傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

生方副幹事長の解任撤回・・・参議選が大事で、生方問題は小事

2010-03-24 04:53:32 | 生活の党・小沢一郎

生方副幹事長の執行部の解任方針が常任幹事会で「解任方針が撤回され続投」で決着と報道。
小沢幹事長は、記者会見で「参院選も控え、党の団結と協力が大事なときでもあるから、ぜひ、生方君もみんなと仲良く本来の副幹事長の職務に全力を挙げてくれと言った」と説明しましたが、「みんなと仲良く」が意味深ですね。

生方副幹事長の解任報道は、生方副幹事長の組織批判の言動は、常識的には、解任、左遷、除名処分に相当するが、小沢幹事長とすれば、「参議院選挙に向けた挙党一致」を優先したのでしょうが、小沢幹事長は「他人の悪口を口外しない」を人生訓としており、執行部批判は小沢幹事長批判であり、自分への批判で「処分」することを「良し」としないという心情であったのでしょうね。

本ブログ『「週刊朝日」記事:小沢一郎の人間像について・・・不器用な一徹の印象!』で、『小沢一郎 嫌われる伝説』の著者である渡辺乾介氏が「小沢氏は人物月旦に関わることは、一切漏らさない。」とし、
”「母親のみちさん(95年死去)は、一人息子が大臣の子として特別視されないよう、厳しく躾けました。
「男は言い訳をしない。人の悪口は言わない」という教育は徹底していた。
小沢はこの教えをいまだに厳格に守っているわけです。
」”
と紹介しました。

また、渡辺乾介氏は、

”「小沢が一番嫌い、しかも多用する言葉は「ご都合主義」で、政治家の「いい加減さ」をきらい、周囲にもそれを求める。
しかし、そこに人間性の広さや深さがあれば、共感が広がるのでしょうが、小沢は近い人にも「ありがとう」と言えない人で、サービス精神は完全に欠落し、だから嫌われるわけと語っています。
」”

と語っています。

今回の生方副幹事長の解任騒ぎは、側近(高嶋良充筆頭副幹事長)が小沢一郎なら「こう考える」と憶測し、良かれと、「生方副幹事長に辞任要求」したのでしょうが、小沢幹事長は自分への批判で、相手を処分することは「良し」としなかったのでしょうね。
マアー 小沢幹事長は「ありがとう」と言えない不器用であり、徹底した合理主義の一徹さは、誤解を生む、好かれない損なタイプの人間ですね。
そのことで、逆に、良くも悪くも「小沢神話」が醸成されてゆくのでしょうね。

とはいえ、小沢幹事長にとっては、生方副幹事長の言動は「参議選に向けて大事な時期に、なにをやっているのだ!」という思いはあったのは事実で、記者会見で「生方君もみんなと仲良く本来の副幹事長の職務を遂行を」と「みんなと仲良く」という語句で使っていますね。
暗に、生方副幹事長に忠告し、高嶋良充筆頭副幹事長を立てていますね。

生方副幹事長は、小沢幹事長から続投を要請されたので断る理由がなく、これまでと同様に党内外で自分の意見を広言すると語っていましたが、小沢幹事長が記者会見で話した「みんなと仲良く」という意味合いについては、語っていませんね。
これがジャーナリストあがり生方副幹事長の潜在的な気質で、自省がなく、自制意識が欠落した自意識過剰(自己顕示欲)のジャーナリストの高慢な体質ですね。

マアー、メディアは、小沢幹事長は金権独裁政治家というレッテルを貼ってきておりますので、生方副幹事長の子供体質の「自家中毒」症状を、小沢幹事長の権力集中させる独裁政治家と世論誘導の偏向報道ですね。

小沢幹事長の「政治とカネ」の問題の一つとされている「西松献金事件」の大久保秘書の公判はどうなっているのでしょうか?
当初は、3月中に結審する予定でしたが、「陸山会不動産疑惑事件」で、大久保秘書が起訴され、「西松献金事件」の結審が延期になった報道されていましたが?

「政治とカネ」に関わる小沢幹事長の「政治責任」は、何を指しているのか?


「余談」

本日 テレ朝の番組に、生方副幹事長が「小沢幹事長から続投要請があり、こちらから言おうとすると、話が終わり、一寸待ってくださいと執拗に話があると詰め寄ると、小沢幹事長から副幹事長会議で議論してくれと立ち去った」と語っていました。
マアー 小沢幹事長にとっては、生方副幹事長などは相手にしていないと思いますね。
組織の筋論から当然でしょうね。



1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
でも (honnto)
2010-03-24 15:06:14
小沢幹事長が記者会見で話した「みんなと仲良く」から、外れた方が怒っておられます。元格闘家の前田日明氏です。
永住外国人への地方参政権付与法案に反対の姿勢を示したことなどが原因で、
民主党の参議院議員選挙の公認(第1次公認発表では、内定者11人中1人だけ)公認されなかったからです。
結果、民主党からの出馬を諦めて、民主党&小沢幹事長への怒りを持っておられる前田日明氏・・・。
このことは、小沢幹事長にとって、「みんなと仲良く」に当たらない、些細なことかもしれませんが・・・。
この前田日明氏、七転び八起きの人生ですから、この後の、参議院議員選挙も含めての政治活動が気になります(政治への取り組み方が過去のアントニオ猪木氏、大仁田氏とは違うと思うので)。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。