食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Drapeau tricolore フランス国旗

2012年05月16日 | ちょっとした事・話
先週、戦勝記念日があったフランス




凱旋門だけじゃなくて、





シャンゼリゼ通り全体が、Drapeau tricolore フランス国旗で彩られ。




で、

戦勝記念日が終わって。

のんびり屋さんなフランス人の事、

この国旗達がいつまで残ってるかな~、なんて思っていたら

翌日には、全て片付けられていた



ある一部を除いて。



その一部とは、

エリゼ宮前



エリゼ宮は、大統領官邸のこと。

ちょうど、戦勝記念日の直前に、フランスの大統領選挙があって。



戦勝記念日は、“新大統領お披露目の場”でもあるようで。

凱旋門には、第2次世界大戦の、“一般兵の遺体”が安置されている。

戦争でイチバン活躍し、大変だったのは、将軍でも、大佐でもなく、一般の兵士の皆さんで。

その事を忘れないようにって、凱旋門で、記念式典が開かれる。



そこに、旧大統領と新大統領が並ぶそう。



そんなワケで、



新大統領と、




旧大統領、発見



パトリック・ロジェさんのショーウィンドーに、いらっしゃいました




でね、

国旗が片付けられた3日後。



再び国旗が



今度は、新大統領、オランドさんが、大統領官邸・エリゼ宮にお引越しのパレードの為

じゃあ、片付けなくても良かったんじゃ…




シャンゼリゼ通りは、歩道も完全封鎖

騎馬隊が整列



で、前日、あんなに晴れていたパリ。

オランドさんのパレードの時間帯に、雨

その後、また、晴れた空…



オランド政権、どうなるのかな???

Prelevement 採血

2012年05月15日 | ちょっとした事・話
4月のはじめくらいから、咳が止まらない私




最初はね、風邪だったんだけど。

それから、咳だけが残っちゃって、今に至る。




で、今更ながらに、かかり付けのホームドクターの所に行ってみたら

『特に異常ナシ

…って




まぁ、一応薬はもらって、様子を見ようって事に。




で、

『あれ?

フランスに来てから、血液検査ってした事ある?』

と。



『どうせだから、やっておこう』

なんて言われ…。



検査ラボに行って来た



フランスの医療システムは、ホームドクター第一

救急車を呼ばなくちゃいけないような緊急事態を除いて、まずは、ホームドクターの所に行かなくちゃいけない。

で、ホームドクターの手に追えないと判断されたら、紹介状を作ってもらって、専門医へ。

そこでダメなら、次の、そして次の…。

最後に、総合病院みたいな所へ。



で、ほとんどのホームドクターは、アパルトマンの1室で開業しているので、検査設備はない。

だから、検査専門の施設に行かなくちゃいけない



ま、私の場合、家から5分の所だから、楽なんだけど。



そこが、朝7:30からオープン。

予約は出来ない。



なので、月曜日の朝、7:40に着いたら

39番目



“食事はとらないで”って言われたんだよねぇ…。



採血瓶、5本分、血を抜かれた





そんな朝の朝ご飯は



おいしいヴィエノワズリー


あぁ、生き返る




検査の結果は、1週間後。。。

Dominique Saibron ドミニク・セブロン

2012年05月14日 | パン屋さん
あれ

久しぶり?? 

な、パン屋さんのご紹介






Dominique Saibron ドミニク・セブロンさん




スーさんが、社割りで買った映画館のチケットが残り4枚…有効期限が今月中までだと気付き

おもしろそうな映画を探したら、ドミニク・セブロンさんの近くの映画館に到着。

で、帰りにパンを買いに来た訳で。





ドミニク・セブロンさんは、日本でお店を出して。

成功されて、パリに凱旋出店された方






パンの種類の多さにビックリ

我が家の近所のパン屋さんとは、レベルが違う








一目惚れで、このパンに決定



甘いもの系もあったけれど。

ちょっと、ビジュアル的に買うのをやめ…



このパン、おいしいんだけど。

皮が、“パリッと”というより、“ガッチガチ”



次は、別なパンに挑戦しよう

Pistacherie ピスターシュリー

2012年05月13日 | お菓子屋さん
たまに通る道に



あれ?

こんなお店、あったっけ??




