましたが、風は弱そうなので、筏に行こうと決めました。
渡船に着くと、天気予報から打って変わって、船頭から昼から雨風が強くなるかもと言われました。
台風が速くなったそうです。
インターネットの天気予報を見ると、午後から強雨に変わっています・・・
筏に乗って、9月に入ったことだし、イカでもいないかなと、餌木をしたのが第二の間違いです。
2・3投、餌木を投げて反応がないので、餌木ロッドを筏に置いて、チヌ釣りを始めました。
潮の流れが速く、エサ取りも多くて四苦八苦すること2時間ほど、流していた仕掛けを回収しようとすると、竿を引き込まれました。
チヌにしては引きが強すぎるし、ボラにすれば引きが弱すぎる。
何度かの締め込みをいなして巻き上げてくると、水面下に微かに魚影が見えました。
魚形や色合いがチヌではなさそう、と思った瞬間に糸が切れてしまいました。
一瞬唖然としましたが、きっとあれはボラだと自分に言い聞かせ、釣りを続けたのですが、土砂降りの雨が降り出しました。
時計を見るとまだ9時です。
おまけに突風まで吹き出し、雨除けにさしていた傘の骨が折れ、餌木ロッドが吹き飛ばされて海に飲み込まれました。
長年愛用していた餌木ロッドとリールなのに。
けっこういい値段がしたのに。
餌木をしなければよかった・・・
ちゃんとしまっておけばよかった・・・と後悔しましたが、いまさらどうにもなりません。
ますます天候は悪化していき、アジとアイゴを掛けましたが、昼過ぎにこれ以上は危険ということで、船頭が迎えにきました。
今日は4人の釣り人が筏釣りに来ていましたが、チヌは上がらず、キビレが一匹だけでした。
船頭が貰って帰りと勧めてくれるので、ありがたく頂戴しましたが、不完全燃焼です。
こんなことなら釣りに行かなければよかったと後悔しました。
最近はこんなことばっかりです。
でも、次はきっといいことがあるでしょう!
そう信じて明日を生きていきます。