のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1890

2021-06-19 00:13:51 | 新しい子猫たち 
将棋は 日本の伝統文化、あんな落ち着きのない子とか パチパチと縁台将棋のように指すのはどうかとか それに指し方も全く綺麗ではない。駒の並べ方も 大橋流でも伊藤流でもなく 好き勝手。猫の先生は そんな事には構わない。マウスを動かして指すような将棋盤にそもそもしていた。猫の手は駒並べるのには不向きなのだ。あの男の子もそんな事に対して関心もなかった。アマの大会は早指しなのでウロウロもしなかったし、出来なかったが今回は持ち時間が長く、そして研究手順通りに 相手が指してきた。


色々な批判も出た。それに AIと云うかソフトとの一致率が高いとか 離席が多すぎる とかの批判もあった。それに答えて 逆にあの男の子は部屋の中をウロウロして屈伸するようになったのはそういう理由もあった。それは逆に結構見苦しく、それにも批判があった。


ただ 強いのは事実、研究も凄い


みんな負けないように研究して それが猫の先生の網に逆にかかった。あの男の子はむしろ力戦タイプの将棋になると逆に自力の勝負となって、並みいる棋士と比較すると棋力の差が出るのだったが。


単に 子供で強いだけでなく、批判と最年少記録とかの話とかが ごっちゃになって かえって話題を集めた


今度の決勝トーナメントは香奈チャンネルの将棋チャンネルだけではなく、複数のネットテレビが放送した。ただ猫の先生の解説は群を抜いていた。作戦をあの男の子に授けた本人 イヤ猫だから、説明は正確無比。弟子筋の棋士もそれは判っていた。ここでの解説は正確無比なのだった。

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