折りたたみ自転車で日本一周 etc

Bromptonで休日を繋いで、日本一周を目指しています。 その他、趣味の魚釣りなどを綴っています。

2011年3月13日 ちょっと休憩③「一周年」

2011年03月13日 | ちょっと休憩


早いもので、日本一周を初めて、もう1年が経ちました。この1年間の走行距離は、19日間で1,787.5kmになります。


1年経って、僕のBromptonも少し進化しました。
一番大きな進化は、変速機が内装3段から内装5段に変わったことです。

海沿いの道は結構アップダウンが多いので、上り坂でいつも苦労をしていました。
フロントギアの歯数を少なくするか、5速化するか悩んだのですが、自転車に詳しい同僚の助言で、値段は高くつきますが走破力の高い5速化を選択しました。
おかげで坂道で自転車を押すことも少なくなりました。

 

 次はペダルです。WellgoQRD-W01という脱着式のSPDペダルです。引き足が使えるほうが楽だと思い、5速化と同時に変更しました。


細かいところでは、GPSの取り付けステーです。
自転車の振動がGPSにはよくないということで、バネを使って自作したものです。220日の宇和島でステーが折れてしまったので、修理しました。


僕の使っているGPSは、GARMINeTrex Vista HCxです。

去年の5月までは、ずいぶん昔に買っていたGARMINGeko201を使っていました。
しかしGeko201は地図を収納できないため、ポイントからポイントへの直線的なナビしかできません。
道を間違うと体力的にも精神的にもしんどいので、地図が収納できて、ルートナビのできるeTrex Vista HCxを奮発して買いました。
おかげで道に迷うことは、かなり少なくなりました。(eTrex Vista HCxは時々変なナビゲーションをするのです)

写真の白い物はGPSロガーです。
万が一
GPSがトラぶったときのためのバックアップ用です。
Geko201に合わせて単4電池のものを買ったのですが、eTrex Vista HCxが単3のため、電池ボックスをつけています。
幸い、バックアップのお世話になったことはありません。

今まで走った軌跡は、カシミール3Dという地図ソフトで管理しています。


基本的な装備です。

1、バックは、家にあったもので、大きさがちょうどよく、サイドポケットがたくさんあるので重宝しています。
2、工具類です。パンク修理セットやスパナなどが入っています。
3、自転車ごとすっぽりと被れるポンチョです。
4、地図やごみ袋、予備の電池などの小物類です。
5、消毒薬や湿布などが入っている救急バックです。
6、Bromptonを入れるキャリングバッグです。宅急便は、このバックに入れて送っています。電車での移動のときは、イージカバーを使っています。
7、着替えです。

基本的な服装です。ヘルメットはBELL社のcityです。落ちつたカラーとバイザーが標準なので気に入っています。

上着とジャージズボンは近所のスーパーで買った吸湿性のよさそうなものです。
一度、半袖で日焼けして痛かったので、それ以来長袖を着用しています。
寒いときはウインドブレーカーを着込んでいます。
ジャージズボンの下は、お尻が痛くならないようにゲル入りのインナーパンツを履いています。 


当初は行けるところまで行って、電車で帰ってくるとつもりだったのですが、帰る時間を考えて走らないと家に帰り着くことができないので、行き当たりばったりでいかなくなってしまいました。
四国に入ってからは、電車代が嵩むのと、移動に時間がとられることから、高速バスを利用しています。
特に夜行バスは朝早くに着くので、自転車を走らせる時間をとることができます。
しかし、夜行バスの欠点は、自転車を乗せることができないことです。
ということで、自転車は宅急便の営業所留で送っています。
夜行バスのバス停と宅急便の営業所が近いとよいのですが、なかなかそうはいかず、苦労しています。
手荷物料金を支払うから、バスに自転車を乗せてくれたら良いのにと思います。
(最近、東京発の夜行バスは、自転車を乗せれるようです。大阪発もそうしてくれないかぁ) 

 

宿はインターネットで探しています。20数年前、初めての一人旅、原付バイクで琵琶湖を一周した時は、なかなか琵琶湖の北の端の宿を見つけることができず、本屋をまわって苦労したことを覚えています。それに比べると、宿も夜行バスも宅急便の営業所も、すべてインターネットで調べることができるので、楽になったものです。


もう一つインターネットの良いところは、ブログを通じて、旅の想い出を、多くの人と共有することができることでしょうか。
ログを初めて一年、アクセス数が5,000件を超えました。ありがとうございます。


日本一周19日目 2011年3月6日 愛媛県 佐田岬~愛媛県 松山

2011年03月09日 | 日本一周





 旅館の窓を開けると、佐多岬から九州に向かうフェリーが見えました。空はどんよりと曇っていて、今にも雨が降り出しそうです。週間天気予報では日曜日は曇り、月曜日から雨だといっていましたが、早まったようです。



三崎町から始まる197号線は、延々と登り坂道が続きます。

 

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立派な白い建物があったので、なにかと近づいたら、トイレでした。



尾根まで出ると、トンネルが多いもののアップダウンはましになり、走りやすくなりました。道の駅瀬戸農業公園で休憩していると、小さな犬を連れた夫婦連れのご主人に話しかけられました。自転車で日本一周をしていると言うと、うらやましいですと言われました。

話のあと、そのご夫婦は立派なキャンピングカーに乗り込まれました。


僕、そっちのほうが羨ましいです。

子供が独立したら、小さなキャンピングカーを手に入れて、嫁さんと今、走っている道を走りたいものです。



どうして国道197号線をメロディーラインというのかなと思ったら、横を通り過ぎる車のタイヤから、タンタッタッタタンタッタン タンタッタッタターというメロディーが聞こえてきました。聞いたこともある曲で、歌詞もあやふやながら浮かんでくるのですが、題名が思い出せません(あとで家族に聞いたら、「みかんの花咲く丘」でした)。


道の駅を過ぎたところで、本格的に雨が降ってきました。ポンチョを着込んで国道197号線を走り抜け、国道378号線に入ったところで、宿の女将さんにいただいた焼きおにぎりを食しました。 


二宮敬作記念公園の看板があったので、

矢印に沿って道を下っていくと、「夕やけ公園」?

