FOUR SEASONS HOTEL George V フォーシーズン・ホテル・ジョルジュ・サンクさん
で、
アフラヌーンティー
お目当ては、モチロン、
コレー
女性なら、この銀器に憧れる方も多いのでは?
アフタヌーンティーは、イギリスのベッドフォード州で、ヴィクトリア女王の時代に生まれたもの。
その当時、イギリスの貴族社会では、1日2食、朝と夜にしっかりお食事。
お昼は軽~くしか食べない習慣が。
3時のお茶の時間、なんて、無かったから。
晩ご飯、つまり、イギリスでは、21時とか22時まで、空腹を我慢しなくちゃいけなかった
労働階級と違い、上流階級のご婦人達は、仕事なんてしないし、それでいいんじゃない?
みたいな?
この頃のイギリスのご婦人達は、
朝、子供やご主人を学校や仕事に送り出し、
一息ついて、お昼。
午後は、ご近所のご婦人達とのおしゃべりタイム。
そして夕方、コンサートや観劇、そしてオペラ鑑賞。
その後、晩ご飯、と。
そんな生活を繰り返していたベッドフォード公爵夫人、アンナ・マリアさんが、
『あー、もう
お腹が空いて、やってられないわー』
と、(言ったかどうかは分からないが)、おしゃベリタイムを欠席
そして、
『お上品に盛り付ければ、おしゃべりタイム中に、何か食べても、お下品にはならないんじゃな~い?』
なんて、考えちゃって?
で、豪華な“ティー・セレモニー”を考案
なんていうのもね。
当時のイギリスは、厳格な作法&道徳観なんてモノが上流階級に根付いていて。
未婚の男女が1対1で会う事もNGで
人前で
『お腹空いた~』
なんて言ったら、品位を疑われ…
まぁ、そんな事言いながら、
フランス出張した殿方は、そっちでハメをはずしたり、なんて事もよくあったらしいから。
その辺は、いつの時代も、どこに行っても、同じなのかもね
そんなワケで、
他のご婦人方と一緒に、品位を保ちつつ、堂々とおやつが食べられるようにと、出来たティー・セレモニーは、ヴィクトリア女王の耳にも入り。
イギリス全土に広がって。
アンナ・マリアさんの洗練された“おもてなし力”が、そのまま、ティー・セレモニー = アフタヌーン・ティーの作法になったそうな
さて、
ジョルジュ・サンクさんのアフタヌーンティーは、
一番下に、
塩モノ
真ん中に、
ケーキ類
そして、
一番上に、
あったかスコーン達
スーさんと2人で、あっという間に完食
イヤ、予想以上においしかった
が、しかし。
2人で半分こ…、
じゃ、
お腹が満たされない
そして、
私の視界に、ずっと入っていた、
デザートワゴン
私のタルトと、
スーさんのカップケーキ
お互い、おいしかったんだけど
お互いのケーキを味見したら、
2人とも、
『そっちの方が、おいしい』
って
私、
この、
ラグジュアリーな雰囲気でカップケーキなんて…、
って思っていたけれど。
コレ、おいしかった
あ、
ケーキを取り分けている間に、
『これ、どうぞ』
って、サービスのお姉さんが
こういう心配りって、良いなぁ
ケーキを食べ終わって。
『でもね~』
と、スーさん。
『ここのスペシャリテ(得意なもの)は、アシェット・デセール(皿盛りデザート)なんだよ』
なんで早く言わないの~
『イヤ、最初に言ってたし』
ワゴンデザートっていうのは、ケーキ屋さんにあるみたいな、単品ケーキ。
アシェット・デザートっていうのは、レストランで食べるような、お持ち帰り出来ないデザートの事。
そんなワケで、
1つ頼んでみた
スーさんは、
『もう、お腹いっぱい』
って事で、ナシ。
これね、
器の下の部分、真っ白でしょ?
最初は、コーヒー豆と、氷砂糖みたいなのが入っていて。
そこに、お湯を入れて。
氷砂糖みたいなものは、実は、ドライアイスで
食べている間、器から、ケムリがモクモク~
モチロン、とってもおいしい1品だったんだけど。
演出が、
“さすが、ジョルジュサンク~”
と、もう、感激&感動
と、いうことで、皆さんにおススメ
ワゴンデザートにも、心惹かれるでしょうが…、
アシェットデザートに、試す価値アリ