<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

人下りし無人の駅に燕来る     わたしの落選した俳句

2022年08月16日 10時55分19秒 | Weblog

人下りし無人の駅に燕来る      山鳩暮風

 

 

燕はにんげんが好きである。人間は敵ではなく味方だということを直感で知り分けている。無人の駅だけあって利用客はいたって少ない。電車がそこへやって来た。人が一人降りて来た。無人の駅を出た小さな広場の上を、待っていたようにして燕が舞った。

 

俳句は風景画である。わたしはそう思い込んでいる。では風景だけでいいのか。そこに人間の感情が流れ込む句が欲しくなる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大花火 喧嘩のできぬ子の見... | トップ | 浴衣の子 歩幅小さくつつま... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事