折りたたみ自転車で日本一周 etc

Bromptonで休日を繋いで、日本一周を目指しています。 その他、趣味の魚釣りなどを綴っています。

日本一周55日目 2015年9月22日 兵庫県香住 ~京都府網野

2015年09月24日 | 日本一周


いつものことながら、早めに寝たので5時過ぎに目が覚めました。
昨夜に今日の朝ごはんのパンまで食べてしまったので、缶コーヒーを飲んで身支度して、6時過ぎに宿を出発しました。
 
宿を出てすぐに、県道11号線で城崎に向かいました。
県道11号線も厳しい道で、時々BROMPTONを押す始末です。

五十を過ぎて体力が衰えてきたのか最近はトップギアを使うことがほとんどないので、フロントギアを落としてロー側に寄せて、坂道に強い仕様にしようかと考えてしまいます。

竹野に着くと、北前館というのがありました。
建物の壁には北前船の航路のレリーフがありました。
竹野から北海道まで、まだまだありそうですね。

北前館には北前船の資料が展示されているそうです。
僕は吉村昭の漂流物の小説を読んでから千石船などの和船が好きになり、興味があるのですが、しかしまだ8時半、開館時間まで一時間以上あるので、あきらめて先に進みました。
 

県道11号線をひたすら走り、城崎を抜けると府道49号線、京都府に突入しました。
京都府は大阪の隣、気分的には日本一周の旅が半分終わったような気がしますが、まだまだこれからが長そうです。
 

久美浜を回っていったん178号線に入り、浜詰から府道665号線に入ると、厳しい登りが続きました。
七曲峠の厳しい登りを過ぎると、子午線最北端の塔がありました。

子午線をくぐったのは、この旅を始めて2日目、5年前の3月のことです。
その時も七曲という地名のところを走りました。
七曲という地名は、足がくたくたになる所です。
 

子午線最北端の塔を過ぎると、静御前の生誕の地という看板がありました。
下りだったのであっという間に通り過ぎてしまい、坂を登って戻る気にならなかったので、静御前とは誰だろう、のび太の奥さんでもないし、気にしながら進んでいくと、浅茂川温泉静の里というのがありました。

今日の目的地の網野駅まであと3kmほど、電車に乗る前に汗を流したかったので、建物に入って行くと、男湯が義経、女湯が静御前と書いてありました。

静御前は源義経の奥さんだったのですね。
静神社にお参りしておけば良かった。

仕事も同じ、気になった時には、すぐに止まって確認することが、後悔しない秘訣です。

54日目

 

走行距離

73.9km

(GPS計測)

 

総走行距離

5,268.8km

交通費

6,900円

(大阪~鳥取)

宿泊費

5,940円

 

合計

12,840円

 


日本一周54日目 2015年9月21日 鳥取県鳥取駅 ~兵庫県香住

2015年09月23日 | 日本一周


久しぶりに高校の同級生との飲み会がありました。
集まったのは10人ほどですが、昔話に花が咲いて、30年以上も前のことなのに、けっこう覚えているものですね。

でも、ある女の子(とはいってもすでにおばさんですが)は、僕が誕生日にプレゼントした信楽焼のコーヒーカップを今でも持っているそうです。
当の渡した本人はすっかり忘れていました。
失礼なことをしたかな。

楽しいひと時を過ごした翌日、日本一周の旅に出発しました。
前回は台風で列車が動かなかったので、4ヶ月ぶりの旅です。

スーパーはくとに乗って鳥取駅に着き、まずは鳥取砂丘を目指して走りました。
鳥取砂丘は、さすがシルバーウイークの半ばとあって、車が長い列を作っていました。
歩道が自転車通行可なので、BROMPTONは渋滞なんか関係なく、鳥取砂丘に到着しました。

鳥取砂丘はいろんな思い出がある地です。

二十歳そここその頃に空を飛びたいと思って、当時日本に入ってきたばかりのパラグライダーの講習会に参加しました。
鳥取砂丘の一番高いところから、ホンの少しですが空を飛ぶことができました。
パラグライダーが見えたので、今でも講習会をやっているようです。


同じ頃にこれも日本に入ってきたばかりのマウンテンバイクで鳥取砂丘の一番高いところから、日本海に向かって砂丘を下ったことがあります。
まわりの観光客が拍手をしてくれましたが、海岸から自転車を担いで砂丘を登るのは一苦労でした。
今では規制が厳しくなって、自転車は入れそうにないですね。

また、金曜日の夜にバイクに乗って、三重県回りで潮の岬まで走り、太平洋から登った朝日を追いかけて、鳥取砂丘から日本海に沈む夕日を見たりと、30年ほど昔のことですが、いろんな思い出があります。
 
