<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

不遜な己の愚案を訂正する

2018年06月04日 23時41分11秒 | Weblog

草藪からニョロリとデッカイ蚯蚓が躍り出てくる。足がない手がない。目がない耳がない。ないように見える。ほんとうはある。あるはず。わたしに見えないだけで。土の上に転んで、クニョクニョする。じっと見ている。見ているしかない。

そして不遜になる。どんな暮らしがあるのだろうと思う。湿った草藪のその土の下の住まいがお粗末に見えてしまう。文化の度合いが低いように思ってしまう。そしてそう思って見下している己を恥じる。そうしか見えていない己の精神の貧しさが恥じられて来る。

そうではないのだ。地上に生きるすべての生き物は、どんな暮らしをしていようとも、崇高な使命を持つ生き物の暮らしをしているのだと、不遜な己の愚案を訂正する。土を耕しているといろんな虫たちが出て来る。小さな虫たちが出て来る。それをつまらなく醜く思ったりする。そしてそれを訂正する。

山川草木悉有仏性(さんせんそうもくしつうぶっしょう)。仏陀の教えである。不殺生の教えは、殺すなの教えだけではない。見下してはならないの教えでもある。正当に評価をして見るべきだの教えである。すべての生き物がそこで仏道の修行をしているのだから。軽んじてはならないのだ。軽んじているわたしの方が軽いのだ。

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雨乞い懇願

2018年06月04日 23時23分05秒 | Weblog

明日は雨らしい。底の浅いプランターに植えられている様々な花たちの、喉がカラカラに渇いている。撓っている。元気をなくしている。水道の蛇口から離れた道沿いに20個も列んでいるので、面倒がって、昨日も今日も水をあげなかった。怠け者した。早く早く早く雨が降ってくれないかなあ。花たちもわたしも雨乞い懇願している。小降りよりも大降りがいい。真夜中の、今は11時半。まだ雨音がしない。ザザザザザーと大音響立てて、勢いよく来てくれないかなあ。

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甘やかしてくれるやさしい女の人のすぐ横にいたい 愚か者の甘えん坊

2018年06月04日 22時45分41秒 | Weblog

かまってほしいのに、それを言わない。言えない。かまってもらうと、うるさがる。しこたま我が儘。どうしようもなく我が儘。放っておくしかない。幾つになっても元々の馬脚をあらわしてしまう。我が儘は甘えん坊の特長。

本当はいつも撫でられていたい。猫。犬。愛玩動物のように。やさしい女の人のすぐ横にいたい。手を触れられていたい。でも、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の威厳を保って、遠く離れて過ごす。そして寂しがる。延々と寂しがる。

いつまでも寂しがってもいられないで、あろうことか、天の神さまを呼んできて、猫なで声を立てる。熊襲(くまそ)。熊襲猛(くまそたける)。猛々しく、荒々しく見せているが、まるっきり赤ん坊。三歳にもなっていない。

わたしのこと。いつまでたっても赤ん坊。鼻水を垂らし涎を垂らした甘えん坊。でも、甘えさせてくれる、そんなやさしい女の人は何処にもいない。山頭火の自由律俳句に憧れて、旅に出たがる。

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愛情欲しがりの甘えん坊 誰かさんみたい

2018年06月04日 22時24分19秒 | Weblog

ズッキーニは、胡瓜とカボチャの合いの子。双方のよさを併せ持つ。成長が早いのは胡瓜の持つ特性。ふっくらとした花ラッパはカボチャの特性。蔓を広げるカボチャのようには横に広がらない。胡瓜のようにはイボイボがない。肌が女性のように滑らか。でも気取らない。庶民的。煮ても焼いても炒めても、スープにしてもいい。子沢山。次々に実る。ほっておくと、特大にもなる。花の下に初めから実を付けて登場するが、朝早く人工授精をしてやらないとたちまちストンと落ちてしまう。愛情欲しがりの甘えん坊。誰かさんみたい。

