ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

今年も少しずつ、少しずつ、

2015-01-07 11:31:37 | をかしら屋
新年である。
この年に大きな抱負を抱いている方も多かろう。

個人的、ワタクシ的、何回目かの年男的には、昨年同様、「少しずつ、少しずつ」自分を見極めて進みたいところ。
まぁ自分が見えるようになるまではまだまだ時を要するかもしれないが。

なにせ、見えない。
昨夜も遅く25時ころ、惣菜・弁当コーナーがガラガラのIBC前マルイチで、今週・来週分の寝酒を買いに行き、えいっと最近はコレと決めている「金麦」を2パック買ったつもりが、帰ってみると金麦と++++++。



同じような絵柄を二列並べているマルイチが悪いわけではなく、良く見もせずすっとかごに入れるワタシが悪いのだが、全く同じことをこの間もしているのだから衰えたのは眼ではなくその奥の方なのかもしれない。
しょうがないから当分は最初は金麦、アルコールが少し回って***********に******と行くしかないのだ。



昨夜はそういうわけで、金麦と******、アテは福田パン。
銀行に行くのに前を通ったら、ハンドルが勝手に動いて福田パンの駐車場に入ってしまった。
盛岡っ子をまねて、「メンチカツにタマゴも入れて。からしバターもつけてね」なんて少しは言えるようになった。(福田パンですらすらと自分の好みを言えるのが盛岡っ子の標準らしい)
それにしても、いつも思うのだが本店の定番以外のスポットメニューの多さには感心する。
昨日も自分の二個と店のI嬢になにかと思って、新メニューの夏みかんなんとかを選んだ。
この厳冬期に夏みかんとはなんとも素晴らしい。
こういうのがあるから、盛岡っ子はあきずに来るのだなぁと、昔はそうは思わなかったがたいそうボリュームのあるふかふかのパンを食べながら、またまた感服した。



本題の前にもう一つ違う話。

Twitterには書いたが、年を越して塩漬した豚バラを正月に燻煙した。
自家製ベーコンである。

今回はスモーカーの少しの隙間にゆで卵をのっけてみた。
昔ちょっとはやった「燻玉」を作ろうと思ったのだ。

結果は、、ドンマイ。
ベーコンはいつ、いつもの仕上がりで、エヘンと咳払いして喜んだんだが、この初トライのタマゴは、、良くない。
皮がかたいのだ。
ウチの燻煙過程は低い温度でじっくりと仕上げるのだが、どうも燻玉って奴は煙もうもうで素早く色をつけた方がいいみたいだ。
確かに川魚なども煙もくもくでさっと仕上げる。
大きなスモーカーではないので、工夫が必要と、次回へ頭を巡らす。
今年はトンタンと自家製ソーセージのスモークにトライしたい。

少しずつ、少しずつ。


さて、本題。



今日まで「年始企画第一弾」を実施。

大人気の「おまかせ焼肉天国」3000円、「和牛ステーキ」1000円、当店オリジナル「テッポウ一本焼き」555円など、長い正月休みで軽くなったお財布に優しい企画満載です。

定番にはない「ごちゃホル皿」は777円で提供しています。



この「ごちゃ混ぜホルモン」は、そうそういい加減に作っているわけではないのですよ。
豚内蔵一頭仕入れで出る各パーツを満遍なく入れるよう心がけています。

一頭処理すると出る定番以外のパーツ、喉の裏肉、喉笛、軟骨、食道、大動脈、気管、ハラミ脂、ハツの薄いところや皮、ほっぺたの筋っぽいころなどなど、切り分けたのを少しずつ重量を図りながら詰めているのです。
なかなか手間と時間がかかるのですが、売上と利益は伴いません。
しかし、こういうのは内臓一頭仕入れのホルモン屋にしかできないのだと自分に言い聞かせてやっています。
「尾(しっぽ)」から「頭(カシラ肉とかクチビルとか)」まで食べ尽くすから「をかしら屋」なんです。
看板を背負ったメニューが「ごちゃ混ぜホルモン」なんですよ。



そして明日から17日までは「年始企画第二弾」。
第一弾に加えて、お疲れ気味のアナタ、風邪引きさんのアナタに「牛レバー」を半額以下の350円で。

さらに「1月12日(月・祝)」は昨年来好評の「昼酒宵酒の日」を実施。
今回も開店の12時から21時まで、Pホルモン最長9時間食べ放題777円。
アルコール全品399円など、呑兵衛にはたまらぬ企画目白押し。



「串おでん」や「豚玉」「和牛ゲタカルビ」「コプチャンカレーチゲ」なんかも出します。

お昼寝休憩もどうぞ。
お好きな本やギターでも抱えて来てください。
毎回、カウンターは大盛り上がりです。

難点は提供する側がほぼワタクシ一人(ときどき相方手伝い)ですので、時間を要することがあります。

どうぞお気軽にお立ち寄りください。

それでは、、