言葉がない蝸牛には、この世がどう見えているのだろうか?
蝸牛角の下辺あたりに、目らしきものがある。
言葉を持つ人間は、言葉の修飾を糧にして、ものを見ている。
緑の草の葉の、「緑」は、言葉があったので、緑になっているのではないか。
紫陽花の枝を、蝸牛が這っている。雨が角を濡らしている。
言葉がない蝸牛には、この世がどう見えているのだろうか?
蝸牛角の下辺あたりに、目らしきものがある。
言葉を持つ人間は、言葉の修飾を糧にして、ものを見ている。
緑の草の葉の、「緑」は、言葉があったので、緑になっているのではないか。
紫陽花の枝を、蝸牛が這っている。雨が角を濡らしている。