小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市内の市営住宅内に点在している公園を巡ろうと、新たに始めた市営住宅公園巡りの8ヶ所目は蓮正寺にある市営蓮正寺住宅に出かけた。市営蓮正寺住宅前の公園はかなり前から荒れ果てて公園跡といった様相の場所だった。小田急螢田駅東側のエリアに所在する市営蓮正寺住宅は昭和52年から54年にかけて建設された5階建ての市営住宅。道路を挟んだ反対側の一画が公園となっている。公園は道路に沿って東西に細長い形状。公園西側から東側を撮影しても立木が邪魔で公園全体は見渡せない。敷地の一番西側にあるのがコンクリート製の筑山。トンネルや滑り台が設けれていて昭和時代の公園を彷彿とさせる構造物。空中写真を調べたところ1983年の空中写真にこのコンクリート筑山らしき円形のものが写っていたので、おそらく造られて40年前後は経過しているものと思われる。コンクリート筑山の隣には支柱だけ残った遊具跡。往時はどのような遊具だったのか不明だが、錆び付いて色あせた支柱はかなり経年している。公園中央部分には唯一使用出来そうな三連鉄棒が設置されている。公園内は雑草だらけで、植え込みも茂り放題なので使いづらい状況。公園内には以前、水場が設けられていたが現在は蛇口が封鎖されていた。蔦が絡まりなんとも物寂しい眺め。公園の東側にはコンクリートのがっしりとした柱のパーゴラが設置されている。上部の支柱は錆び付いて、パーゴラ内のコンクリートテーブルは日に焼けて見た目は廃墟といった印象。市営蓮正寺住宅前の公園がどのような経緯で、今のような荒れ果てた状況になってしまったのか不明だが昭和時代の公園の雰囲気を色濃く残す場所だった。
【公園データ】
・所在地:小田原市蓮正寺821
・敷地面積:中規模
・遊具:筑山・三連鉄棒
・ベンチ:有
・水場:無
・トイレ:無

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