Pistacherie ピスターシュリーさん

つまり、乾燥ナッツ専門店



ビール、食前酒のお供に欠かせない、ナッツ類。

日本でいう、ビールに枝マメ、みたいな



このお店、マレでも見たよな~

なんて思いながら、ショーケースを見ていたら。



懐かしいものを発見



見たカンジがね、

もち・クリーム” みたいで

日本にいた時、スーさんと私の大好物だった




思わず買っちゃった




実際は、もちクリームというより、雪見大福。



お味は、

雪見大福の失敗版



中のアイス部分はおいしかった。

文句無く



でもね~、

皮がね~

ガチガチで、放置していた、みたいなイメージ



雪見大福を、作った方に、食べさせたい気分


Jacques Genin fondeur en chocolat ジャック・ジュナン・フォンドゥ・オン・ ショコラ

2012年05月12日 | お菓子屋さん


いや~、

この席に着くまで、20分以上待ったような



そんな、人気店、

Jacques Genin fondeur en chocolat ジャック・ジュナン・フォンドゥ・オン・ ショコラさん



フランス、パリは、北マレ地区のはじっこ。

スーさんが、“毎回”、

『こんな奥だったっけ~

っていう位、ホントにはじっこ



そこに、

あるイミ、“理想型”のショコラトゥリー、パティスリー、サロン・ド・テが



広い、真っ白い店内。

ゆったりしたサロン・ド・テ。

螺旋階段…。


そして、その階段を上ると、大きな窓から日の光が差し込む、ステキなアトリエ(パティスリーの調理場)




さぁ、今日の目的は、



ババ・オ・ラム


ラムの風味を効かせたブリオッシュと、クリームの。

シンプルな、クラシックなケーキ。

(仕上げのアルコールは、ラムか、ウォッカから選べる




ジャック・ジュナンさんは、ケーキのお持ち帰りもやっているけれど。

このババ・オ・ラムは、お持ち帰り出来ない



それだけ、繊細。





あぁ、頼んで良かった




スーさんは、





サント・ノレ


3つのシューの中は、

それぞれ、キャラメル、バニラ、チョコのクリームが入っていて。

スーさんも、満足、シアワセ気分




ちなみに、

私も好きな、ジュナンさんのミルフィーユ。

お持ち帰り出来ますが、頼んでから組み立てるため、ショーケースには並んでいない

個人的には、サロンでお召し上がり頂く事をおススメ




※土日、午後は、とっても込み合いますので、お時間にゆとりをもってお出かけ下さい

PIERRE HERME PARIS ピエール・エルメ・パリ

2012年05月11日 | お菓子屋さん
もうね、



この袋は、お馴染みね





PIERRE HERME PARIS ピエール・エルメ・パリさん




今日のお目当ては、



これ

マスカルポーネと、いちご、そして、なんと、

わさび

の、マリアージュ



うん、春&夏向きなデザートね。



おいしい。

おいしいけれど。

デザートが、ピリ辛。



アリ、と、いえば、アリ…。



時々なら、

1年に1回位なら、食べても良いかもしれない。



新しいものを探していくと、こうなるのかね?



あ、あと、



形に惹かれて買った、チョコケーキ。

シンプルで、おいしいなぁ。



まぁ、上にのっていたスポンジは、アレだったけれど

これも、新しいものを取り入れた結果なんだろうね。



次の、“新しい挑戦”を、楽しみに



それにしても。

最近、ケーキ1つに、1つの箱な、エルメさん。

これで、保冷剤を用意してくれたら、完璧なんだけどなぁ。

エルメさんがコレやってくれたら、他のお店も追随してくれそうなんだけど




あ、フランスに、保冷剤なんて存在しませんから

あと、雨よけカバーも…



そして、



翌日の朝ご飯

Victoire 1945 戦勝記念日

2012年05月10日 | フランスの文化・風習
4月の半ばくらいから



凱旋門に掲げられているフランス国旗




5月は、ほぼ、毎週祝日があるフランス。




先日、5月8日は、

“Victoire 1945 戦勝記念日”

だった。



日本では、8月15日の終戦記念日。



その3ヶ月前、フランスでは第2次世界大戦が終戦していた訳で。



同じ歴史でも。

国によって、意味は異なる。



忘れては、いけない日。

FOUR SEASONS HOTEL George V フォーシーズン・ホテル・ジョルジュ・サンク

2012年05月09日 | おいしい歴史


FOUR SEASONS HOTEL George V フォーシーズン・ホテル・ジョルジュ・サンクさん




で、





アフラヌーンティー




お目当ては、モチロン、



コレー

女性なら、この銀器に憧れる方も多いのでは?




アフタヌーンティーは、イギリスのベッドフォード州で、ヴィクトリア女王の時代に生まれたもの。

その当時、イギリスの貴族社会では、1日2食、朝と夜にしっかりお食事。

お昼は軽~くしか食べない習慣が。

3時のお茶の時間、なんて、無かったから。

晩ご飯、つまり、イギリスでは、21時とか22時まで、空腹を我慢しなくちゃいけなかった



労働階級と違い、上流階級のご婦人達は、仕事なんてしないし、それでいいんじゃない?

みたいな?



この頃のイギリスのご婦人達は、

朝、子供やご主人を学校や仕事に送り出し、

一息ついて、お昼。

午後は、ご近所のご婦人達とのおしゃべりタイム。

そして夕方、コンサートや観劇、そしてオペラ鑑賞。

その後、晩ご飯、と。



そんな生活を繰り返していたベッドフォード公爵夫人、アンナ・マリアさんが、

『あー、もう

お腹が空いて、やってられないわー

と、(言ったかどうかは分からないが)、おしゃベリタイムを欠席



そして、

『お上品に盛り付ければ、おしゃべりタイム中に、何か食べても、お下品にはならないんじゃな~い?』

なんて、考えちゃって?



