juntarouじいじの日々是好日

保谷障害者福祉センターの卒業記念に「じいじにも出来るよ」と言われて始めたブログ、早いもので、もう19年目に入りました。

車の中はあたたかい

2017年02月13日 | 音楽・オペラ・美術


このところの日本海側に降った大雪で、みなさん大変な思いをされていますね。この間まで「今年は雪が少なくて助かる」と言っていた福井の方も相当積もったようです。こちらの雪のない生活ってほんとありがたいです。

安倍さんがトランプ大統領から大変な厚遇を受けたことで「ビジネスマンが接待をするときは必ず裏がある」と言っている人が多いですね。私も「そんなの当り前」って思いますけどね。でも接待って必ずしもそうでない時もあるので、安倍さんの場合はどっちだったのか、いずれ分ることですけれど(*^_^*)

土曜の午後、初台の新国立劇場へ。昨日の午後は渋谷のNHKホールへ、二日続けてお昼の青梅街道を走って来ました。二日とも寒い日でしたが車の中はポカポカで、向こうを見ると青い空にぽっかりと丸い雲が幾つか浮かんでいて、のどかな春みたいな感じでした。

昨日はNHK交響楽団の定期演奏会でした。指揮は首席指揮者に就任して1年半になるパーヴォ・ヤルヴィ。エストニア出身の64才です。お父さんも有名な指揮者だったそうです。ダイナミックで分かりやすい指揮ぶりだと思います。プログラム前半は同じエストニアの作曲家の作品を二つ。一つがアコーディオン協奏曲でした。初めて聞きましたが、やっぱり協奏曲はピアノやバイオリンのほうが良いですかね。後半はフィンランドの作曲家シベリウス、1865~1957ですから長命だったんですね。交響曲第2番。終曲に至る大編成でのど迫力、凄かったですね。

蝶々夫人、可哀そう。ピンカートン家に引き取られた蝶々夫人の男の子、どんな人生を送ったのでしょうか。
土曜日の午後は新国立劇場でオペラ「蝶々夫人」を観て来ました。蝶々夫人は新国立劇場で何度も再演されているんですが、7,8年前に大村博美が蝶々夫人を歌った時に観て以来2度目でした。蝶々夫人を安藤赴美子、ピンカートンをイタリアの売り出し中のテノール、リッカルド・マッシ、スズキを山下牧子。オケは東京交響楽団で指揮はフランス生まれのフィリップ・オーギャンでした。
安藤赴美子、なかなか良かったですよ。第2幕の冒頭に歌うアリア「ある晴れた日に」は、私が「オペラのアリア」として、最初に聴いた歌かもしれませんね。ピンカートンも良い声でした。栗山民也の演出でしたが、ピンカートンが登場している場面では後方に星条旗がはためいているんですよ。作られたのは1904年で明治38年、今の日本、100年経っても何だか変わらないような気もしますね。

プッチーニは日本に来たことはありませんが、日本の旋律や日本婦人の所作についてレコードを集めたり日本のイタリア公使夫人などから取材したりしたそうです。さくらさくら、宮さん宮さん、お江戸日本橋、君が代、などの日本の旋律も使われています。どこで出て来るかなと思って聴いているのも楽しいですね。25分の休憩を入れて2時間40分、2幕の「蝶々夫人」でした。

