ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

久々の家ランチ & 甘辛問答

2013-03-11 11:22:43 | 第1紀 食べる・飲む
あまりにも強い風に自宅の家全体がミシミシと揺れる。

ガラス越しに見える庭の合歓木が心配だが、幸い葉の無い季節、枝は大きく揺れているがなんとかなるだろうと相方は言う。
そうとはいえ、風でナナカマドを、雪で常緑や枝の細やかな庭の木を幾本も折っているではないか。

そんな日曜日、非番の昼前。
いつもの通り厳かに開かれた家族会議で、本日のランチは強風のため遠出せず、久々に家で取ることとし、急ぎ「だぁすこ」と「アルテマルカン」を廻ったのだ。

家ランチは、タラコと辛し明太子(なんで似たのが2種あるかというと、それは「辛さ」に対する趣向の相違なのだが、これはあとでも触れる)、大葉、玉葱、ニンニクの「和風スパゲッティ」。
それに、安かった椎茸と太~いネギを片栗粉をつけて焼いたもの。

スパゲッティーは顔色から人それぞれの評価だと思ったが(たぶん件の「辛さ」)、椎茸はうまかった。

ワタシはギネスを一本と北海道を一本だけ(!)いただいた。

朝起きると花巻はまたまた雪で、なごり雪というには派手だった。
昨日の嵐が春一番と呼ぶには早すぎて派手だったように。


さて、いつぞやのカウンター、三十代の男性二名。
一人がコプチャンが「しょっぱい」ねという。

タレに塩は入っていない。
隠し味というには少し多めに「山椒」を、この脂っこい「コプチャン」や数種の部位には使用しているので、多分それだろうと思った。
しかし彼は辛いというよりしょっぱいのかなと首を傾げている。

確かに辛さには数種あって、唐辛子のカプサイシンみたいに刺激的にすぐ来るものや、コショウなどの様に穏やかに後から刺激が伝わるもの、山椒の様に「小粒」ながらピリリときくもの。
さらに辛みのある調味料・醤なども加えれば辛さには相当の種類があろう。

しかし普段出会う辛さの種類はそう無いから、山椒の様に相当辛いものはしょっぱいという判断を下がしてしまうこともあるのだろう。
辛いものが好きな人は、その辛さの中にいろいろなうまさを知るのだが、辛さに弱い方は辛いというだけで顔をしかめる。
「しょっぱい」とは「塩辛い」事で、それは塩がきついのだと思うが、辛いのも苦手な人には「しょっぱい」と感じることもあるのだと思う。
山椒を手のひらに思いっきりかけてなめながら、実はワタシも「しょっぱい」と叫んだのであった。

あ~、また思い出した。
商品開発をしていたとき、確か麻婆豆腐のプレゼンテーションで、女性は四十代を境目に辛さに敏感になる人が出てくるときいた。
麻婆豆腐のマー(麻)とラーの(辣)辛さでできている、そのバランスと強さが楽しみなのだが、さてジャパンの家庭用製品は丸美屋も味の素も甘口・中辛・辛口という分け方で、これはバーモントカレーも同じなのだな。

なんて言っているうちに土曜の深夜の堺まさあきの例の番組は「麻婆豆腐」で、見ているうちに喰いたくなってきて、だから昨夜はウチも味の素の麻婆豆腐中辛(!)だったのだが、規定の豆腐一丁に冷蔵庫の残り豆腐を入れたもんだから、すっかり電子レンジでみずきりしたものの、少し「ゆるい」お味になって残念だったのだ。
だから「麻婆豆腐」は「本宮食堂」で名人の作ったのを喰うに限る!!
  (そうそう、麻婆豆腐のプレゼンでもう一つ習ったのは、全国各地、お豆腐一丁の量=重さは違うとのこと。ましてスーパーで売っている水増し豆腐じゃぁ。そうそう盛岡は豆腐消費量が日本一らしいですね。そういえば昨夜のもう一品は、厚揚げとネギとモヤシと白菜の餡掛けの炒めものでした。ワタシも豆腐好き。豆類科の一人です。)

さて、今日は松園店・本宮食堂は月曜の定休日。
ワタシは一日、大通店に居ます。



じゃ、


PS:午前中、くしゃみを何度かしたが、花粉か? それとも 2.5?