おかしいなぁと戻ってみると、看板のすぐ裏、死角になるところに公園の看板がありました。

小さな公園で、二宮敬作の像が立っていました。二宮敬作は、幕末のドイツ医師シーボルトにゆかりのある人だそうです。

幕末の時代小説のなかに、そんな人がいたような、いなかったような・・・

国道378号線の斜面には、綺麗な菜の花が一面に咲いていました。なにかイベントがあるのか、雨の中を親子連れなど、たくさんの人が歩道を歩いていました。

伊予鉄道の都中港駅で、松山行の電車が止まっていました。ずっと雨の中を走っていたので、思わずBromptonを畳んで電車に飛び乗りたくなりました。

松山空港で、高知空港の横を通ったときみたいに、飛行機とBromptonのツーショットを撮りたいと思って、雨の中しばらく飛行機が飛び立つのを待っていたら、飛行機は海の方へ飛んでいきました・・・

ようやく松山にたどり着きましたが、松山城も霧に隠れて見えません。

バスの出発まで時間がたっぷりあるので、道後温泉のお土産物街をぶらぶらしていたら、お箸に名前を彫ってくれる店があったので、子供たちの干支の箸に名前を彫ってもらいました。

「千と千尋の神隠し」のモデルになり、日本最古といわれる道後温泉本館の湯船で体を温めて、家路につきました。

 

19日目

 

走行距離

110.4km

(GPS計測)

 

総走行距離

1,787.5km

宅急便

1,580円

(四国~自宅)

交通費

6,860円

(道後温泉バス停~自宅)

合計

8,440円

 

※経費には食事代やお土産代は含んでいません。


日本一周18日目 2011年3月5日 愛媛県 八幡浜~愛媛県 佐田岬

2011年03月08日 | 日本一周


郵便局でBromptonを受け取り、八幡浜港まで走ると、港の中に大きな船が浮かんでいました。前回、造船所で見た船でしょうか。進水するところを見たかったものです。



 隣の川之石港でも船が造られていました。坂本竜馬の影響でしょうか。船を見るとわくわくしてしまいます。


川之石港を過ぎると、いよいよ佐田岬半島に突入です。日本一細長い半島だそうですが、自転車で走る限りは立派な半島にみえます。


道端の杉の木がたくさんの花粉を溜めていました。試しに触ってみると、黄色い花粉が飛び立ちました。

黒い手袋が白く見えます。花粉症の人が見ると、卒倒する光景でしょうね。


 県道と国道が合流したところに、伊方ビジターハウスという原子力発電所の資料館がありました。


入場は無料で、原子力発電の仕組みとかが紹介されていましたが、少し先にしっかりと「原発反対」の看板が立ててありました。


 再び県道を走っていると、町見郷土館というところがありました。

廃校になった中学校です。一階が資料館になっていて、二階の教室の黒板には、最後の卒業生の寄せ書きが書かれていました。

僕が通っていた小学校も、末っ子の息子が通っている小学校と統廃合されてしまいます。子供が少なくなったから、しかたがないのでしょうか。

この前、息子の通う小学校の教頭先生から電話がありました。
何かなと思ったら、PTAの役員をしてくれということです。
断りきれず、引き受けましたが、統合されるものの、お世話になった母校の恩返しになるのでしょうか?

 

 明日の帰り道は、メロディーラインと呼ばれる国道197号線を走ろうと思っています。遥か上方に赤い橋い橋が見えます。あれがメロディーラインかなぁ? あそこまで登るのかと思うと、ぞっとします。


しらすパークがもう少しという赤い看板がありました。

2階が食堂になっていたので、ちょうどお昼時ということで、しらす丼定食を食べました。生しらすとかき揚げがついていて、特に生しらすは、ここでしか食べられない味だそうです。


三崎町に入ると、「じゃこカツバーガー」の幟が目につきました。

お店の中のテーブルには、愛媛の観光案内がたくさん載っている情報誌が置いてあり、すでに通り過ぎた新居浜市のなどの情報も載っていました。見落としたところがたくさんあり、もう一度四国を回りたくなります。


三崎町から佐多岬灯台までは、アップダウンを繰り返す県道256号線を走ります。また、この道を引き返さないといけないと思うと、普段は爽快な下り坂が素直に楽しめません。同じ道を走るのは、精神衛生上よくありませんね。

尾根沿いには風力発電の風車がたくさん並んでいます。近くで見ると、風車ってけっこう大きいです。風車の根元にちょこんとあるのがBromptonです。

 

ようやく灯台の駐車場に着いたと思ったら、灯台まで遊歩道が1.8キロもあります。

細い道をBromptonを押して歩き、

上り下りを繰り返して、灯台の直前の階段を押しあがると、

四国最西端の碑と霞の向こうに九州の地が見えました。


これで、四国のすべての端を走破しました。やったね! 

18日目

 

走行距離

83.4km

(GPS計測)

 

総走行距離

1,677.1km

宅急便

1,400円

(自宅~四国)

交通費

7,860円

(自宅~八幡浜駅前バス停)

宿泊費

12,600円

 

合計

21,860円