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3 コメント

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西東京市の人口は予想以上に少なかった (きゅりー婦人)
2017-02-15 09:28:24
じいじ様がオペラをご覧になると、毎回「羨ましいな」ぐらいしか思わなかったのですが、今回は珍しく「オペラはこう見るのだな」と気付かして貰いました。それにしても、ピンカートン家に引き取られた蝶々夫人の息子は、その後どうなったのでしょうね。何か噂はないのですか。実話ではないので、どうにもなるような気がしますが。
蝶々夫人にはモデルになった人がいたようですね。長崎のグラバー邸で有名なグラバー夫人も「蝶々さん」と呼ばれていたのでその1人という説も。でも、自殺はしていないので違うのでは?
また「ある晴れた日に」をイメージして映画「慕情」のテーマ曲は作られたと言われていますね。初めて香港へ行った時にそのロケ地を巡ったことが懐かしく思い出されます。でも、慕情は男性(ウイリアム・ホールン)の方が戦死し女性が残される話でした。
所で、エストニアの指揮者は珍しいと思ったら力士の把瑠都もエストニア出身でしたよね。エストニアの人口を調べたら133万人でした。ちなみに、西東京市の人口も調べたら、この2月1日現在で198,896人(うち外国人3,507人)ですって。
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平櫛田中彫刻美術館 (ごようつつじ)
2017-02-15 11:39:09
じいじさまの相変わらずのタフさに感嘆しております。
イトイさん(糸井重里)が、高齢になった愛犬ブイヨンちゃんのことを「元気でいることがお仕事です」とよく書いていて、ごようつつじもこれを自分のことと思っていますけれど、じじさまのお元気さにはいつも脱帽です。

11日(土)小平の平櫛田中彫刻美術館へ行ってきました。
「ロダンと近代日本彫刻」展・ロダン没後100年記念の特別展を観がてら、お庭の梅なども見てこようと出かけてきました。
鷹の台駅から玉川上水緑道を歩いて約20分。
門を入ってすぐの庭に、今も置かれている巨大なクスノキ。直径19m、重さ5トンだそうです。
六代目菊五郎の鏡獅子像の後、武原はん像制作のために用意されていたものの、107歳で天寿をまっとう
され制作にいたらなかったクスノキです。
何度見ても圧倒されます。

「日本人にとってロダンは何者だったのか?」がテーマ。
これまでのロダン展は、ロダンが唱えた「生命の芸術」や芸術理論の継承という視点のものが多かったのですが、今回はロダンに対する否定や反発を新たな創造の契機にした作家もいたということで、近代日本彫刻史におけるロダンの影響を再検証し、ロダンの存在の大きさを再認識するという、興味深い展覧会でした。

個人的には、佐藤忠良さんの「群馬の人」にお目にかかれたのがうれしかったです。

田中さんは菊五郎の鏡獅子像を制作するために、まず筋肉の動きを写しとった裸像を試作していますが、菊五郎さんは、稽古の時いつもふんどし姿だったそうです。

昨日はバレンタインデーでしたが、ふん(2)どし(14)の日でもあったとか。しりませんでした。

お庭では、垂れ梅が満開でした。
ほかの梅は、三分咲きというところでしたが、福寿草が花開いていました。
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Unknown (エイム・ハイ)
2017-02-15 15:22:40
こんにちは

ごようつつじさんにつられて・・・じいじさんは小生の印象ではそんなにアチコチ出歩かれる人ではないと思っていましたが・・・暇とお金があれば・・・失礼、なんてね。でも移動は車なんでしょ。

小生は会社の昼休みにリハビリを兼ねよく散歩に出るのですが、道路をはさんで会社の向かい側の崖に階段であって(100段以上ありますよ)、今までそこは上ったことはなかったのですが今日初めてトライしました。
会社がある飯能はまだ自然豊かな地で、何年か前、その崖の上になんとカモシカが出たんですよ。会社から見えるので大騒ぎしたことがありました。今日も実は・・・上がってみたらただの道路でした。でも道路脇の草むらにカモシカが居たんでしょうね。

今、会社に若い米国の女性の人が2名来ていて、何やら作業をしていますが、昼休みに近くのお寺を見学に行くと行って出ていきました。小生はその歩みにはとてもついて行けませんので諦めましたが、若いっていいですね。
自然豊かで文化財のある飯能って素敵な所ですよ。

蝶々夫人の話は実は知りません。ピンカートンって米国人ですか。何度も米国は行きましたがそんな奴はいなかったなぁ。薄情な奴だったんですね。小生なら・・・

良い天気が続きますね。明日も行こうっと。

では
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