のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.2250

2022-07-12 19:47:50 | 新しい子猫たち 
二人のジイサン達は 投資会社にゼニも溜まってきていたし、単純な投資会社ではなく将棋関係の仕事の斡旋もしていた この会社のスタッフたちに、この新人棋士が個人としてもナンダカンダと資金援助を出来るように考えて 配当を出す事にした。二人のジイサン達もこの金で 棋士や奨励会員たちに対局料だ指導料だと渡そうと考えた

この新人棋士は 自転車で 将棋会館によく来ていた。そして投資家でもあると言われだしていた。あの子の運用に任せていただけなのだが

この新人棋士はあの子には可愛がれた。あの子もよく似た考え方 将棋に対して真摯に取り組む人だと高く評価していた。この新人棋士は。本当は別の師匠がいるんだったが仲は疎遠だった。この新人棋士はあの子の教えをよく守った。才能が飛び抜けているのではないのに あの子のアドバイスを受け 真摯に努力していた。才能より努力の典型とか言われるようになり、又面倒目もいい事から 多くの奨励会員の世話をした。そしてやがて この棋士の弟子たちが増えていた。あの子の実質的な孫弟子となるとも云われ 実力ある若手がここに弟子入りするのだった。

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