のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1095

2017-03-30 00:07:04 | 新しい子猫たち 

あの創業者のジイサンは、会社の技術については自信を持っていた。若い人も育っていた。

以前のポロ会社の時の経理とか営業に比べると今は雲泥の差だった。ただ人間は、もっともっと と望むもので、会社として一体となっている所まではいかない、会社の管理として経理とか営業とかを一体となって、技術も含めての一体感が弱いと思っていた

経理の総括のオッサンと云うかジイサンもいい人だったし、この会社をここまで大きくしてくれた、財務もしっかりとしていた。このジイサンとも話をしていた。このジイサンもそうですね、総合的な知見を持つ若い人を育てなくてはと言っていた

この創業者のジイサンはピンときた。この人をウチの会社に貰おう。正人と政則の人を見る目はどんなものなのだろうと思っていた

一緒にいた 香奈ファイナンシャルの幹部にも言った。この人をウチの会社に派遣してくれませんか、経理部長も元々は もう一つの大きな銀行の出身者です。

この通信機器のメーカーにいた 経理のジイサンは香奈ファイナンシャル事務センターの幹部にとっても大先輩、初期の頃のメンバーでもあった。この女子社員の仕事はどうすべえと思っていたのもあって、いわば渡りに舟。こんな とつてもなくエライ ジイサンたちのした事に文句を言う正人ではない事は百も承知。あっと云う間にこの女子社員のマタマタ転籍が決まった。女子社員にとっても、今や世界的な通信機器メーカーで仕事するのに反対する気持ちは毛頭なかった。