砂の美術館があったので、入ってみました。

大きな体育館のような建物の中に、ところ狭しと砂の彫刻が展示されていました。
とても砂で作ったとは思えないほど、表情豊かな作品が並んでいました。

 
鳥取砂丘を後にすると、車は一気に少なくなりました。
いったん国道178号線に合流し、県道155号線を海岸線に沿って走りました。
アップダウンが厳しい道ですが、様々な形をした奇岩怪岩を見ることができました。
そして、兵庫県に突入。
日本一周で必ず2回通る県が兵庫県です。
大阪府が無くなっても大阪湾が広くなるだけですが、兵庫県が無くなると本州が二つに分かれてしまいます。
兵庫県は大したものです。

 
わけのわからないことに感心しながら走っていくと、眼下に小さな入り江を囲むような集落が見えました。
昔、カヌーを楽しむ青年と集落に住む少年の触れ合いを題材にした小説を書いて賞をもらったことがあります。
その舞台となったの集落のイメージが、こんな感じのところです。


入り江の写真を撮って道を下っていくと、何という偶然か砂浜に小説のモデルとなったアクアミューズのセーリングカヌーがいました。

 
県道を抜けて国道178号線に入り、浜坂まで走ってきました。
今日の目的地の香住まではもう少しです。

あまり早く宿に着いてしまうと時間を持て余します。
道端の道案内を見ると県道260号線で海岸線沿いに余部まで抜けられるようです。

ところがこれが大きな過ち、県道269号線に入ってみると、ペダルを漕げないような急な坂道が延々と続きます。
次のコーナーを曲がったら下り坂になるかと思ってBROMPTONを押し上げても、まだ上り坂が続きます。

余部崎灯台まで○○kmという標識があったので、とりあえずそれを目標にBROMPTONを押し続けました。
一時間はBROMPTONを押し続けていたでしょうか、ようやく余部崎灯台に到着しました。

余部崎灯台は日本一高い場所にある灯台でした。
こんなところで日本一に出会えるなんて、得をしたのか損をしたのか・・・
もし最初から分かっていたら、この道には入ってこなかったでしょうね。


余部崎灯台を過ぎると道は下りになりました。
あんまり下っていくと次の登りが怖いなあと恐れていると、目の前に余部鉄橋が見えてきたので一安心。


道の駅あまるべには旧鉄橋がテラスになっているところがあるのですが、昨年嫁さんと旅行に来た時に登っているし、日本一高い場所にある余部崎灯台のおかげで足がガクガクなので、冷たいアイスクリームを食べて、今日の宿がある香住に向かいました。

54日目

 

走行距離

73.9km

(GPS計測)

 

総走行距離

5,268.8km

交通費

6,900円

(大阪~鳥取)

宿泊費

5,940円

 

合計

12,840円

 

※経費には食事代やお土産代などは含んでいません。


魚釣り-「スカリ作り その2-1」

2015年09月04日 | チヌ(黒鯛)

この前スカリを自作しましたが、早速ですが2作目の制作にはいりました。
というのも、今まで色々なものを自作してきましたが、1作目で満足できるものが出来たことはめったにありません。
今回作成したスカリも、所々に満足できなところがあります。
(1)糸が固くてごわごわしている。
(2)網目が少し大きすぎた。
(3)結び目がずれる。
といったところでしょうか。
 
(1)はポリエステルの撚り糸、いわゆる水糸を使って作ったためです。
代わりに使えそうなしなやかで強い糸というと、真っ先に浮かぶのがPEラインです。
しかし、PEラインは高くて、スカリの作成に使うと金がかかる、と思ったらインターネットで300mで950円のものを見つけました。
送料は別ですが、釣具店で売っているものの半分以下です。
安すぎて不安だったのですが、レビューを見ると普通に使えると書いてありました。
釣りに使えるのなら、スカリにも充分使えると思い、2巻き購入。
 
(2)は13㎜の目板を作りました。
 
(3)は一つ一つの結び目を丁寧に締めていくというところでしょうか。

PEラインが届き、指先に前回のスカリ作成の感触が残っている間に作り始めました。
1作目は編み出しのへその部分にタコ糸を力糸につかって8目、16目、32目と増やして作ったのですが、何か貧弱です。


今回は直径2cmの金属のリングを使って、へそを作りました。
1段目は60目で、2段目は1目ごとに増やし目をして120目。
3段目に12目ごとに増やし目をして130目としました。
 

そこからはテレビを見ながらや家族と話をしながら編んでいって、1週間で底の部分ができました。

底の枠のワイヤーの長さは190cmです。
円周率(3.14)で割ると、直径は60.5cm。
夢のロクマルのチヌが入るサイズです。

使った糸が釣り糸なので、10mごとに色分けがされています。
ちょっと派手ですが、1色よりも高級感が出ているのでは・・・
 
なにごとも始めるまではおっくうですが、始めてしまえば何とかなるものです。
完成まではまだまだ時間がかかりそうですが、出来上がるのが楽しみです。