ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

小豆 どくだみ

2007-09-22 09:39:03 | 第1紀 生きる
母の家の居間。
陽のあたる庭に面したガラス戸の前に新聞紙を開いて、また何かが干されている。



これは「どぐだみ」の葉。
利尿効果があり、「体にいい」んだと。

はいはい。
体にいいものばかり求めて、食べきれないほどのコレクション。
新聞にアレがいいと書いてあれば、アレを買い、みのさんがテレビでコレがいいと言えば、コレを求め、自分だけでなく息子にもおすすめする。
ブルーベリー、ウコン、キナコ、アマチャヅル、アグリカス。
お茶や飲み物だけで毎日とるとなるとお腹一杯になるだろう。
まあ、しかし、これが世のババさまの実態なのかもしれない。



これはなに、と尋ねると、そこら辺に生えていたからなんだかわからないけれど、隣の爺さんと協議した結果、小豆だろうということになって干しているのだという。

へへへと、いたずらがばれた子供のように、恥ずかしそうに笑う。
母の、ばあさまになった母の、これが毎日の所作なのだ。

とても楽しそうである。
うらやましくもある。
これが、生きるということの一つのありかたなのだ。
生きるということのありがたさなのだ。
と思う。

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