人下りし無人の駅に燕来る 山鳩暮風
☆
燕はにんげんが好きである。人間は敵ではなく味方だということを直感で知り分けている。無人の駅だけあって利用客はいたって少ない。電車がそこへやって来た。人が一人降りて来た。無人の駅を出た小さな広場の上を、待っていたようにして燕が舞った。
俳句は風景画である。わたしはそう思い込んでいる。では風景だけでいいのか。そこに人間の感情が流れ込む句が欲しくなる。
人下りし無人の駅に燕来る 山鳩暮風
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燕はにんげんが好きである。人間は敵ではなく味方だということを直感で知り分けている。無人の駅だけあって利用客はいたって少ない。電車がそこへやって来た。人が一人降りて来た。無人の駅を出た小さな広場の上を、待っていたようにして燕が舞った。
俳句は風景画である。わたしはそう思い込んでいる。では風景だけでいいのか。そこに人間の感情が流れ込む句が欲しくなる。
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