初めての妊娠&子育て

8歳差の姉弟を育てています。色々色々ありますが、子育ても仕事も結構楽しくやっています。

インフルエンザとタミフル

2005年11月22日 | Weblog
インフルエンザが今年は流行するという
そんな矢先にその治療薬で死亡者が多く出ていたと騒がれている。
これからちびと予防接種を受けるつもりだが
まだお互い風邪ひきなので予防接種をスムーズに受けられるかは分からない。
そんなわけでちょっとというか、かなり不安になったので調べてみた。

「タミフル」とは
スイスの製薬会社「ロシュ」が製造する抗インフルエンザウイルス剤で
日本では中外製薬から発売(病院の処方箋が必要)。

成分は リン酸オセルタミビル
ダイレクトにインフルエンザウイルスに作用する
世界初の画期的な経口薬(カプセル・シロップ)とのこと
以前にも同じメカニズムを持つインフルエンザ治療薬リレンザがありましたが、
吸入による服用が必要でした。
タミフルはカプセルなので服用も簡単で、効果が安定しているとか

今までのインフルエンザ治療薬とは違い、
タミフルはインフルエンザのA型B型どちらにも効果があるが
C型のインフルエンザには効果がないそうです。

現在は成人の場合、発症後48時間以内に飲み始め
朝夕1カプセルずつを5日間服用することになっている。
ウイルスの拡散を防ぐことによって増殖を抑え、
症状を早く回復させる効果があるとか

つまり、発病後 48時間以内に服用しないと効果がないというのは
タミフルがインフルエンザウイルスの増殖を防ぐ薬で、
増殖してしまったウイルスを消滅させる効果はないからです。

発売前の臨床試験で、カプセル剤を飲んだ大人で27.5%、
ドライシロップ剤を飲んだ子供で50%に
おう吐、下痢などの軽い副作用が出たらしい。


今騒がれているのは、日本で16歳以下の小児12人が死亡していたという
FDAの公表だが、いずれも副作用かどうかは不明らしい

日本国内でこれだけの人数が出ている理由として、
服用人数の違いも指摘されています。
昨シーズンは生産量の半分以上を日本が輸入し
計538万人分が国内で出荷されたそうです。
日本では16歳以下の患者で延べ1160万人が服用しているのに対し、
米国では19歳以下で約87万人と推計されているとか

インフルエンザウイルスに感染すると、
1~3 日間ほど潜伏期間を経て症状が現れます。
症状は、39度前後の高熱や頭痛・のどの痛み、咳や鼻水などです。
普通の風邪とは異なり、インフルエンザは発症すると急激に症状が悪化します。
通常3日~4日ほど熱が続いた後、症状が治まりますが、
タミフルを服用することにより症状が和らげられ、
回復も1日~2日ほど早くなるようです。
飲んですぐ治る万能薬ではないということ
つまり「タミフルが必要なのは、熱が4日続いたら困るという人」
これらに該当するのは発熱期間が長引くと
病状が悪化しやすい高齢者、心臓病や慢性の呼吸器病の人など
また、健康状態とは別に入試などの理由で一日も早く治りたい場合など
要はこれ以外の人には必要ないわけで
でも最近は自分からタミフルを希望する患者が多いとか
厚労省の解説資料にもタミフルが効かないインフルエンザウイルスが
現れていることも指摘し「むやみな使用は慎むべきだ」と書いているとか
中途半端にやたらと飲んではいけません。