で、豪華な“ティー・セレモニー”を考案



なんていうのもね。

当時のイギリスは、厳格な作法&道徳観なんてモノが上流階級に根付いていて。

未婚の男女が1対1で会う事もNGで

人前で

『お腹空いた~』

なんて言ったら、品位を疑われ…



まぁ、そんな事言いながら、

フランス出張した殿方は、そっちでハメをはずしたり、なんて事もよくあったらしいから。

その辺は、いつの時代も、どこに行っても、同じなのかもね



そんなワケで、

他のご婦人方と一緒に、品位を保ちつつ、堂々とおやつが食べられるようにと、出来たティー・セレモニーは、ヴィクトリア女王の耳にも入り。

イギリス全土に広がって。



アンナ・マリアさんの洗練された“おもてなし力”が、そのまま、ティー・セレモニー = アフタヌーン・ティーの作法になったそうな



さて、

ジョルジュ・サンクさんのアフタヌーンティーは、


一番下に、



塩モノ



真ん中に、



ケーキ類


そして、

一番上に、



あったかスコーン達



スーさんと2人で、あっという間に完食



イヤ、予想以上においしかった



が、しかし。

2人で半分こ…、

じゃ、

お腹が満たされない



そして、

私の視界に、ずっと入っていた、



デザートワゴン




私のタルトと、




スーさんのカップケーキ



お互い、おいしかったんだけど

お互いのケーキを味見したら、

2人とも、

『そっちの方が、おいしい』

って



私、

この、





ラグジュアリーな雰囲気でカップケーキなんて…、

って思っていたけれど。

コレ、おいしかった




あ、

ケーキを取り分けている間に、




『これ、どうぞ

って、サービスのお姉さんが

こういう心配りって、良いなぁ




ケーキを食べ終わって。



『でもね~

と、スーさん。







『ここのスペシャリテ(得意なもの)は、アシェット・デセール(皿盛りデザート)なんだよ







なんで早く言わないの~



『イヤ、最初に言ってたし




ワゴンデザートっていうのは、ケーキ屋さんにあるみたいな、単品ケーキ。

アシェット・デザートっていうのは、レストランで食べるような、お持ち帰り出来ないデザートの事。




そんなワケで、



1つ頼んでみた



スーさんは、

『もう、お腹いっぱい

って事で、ナシ。



これね、

器の下の部分、真っ白でしょ?



最初は、コーヒー豆と、氷砂糖みたいなのが入っていて。

そこに、お湯を入れて。

氷砂糖みたいなものは、実は、ドライアイスで

食べている間、器から、ケムリがモクモク~

モチロン、とってもおいしい1品だったんだけど。

演出が、

“さすが、ジョルジュサンク~”

と、もう、感激&感動



と、いうことで、皆さんにおススメ

ワゴンデザートにも、心惹かれるでしょうが…、

アシェットデザートに、試す価値アリ

Il pleut... 雨。。。

2012年05月08日 | ちょっとした事・話
4月のパック(復活祭)が過ぎてからというもの




毎日、どこかで、必ず  が降っているパリ




日本みたいに、1日中雨が降っている訳じゃなくて、

降ったり、晴れたり、また雨が降ったり…。

もう、この1ヶ月、毎日こんな調子




丸1日晴れていたのなんて、5月1日の祝日…だけ

あの日は、良かったなぁ。



でも、パリの祝日なんて、ほとんどのお店がお休みで

買いたいものがあったのに、開いていたのは、カフェと映画館だけ




毎朝、メトロ(地下鉄)に乗って。

職場の最寄り駅で地上に出た時に、雨が降っていると、

ため息が出ちゃいそう



そんなある日、

雨の中歩いていたら




ウマに乗ったおまわりさんに遭遇。



雨の中、ウマもおまわりさんも、お仕事中。



うん。

私もがんばろう

Pains et Gourmandises パン・エ・グルマンディーズ

2012年05月07日 | お菓子屋さん
甘いものが好きな方なら




一度は言ってみたい一言。




『ショーケースの、端から端まで、全部下さい




言ってみた




ら、






























こうなった

軽はずみでも、こんな事、言うもんじゃないね




それでも、閉店近くで、タルト類やその他、売り切れているものもあったから、コレですんだ




あ、



オマケ



それにしても

コレだけ食べて、

ハズレが無い



全部がおいしい

シェフパティシエさんの、腕と味覚が良い証拠ね




で、

ケーキもおいしかったんだけど。




このパン

特に、黒っぽい方



おいし過ぎて、2本頂いて来たんだけど、スーさんと2人で、10分もしないうちに、食べきっちゃった




Pains et Gourmandises パン・エ・グルマンディーズさん

もし、ご近所に住んでいらっしゃる方は、一度、お試し下さい