のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1429

2018-03-08 00:33:43 | 新しい子猫たち 

アイツは元々は会計屋 そんなに深くは考えてはいなかった


 


採掘権の受け皿会社を作り、採掘権の収入で 社会福祉施設の維持が出来るようにと考えた


 


旦那も先祖伝来の山から得られる 採掘権で 一山あてたいと云う思いはなかったし、アイツにもそう言った。地元の役になる施設を作り、維持していければいい。おやっさんたちも旦那の思いに共感していた。


 


アイツはジブトラストまでひきづり出した のはこうした施設の維持には、採掘権だけに頼る 維持はどこか不安が残ると考えたのだった


 


紡績とかは 洋太郎のジイサンと話をしている間に出てきた。紡績と化学の間の微妙な確執はあって、洋治とか化学の会長にとっては、紡績が出資する程度は金額として小さいものだったので ウチも同額とかになったのだ、これは特にゼニ儲けしたいと云う狙いでは毛頭なかった。


 


治部ビルの小夜は 恵の気持ちを忖度した。社会福祉施設を作ると言っているのに治部ビルとして出資しないワケにはいかない。金額としては今や日本の商業ビル大手の治部ビルとしては少ないものだった。


 


香奈ファイナンシャルは 正人が香奈の気持ちを忖度した。


 


実際にみんな確認はしなかったが、それぞれの気持ちを忖度していくとこうなった。ジフトラストでさえ香奈の気持ちを忖度した。この話は管理の部長である常務の所まで上がらなかった。その下の部長補佐、その又下の人たちがそれぞれ上の気持ちを忖度していた、この程度の金ならば そのクラスでさえ ジブでは処理できるのだった。