先週は5月だと言うのに真夏日に近い日もあって暑かったですが今日は曇り空で夜中に降った雨のせいもあるんでしょうね。平年並みの気温のようです。
センター陶芸教室。昨日でS・Hさんが卒業されました。丸2年間の活動でしたが結構沢山の作品を作られました。名残惜しそうではありましたが、センターには年齢制限があるので仕方ありませんね。私のお手伝いも、もう10年目に入りましたから、私の卒業も随分前のことになりましたね。毎年恒例の「東京都障害者総合美術展」は今年も8月初めに西武池袋で開催されるので、その出品作の制作でみなさん頑張っておられます。もうほぼ完成して余裕の方もいれば「ギリギリかな」と先生をやきもきさせている方も(*^_^*)まあ、こんな様子で毎年最後には間に合うんですがね。
そうそう、ブログを読んで頂いている人から時々聞かれるんですよ。「ゴヨーツツジさんやキューリー夫人さんはお元気なんですか」って。コメントが楽しみでしたよね。お二人ともにお変わりなくお元気なのでみなさんに報告しておきます。
新国立劇場の今月のオペラはヴェルディの「椿姫」です。16日の土曜日のマチネ公演を観て来ました。1853年のヴェルディ40歳の時の作品です。華やかなパリの社交界を舞台に高級娼婦ヴィオレッタ、高級娼婦と言うのは現代では理解しがたいかもしれないですが19世紀のパリでは貴族たちがパトロンになり、文化的にもレベルの高い女性たちがいたんですね。そのヴィオレッタの純愛と哀しい運命を描いたオペラです。日本名では「椿姫」と題されますが原題は「ラ・トラヴィアータ」と言い、「道を踏み外した女」と言う意味です。涙を誘う名アリアが随所にちりばめられており、とても人気の高いオペラです。「乾杯の歌」とかヴィオレッタの「あぁ、そはかの人か~花から花へ」ジェルモンの「プロヴァンスの海と陸」などが特に有名です。
ヴィオレッタはスロベニア出身でヨーロッパで活躍中のソプラノ、ベルナルド・ボブロ。アルフレードはイタリア生まれのアントニオ・ポーリ。ジェルモンはメキシコ生まれのアルフレード・ダザ。フロ-ラは山下牧子が登場し、みなさん素晴らしい声を聴かせてくれました。オーケストラは東京フィルハーモニー、指揮はカナダ出身のイブ・アベルさんでした。3幕ものですが30分の休憩1回を挟んで至福の3時間でした。