羨むな羨むな。
羨まないでいれば、気楽。爽やかでいられる。
オレの特技は羨まないところ。
つまり「万人対等」「万人平等」「万人同価値」だということを知っている、ということだ。
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空は、分け隔てがない。万人が対等に夏空を仰いでいられる仕組みになっている。何処までも何処までも広がって無際限。空が無際限なのに、それを仰いでいる己が際限をつけることもあるまい。
山の緑は、分け隔てをしない。同価値を崩さない。どっしりとして落ち着き払って、その落ち着きを万人に同量ずつ配布する。
風の爽やかなことは、万人平等になっている。花の美しいことは、不変だ。誰の前でも美しい。谷水に足を浸せば冷たくなる。万人共通。万人同価値に与れている。不足のあろうはずもない。
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今日をいただこう。ともかく今日を頂こう。おいしくいただこう。
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