のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.866

2016-08-04 00:04:45 | 新しい子猫たち 







香奈オフィス内部にアメリカ政府のスパイがいると云う事は 香奈オフィス内部ではかなりしられていた。今回のタックス・ヘイブンでの資源探査でも何か見つかった時は 本社に直接報告するようにの決まりは、香奈オフィスのアメリカの責任者からの発案だった。どうもアメリカの香奈オフィス内部が一番疑わしいと思われていた。そのため本社のレアメタル事業本部に直接連絡を入れるようにしていた。











この時に新しいレアメタルは 兵器と云うか新しい爆弾の材料ともなりうるとは知られるようになっていた。ただ極めて純度の高い時だけ 軍事転用が可能となるために、高純度の精製装置は 国際的なルール、許可制で輸出される必要があった。











アメリカ政府は自国政府で ジブステートと呼ばれた州で採れた、高純度の新しいレアメタルは密かに 独占して入手して保管をしていた。ただアメリカは他国政府がこうした高純度の新しいレアメタルの新規保管は許さなかった。しかもアメリカにとっては庭のようなタックス・ヘイブンで採れた新しいレアメタルだった。大統領は新しいレアメタルの軍事転用を厳しく戒めていたがそれはそれだった。











この時 新しいレアメタルが見つかったとの報告はアメリカ政府の高官たちは知っていた。スパイは香奈オフィスの本社内部にもいた











アメリカ政府から 香奈オフィスのアメリカの責任者に対して、アメリカに近い所での新しいレアメタルの資源探査結果について連絡をしてほしい旨の依頼があった。勿論 曖昧にしての質問だったが、香奈オフィスのアメリカの責任者には、はっきりと分かった。









スパイは香奈オフィス本社にもいた。香奈オフィスのアメリカではどの程度いるのすら判らなかったので 本社報告に変えたのに。




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