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個性を持たない個性 それを選んだのだろう

2018年06月04日 22時14分42秒 | Weblog

ズッキーニが入ったカレーはおいしかった。おいしいおいしいと言って食べた。黄色いズッキーニと青いズッキーニがスライスしてあった。

ズッキーニは個性を持たないので、何の料理にも合う。相手に合わせる。馴染む。成りきる。個性を持たない個性。それを選んだのだろう。

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蒔かぬ種は生えぬというのは嘘

2018年06月04日 20時21分10秒 | Weblog

蒔かぬ種は生えぬというのは嘘。草は生える生える。生える生える。種なんか蒔かなくたって、勝手に風に飛んでいる。たったいっときに畑は草藪となる。成長力に唖然となる。草の生命力は称賛に値する。雑草は虫にも負けない。病気? 病気なんかにはかからない。雨が降らなくても枯れない。干乾しになっても死に絶えることはない。チャッカリ生き延びている。人間は知恵者だというけれど、病気には負ける。細菌にも抵抗が出なくて後ずさりさせられる。雑草は強い。逞しい。抜いても抜いても後から後から生えてくる。

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日が少し翳ってきたみたい 風もある さ、畑へ

2018年06月04日 16時16分40秒 | Weblog

さ。これからお楽しみ時間。一輪車を押して北の畑へ行く。そこに極楽空間がある。何をするか。座椅子にしゃがみ込んで西瓜畑の草を取る。午前中に半分終えたので、残りの半分。日が少し翳ってきたみたい。風も吹いてきた。案外涼しくやれるかもしれない。手を酷使しているので引き攣っている。小さな農機具を強い力で振り下ろして土を耕しながら草を根ごと抜くのである。強張ってしまっていて、箸が巧く持てない。でも楽しい。奇麗になるのが楽しい。デートも楽しいだろうが、是も負けない。第一、老人はもうデートは不向きだ。雰囲気にすら馴染めない。草取りは一人で出来る。やりたくなくなれば即座に中止していい。時々大空を仰ぐ。是がまたなんともいい。

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自衛隊のヘリコプターに時折大空を占領される

2018年06月04日 14時00分43秒 | Weblog

寝てた。電話の音がしてビクッとして目を覚まして、また眠りの玉座に落ちて、王として振る舞って、さっき娑婆世界に戻って来た。2時になっている。空を飛ぶヘリコプターの音が喧しい。自衛隊目達原駐屯所が近いので、時折大空を占領される。

桜の大木のあたりでシジュウガラも鳴いている。赤いバイクに乗って郵便屋さんがやって来た。郵便受けがカタンカタンと音を立てている。

さてと。何か甘い物が欲しいな。餡子入りヨモギ団子を解凍して食べようか。思い出した、春先に従姉妹からもらったものが食べきれずに冷凍保存されていた。

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人には待たれていないが、植物たちには待たれている

2018年06月04日 12時58分23秒 | Weblog

眠たくなった。寝るとしよう。お昼寝。開け放った南北の窓から風が流れていて、涼しい。タオルケットをお腹に載せている。

夕方になれば畑の植物たちに水遣りをしてあげよう。待たれている。人には待たれていないが、植物たちに待たれている。よしとしよう。

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熱中症になるのではないかと恐れた よく働いた

2018年06月04日 12時38分02秒 | Weblog

早朝6時には畑に出ていた。いつもの草取りをした。草の伸びるのが早くて追いつけない。一度朝ご飯を食べに戻った。食べ終わったらまた畑に向かった。日差しが強くて、熱中症になるのではないかと恐れた。我慢した。区切りがついた。12時のサイレンがなって、一輪車を押して引き返した。汗びっしょりだった。

下着が濡れて気持ちが悪かった。すぐさまシャワーを浴びた。石鹸でゴシゴシ洗った。スッキリした。お昼は冷やし素麺を啜った。温泉卵を一個食べた。枇杷を2個、食後の果物とした。寝椅子にごろんとなった。しばらく休憩する。

我が家は農家ではなかった。老いてから、これほど毎日農事に明け暮れるとは予想もしていなかった。草取りはお金にはならないけれど、心の健康には最適である。一人で楽しめる。好きなときに始めて、好きなことをして、好きなときに終わる。最後に良い巡り合わせを頂けたと思う。

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